花の名前・木の名前・名前の由来

草花や木についている名前の由来。誰が付けたか分からないけど、知って納得のもの、「?」のもの、いろいろあって、面白い。

原発リスク対応、日本とアメリカがここまで違っていた。佐藤暁さんのお話。

2011年09月13日 | 脱原発・原発廃止へ

13日の報道ステーション「原発私はこう思う」シリーズ

元GE技術者で、日本に安全性の情報提供も行っていたという、佐藤暁(さとし)さんが出演されました。
原子力の技術と安全を専門にするIACの上級原子力コンサルタントとして米国で働いている方です。

原発にとって「電源喪失は恐ろしい」。米国は3.4ルートは当たり前。7ルートのところもある。
日本が2ルートしか作らなかった理由として、「原発は安全」と言い過ぎてしまったので、今更多ルート化が出来なかったのでは。
アメリカは100万年に一度の災害に備えている。1000年に一度というのは時間はとても短い。

原発はリスクが大きい。
いったん事故が起これば、賠償金で償いきれるものではない。
日本にとっても人類にとっても、認められるテクノロジーではない。
「エネルギーが不足だから、原発を」というのは認められない。

原発にに従事していた方だからこそ、原発の持つ危険性が、人類が抱え込める規模を超えていると感じているのだと思います。                原発廃炉に向けて

 


ヘクソカズラ(屁糞蔓)・サオトメバナ(早乙女)・ヤイトバナ(灸花)

2011年09月13日 | 草花・植物

ヘクソカズラ「ヘクソカズラ」の名前の由来。何となく想像はできますが……。
アカネ科ヘクソカズラ属蔓性のこの花、何とも凄い名前です。
他にも「イヌノフグリ」「ママコノシリヌグイ」や「ボロギク」「ハキダメギク」など、かわいそうなひどい名前はありますが、ここまでのものは、他にないと思います。
花の綺麗さ、実の愛らしさからは、結びつかないこの名前ですが、やはり由来はあるのです。
                         

    ヘクソカズラ ヘクソカズラ 秋
                     2009.8.6仙台市 

《名前の由来》
ヘクソカズラ(屁糞蔓):
全草に漂う悪臭が、名前の由来です。これが正式名です。万葉時代は「糞蔓」とよばれていました。これだけでも十分かわいそうな名前なのに、江戸時代には「屁糞蔓」になっています。
サオトメバナ(早乙女花):花を逆さまにした時の形が、早乙女(田植えをする娘)のかぶる笠に似ていることから。
ヤイトバナ(灸花):ヤイトとはお灸のことです。花の中心部が、お灸の後に似ていることから。

茶花としても用いられますが、この時の名はもちろん「早乙女花」です。


へくそかずらそうきょうに 這ひおほとれる 屎葛 絶ゆることなく 宮仕へせむ 万葉集

                   茨に絡みつく糞蔓のように、何時までも宮仕えをしてやろうではないか

     原発廃炉に向けて