はやくも7月です。
6月は緊張して過ぎていきました。
何をすれば安心してレッスンができるのか…
とにかく消毒、すぐに換気、
それは簡単なことです。せっせとやりましょう!
問題は、子どものソーシャルディスタンスです。
友だちに会えてうれしくて、お話したくて、
でも、我慢しています。
「離れてください」なんて言いたくないのが正直な気持ちです。
スタジオの床にマークをつけました。
「好きな印の中に入りましょう」
これなら言える。
子どもたちも、楽しく距離をとれました。
長谷川先生からのメッセージです
【初体験】
2020年も半分が過ぎようとしています。少しずつ、当たり前の日常が戻りつつありますが、以前と同じになるには、まだまだ時間がかかりそうです。
新しい生活様式をレッスンに持ち込むとどんなことが出来るのか、どんなレッスンをしなければならないのか・・。考えつつのレッスンです。
教室は4月いっぱいお休みさせていただきました。5月は、4回のレッスンのうち、2回は教室でピアノのみのレッスン。そして、2回はお試しということで、リモートレッスン、オンラインレッスンというものをさせていただきました。
友達の中には、ずいぶん前から取り入れてレッスンをしている方もいて、アドヴァイスももらいました。インフルエンザ明けの外出禁止期間や、旅行先からなど、かなり頻繁に行っていて、手慣れているようで、びっくりしました。
何しろ私には、初体験。そもそもビデオ機能を使っての通話すら、したことがなかったので。
最初は時間が近づくと、そわそわどきどき。
まずは、画像や音声の状態を確認するための時間として「よ~く聞いてね」の問題をやってもらいました。音楽は、聞くことがとても大切ですから。これが、意外と面白かったようで、考えた甲斐がありました。
一緒に対面で行うレッスンでは、次の課題を予習して、一緒に弾いたり、ノートで学習する時間も持てます。が、画面越しでは、ちょっと無理かと思いました。代わりに、弾いている曲にまつわるエピソードを伝えたり、作曲者に関してのクイズを出したり。スケッチブックや、大きめのノートが大活躍してくれました。
お試し・・ということで、事前に演奏動画を送ってもらって、そこからレッスンにつなげた生徒さんもいます。あらかじめ送ってもらうと、指使いなど、確認しやすいところもあり、こんなレッスンもできるんだなあと、オンラインならではの良さも発見しました。
オンラインは気軽でしょ・・・と友達から言われたりもしました。いえいえ・・・、決してそのような事はありません。
少なくともレッスンする曲を弾き、指使いを考えて、リズムの難しい部分などをピックアップ。そこからその子に合わせたレッスン内容のポイントを絞っておく。そこまではやっておかないと、画面上ではうまく伝わらないと思いました。学校や学習塾の先生なども、大変なご苦労をされていらっしゃるのだろうと実感しました。
今後、コロナウイルスの第二派、三派によっては、また、登場するレッスン方法ですが、その時が来てもいいように、それまでにはネタを増やして、もっと腕を上げておこうと思います。
そして、6月。学校の分散登校も終わりそうです。教室でもクラスを半分に分けて、リトミックも始めました。そして、いつも夏休みに全員で集まって、工作したり、お弁当を食べたりという時間があったのですが、やはり、今回、人数と教室の広さのバランスを考えると、それは無理なようです。代わりに、少人数でできることを企画中です。
歴史年表に残るであろう、このコロナ年。リトミックレッスンもピアノレッスンも、試行錯誤して、新しいことを取り入れていきたいと思います。何ができるのか、どんなことが出来るのか、どんなことをしたらいいのか・・・皆さんにも教えて頂きたいと思います。
長谷川 典