2週間の夏休みを終えて
元気な声が戻って…くるはずが
コロナ感染が尾をひいています
なかなか全員の顔を見られません
夏休み前に 皆で作った「はらぺこあおむし」
これは やっと完成しました
男の子にまかせたら
たいそうユニークな顔の蝶々になりました
う~ん…カワイイ蝶をイメージしていたのですが
しかし
既成概念にとらわれていてはいけません
なんか愉快です
自由にたのしんでいる
そんな工作ができました
ほら 陽気な気分になるでしょ
それ とっても大事なことですね
みなさ~ん
あの青虫たちは
たくさん食べて こうなりましたよ!
長谷川先生からのメッセージです
【夏の終わり】
夏休みも終わり、本格的に2学期が始まりました。コロナ禍以前からでしたが、同じ東京都でも、例えば同じ地域でも、学校によって、夏休みの終わる日が違っています。昭和な私は、やっぱり2学期は、9月1日始まりがいいなぁと思いますが。
私と言えば、この夏休みは、まさにコロナな夏休みで、帰省もできないまま、ステイホームでした。
あー、なんて残念な夏だったのでしょう。友達にも実家の母にも、甥っ子にも会えなかった。予定していたブルーベリー狩りもキャンセル。家族も含め、お休み中に全てが終了したのがせめてもの救いでしたが。
自粛期間明けに一日だけ、ここぞとばかりに、北鎌倉に行ってきました。
画業50年を迎えられた、葉 祥明(よう しょうめい)さんの美術館が目的地です。あじさい寺として有名な明月院の手前にあります。今までに、何度か行ったことはあるのですが、画業50年ですから、
お祝いの意味も込めて伺いたかったのです。葉さんの画に初めて出会ったのは、おそらく、詩とメルヘン
という、月刊誌。アンパンマンなどの作者で知られる、やなせたかしさんが編集されていた雑誌です。
葉さんが描くのは、水平線、あるいは地平線。空、海、小さい生き物や、植物。画としては、とても単純で、わかりやすい画です。色使いもとても柔らかく、原色をそのまま乗せたりしていないと思います。私が、感じるのは、どの画にも風が吹いているということ。ずっと吹かれていてもいい、心地よい風です。一目で好きになりました。
たくさんの絵本も出版され、たくさんの本の挿絵も描かれていらっしゃいます。
美術館に行くたびに、原画展の画を見るのはもちろん、置かれている本を読んだりで、2時間近く滞在
しています。葉さんの画には、癒し、ヒーリングという言葉が似つかわしいようで、感想をしたためるノートによく書かれています。画の中に、広い心地よい空間を感じて、気持ちが楽になることは確かです。いつか、阿蘇高原にある美術館にも行ってみたいと思います。
葉さんがことのほか大切にしている色は、ブルー、青です。私たちの地球には青がたくさんあるのだと、冊子に書かれていました。空、海・・・。だから、宇宙から見る地球は青いのですよね。いまさらながら、納得の一言でした。
さて、2学期の始まり。この夏休みは、旅行に行ってきた子が多いです。休み明けの子どもたちと、楽しかったことの話をするのは、とても、楽しい。そしてそして、葉さんの画のように、音楽が、ピアノを演奏することが、みんなの役に立つ日が、癒しになってくれる日がきっとくる、楽しみになる日がきっとくると信じています。さあ、もうレガロの事も考えないと。と夏休みに皆で完成させた、ちょうちょを見ながら。
長谷川 典