花の名前・木の名前・名前の由来

草花や木についている名前の由来。誰が付けたか分からないけど、知って納得のもの、「?」のもの、いろいろあって、面白い。

アケビ細工・つるでかごを編む

2012年03月20日 | アケビ工芸

そろそろ芽ぶきの季節です。アケビ細工気になっていた「アケビ」の蔓を篭にしました。

アケビの余分なツルも、整理しなければ、どんどんはびこってしまいます。
カゴにできるのは、地際から伸びた、真っすぐなものが、編みやすいです。


くねくね曲がったものも、リースや篭の手用、又は「乱れ編み」には、使えます。
面白いものが出来上がる期待も出来ますが、今日は真っすぐな蔓を選んで編みました。

   ★… ‥★  編み方(十字組み)  ★… ‥★

縦芯、横芯を同数用意します。(少し太めの方がしっかりします)

立て3本横3本の、使い勝手の良い篭を編んでみました。

アケビの蔓 1.芯になる蔓を、十字の形に3本ずつ重ねます。
  芯は偶数です。

 2.網込み用の蔓を選びます。
  出来るだけ長めのものを使うと、繋ぎの手間が省けます。

 3横芯の3本にかぶせます。

 4網蔓を下縦芯の下からくぐらせ、次に左横芯の上からかぶせます。
 更に上縦芯の下からくぐらせます。

 5.この上下を交互にくぐらせる作業を、2周します。

 

アケビ細工

 《2周した状態で、芯の一部を切り落とします。》

 6.黄色の数字の「1」。右横芯1本を、網蔓の際で、切り落とします。
  (この位置まで引き抜いてもOK)

 7黄色の数奇「2」。網蔓の始まりの先端も切り落とします。

 これで芯が11本(奇数)になりました。

 8.芯の上、下を交互にグルグル編んで行きます。
  奇数なので、段ごとに上下が変わります。
 

 

アケビ細工 作りたい底面のサイズになったら、芯を立てて、更に編み進めます。

 粗めに編んでも、後でぎゅーっと縮める事が出来ます。
 上の方を広くしたい時は、芯を広げながら編み進めます。

   《止め方》

 方法1 芯を一定方向に倒し、横にくぐらせながら止める。
 方法2 真下に折り返し下の蔓に絡ませ、ふちを別に編む。
 などの方法で、始末します。

アケビ細工


 粗めに編んだものです。アケビの細工

 

 

 

 

左は私が2007年に、初めて編んだ、縦2本横2本の十字組です。
手前はアケビの皮の乾燥もの。
松坂木綿の上に飾ってみました。

★ アケビだけでなく「クズ」等の蔓類は、この方法で編めます。
  

☆2013年3月にも作りました。 右のアネモネ入りの小さなかごです。

    原発廃炉に向けて