カメラを続けて20年!

子供の誕生を機にカメラを始めてそろそろ20年。もう子供も被写体になってくれず、あらたな被写体を求め模索中の毎日です。

緊急事態宣言で不要不急なんで撮影したマクロ写真でFinePix6800Zのレビューしてみました。

2020年04月26日 15時25分51秒 | カメラ

緊急事態宣言によりそろそろストレスもたまってきました。好きなことをやってストレス解消しましょう。ということで沢山撮ったFinePix6800Zのマクロ写真をつかって、カメラレビューをしてみようと思います。



2001年3月に発売された富士フィルムのフラッグシックデジタルカメラです。以下の特徴があります。

(1)映像素子に1/1.7型スーパーCCDハニカム301万画素(記録総画素数603万画素)を搭載

(2)35mm換算36mm~108mm相当の3倍ズームレンズを搭載

(3)ポルシェデザイン社における超美麗なデザイン

(4)音声付き動画の撮影機能。

(5)Webカメラ機能搭載。

(6)5コマ/秒での高速連射が実現

(7)メモリーカードは大容量スマートメディア128MB対応


2020年の現在、珍しくもない機能や、絶滅したどうでもよい機能、今でも色褪せない機能等々ありますが、順に説明していきます。


(1) 映像素子

今はほとんど採用されないというか絶版になったのでしょうか、スーパーCCDハニカムを採用しています。

難しいことはわかりませんが、画素数が大きければ画質も良いといわれていた300万画素時代に600万画素と未来を見せてくれたCCDでした。当時「すげぇ〜」と思ったものです。

実際リアルでは300万画素をソフトウェア補完で600万画素と読んでるといって物議を醸し出していました。


(2)36mm〜108mm相当の3倍ズームレンズ。

映像(TV)関連の業種の方が「フジノンレンズ使ってるんだ、イイね」といっていたことが印象深いです。


(3)ポルシェデザイン社による超美麗なデザイン

これは筆舌できない部分であるため、是非写真をご覧ください。


まるでアルミの無垢材を削り出したような曲線美です。

残念ながらプレスでの加工ですが非常に素晴らしいです。



モードダイヤルに施された四角錐のモールドが工業製品の美を醸し出しています。



レンズカバーに「DESIGN BY F-A-PORSCHE」の文字が。

カメラとして使用していない時に主張する。

その精神が粋ですね。


(4)動画撮影機能

当時は珍しい機能だったことを覚えています。

カメラでビデオが撮れるなんて!でもQVGAサイズ(320x240)というかなり低い解像度でした。

地デジが2011年からですから、2001年はブラウン管全盛で液晶テレビ?液晶モニタ?なんて本当に未来の機材だった頃です。QVGAサイズでも使える画質だったのです。


(5)Webカメラ機能

このFinePix6800ZはWebカメラの機能もついています。この機能は今では珍しい機能ですね。

取扱説明書を見ると付属ソフト(多分 FinePix Viewer)上で利用できると書いてあったので、わざわざXPパソコンをセットアップして、FinePix Viewerをインストールして試してみましたが、持っていたバージョンが5.4だったため「PCカメラ」を取り扱う機能が省略されていたようでした。

XP上ではデバイスマネージャで確認するとWebカメラとして認識されているのでコントロールパネルから登録を試したところ結局ドライバがないため認識せず。

使えるようになったところで、まぁそれだけなんですが。。。。なので諦めました。


(6)5コマ/秒での高速連写

なかなかの連写性能ではありますが、面白い仕様になっていまして、モードダイヤルの連写に合わせてシャッターを押っぱなしにすると0.2秒間隔で1秒間、計5枚撮影され、液晶モニタに表示されます。その中で「どれを残しますか?」と聞いてくるのでその5枚の中から1マイを選ぶという方式です。「全部残したいんですけど」という意見は聞き届けられません。子供の写真を取られている方たちなんて、当時良い写真が5枚全部取れたのに1枚しか残すことができないの?そりゃないよ。と嘆いたと思います。

でもこの機能、この後の機種にも搭載されていた記憶があります。好評だったんでしょうか!?


(7)大容量スマートメディア対応

現在は絶滅したスマートメディアを採用していたカメラです。とにかく大不評のメディアでありますがそれだけのシェアを持っていた証ですね。デジタルカメラの黎明期をCFと共に支えたメディアです。



スマートメディアカバーのノッチも凝ったモールドが施されています。この部分もポルシェデザインでしょうか。


機能別で説明しましたが、このデジタルカメラの最大の特徴、見せ場、気に入っているところはやはりデザインです。掛け値なしでカッコイイ。「滑りやすい」「縦型は持ちにくい」などネガティブな意見もありますが、この格好良さにはかないません。文句言うなら使うな。的なオーラを出しまくっているデジカメはあまりないのでは?


またFinePix 4700Zから引き継いでいる十字キーと合体したバックライト付きのステータスパネルがホント未来的。このデジカメが20年近く前に販売されていたことが脅威だと思いますし、大衆に受け入れられなかったのもわかる気がします。



グリーンのバックライトが格好いいですね。


最近ではないですが作例を紹介します。



スカイツリーを隅田公園から撮影しました。台東区側はここが一番見晴らしがいいです。



桜木町・ワールドポータースをを望みつつ、遠近感を意識して撮影しました。


富士フィルムらしい鮮やかな発色は2001年当時から特徴だったのですね。諸般の事情でFinePix F100fd以来富士フィルム製のデジタルカメラを購入する機会がありませんが、コンパクトカメラからもほぼ撤退している今となってはさみしい限りです。


※諸般の事情:メインのカメラが一眼レフになってしまったことでコンパクトカメラを購入する機会が減ってしまったため、必然的に富士フィルム製品を購入する機会が減ってしまったことや、CASIO製、CANON製がより安価であったことも理由です。


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1 コメント

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Unknown (PEANA2)
2020-04-27 21:26:37
こんばんは。
当方の日記にコメントありがとうございました。
同じカメラを使用されているとのことなので覗かせてもらいましてビックリ。
私、過去に4800Zを愛用していました。
https://blog.goo.ne.jp/inoue7890/e/1d80e0fb9ed33b26e8f04f9320d7a7ba
↑にも書いてる通り、当時は個性的なデザインとキレイな写りでとても気に入って使っていたのを覚えています。
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