スタジオ便り

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新年度!始動

2024-04-12 11:04:50 | 日記


年々早まってる桜の季節が 
今年は遅れましたね
おかげで 久しぶりの桜の入学式です
緊張と興奮で高揚している子どもたちの姿に
桜の花のなんと似合うことでしょう!
新年度の始まりです
楽しい音楽の時間をすごしましょう

長谷川先生からのメッセージです

【のび太の地球交響楽】
いや~面白かった~の一言につきます。アニメ映画は、もともと好きで、もちろん、ドラえもんは子どものころ、見ていました。番宣で交響楽と聞いた時から、見なくちゃと思っていました。自分の春休み初日に行ってきました。子どもたちは、春休みに入るか入らないかの微妙な日程でしたので、それほど混雑もしていなくて、ど真ん中の席で、見てきました!
ピアノや楽器、そしてCDやラジオから流れる音楽は、何気に毎日聞いていますし、音楽ではない音、日常の騒音、雑音。いろんな音であふれています。この映画は、音楽の方ですが、それが世の中から一切なくなったら、と言うストーリーでした。のび太君が音楽の時間にリコーダーがうまく吹けなくて、音楽の授業が無くなればいいのに・・。とそんな願いから、ドラえもんの道具を使い、音楽の授業どころか、日常生活から音楽が全く無くなってしまいます。

そもそもこの映画の発想がすごいっと思いました。そんなこと、考えたこともなかったですから。そしてそして、お見事と拍手喝采したくなったのが、オープニングです。音楽の起源、何千年をわずか3分ほどに凝縮。太古の昔の、打楽器の素となった太鼓。木や動物の骨から笛が生まれ、これが今の管楽器の始まり。単に合図だった声は、多声部となり、必要から楽譜が生まれ、4本線のものから、現在の5本線の楽譜が誕生します。何かをはじいたり、こすったりしたときに生まれた、弦楽器。いや~音楽の歴史を知りたい方は、オープニングだけでも見るべきです!

映画の中で、いいなぁと思ったのは、これはドラえもんの道具ですが、身分証明書のようなものがあり、その肩書がランクアップすると、演奏も上手になっていくというカード。
初心者→アマチュア→プロ→ヴィルトゥオーゾ。その肩書に見合う演奏力が身についていきます。
ピアノはもちろん、楽器演奏は練習時間に比例して上手になります。ま、いくら時間をかけたからと言って、誰でもが、ヴィルトゥオーゾになれるわけではありませんが。でも、時間をかけて仕上げたものは、結構、いつまでも覚えていますし、勘を取り戻すのも比較的早いかと思います。まぁ、楽器演奏に限らずにこれはすべてに共通して言えることですが。でも、いいなぁ、一度、ヴィルトゥオーゾ証明書を持って、演奏してみたいなぁ・・。
最後には、音楽が戻ってきて、皆の演奏で楽しく終わります。

音と音楽。同じようで、まったく違うものです。昨年亡くなられた、坂本さんのドキュメント番組を見ましたが、その中の彼の言葉で染みたのは、病気の治療で苦しかった時には、音楽は聴けなかった。雨の音の音源を聞いて過ごしていたというものです。音楽を生み出す側の方ですから、音楽に対して、私たちには理解できない思いもあるのでしょうが、何時間も何時間もひたすら雨の音を聞いていたそうです。
リトミックは、音楽に対してももちろんいろんなアプローチをします。でも、単に音を聞くことからも始めます。音と音楽。そろそろ楽譜も読めるようになってきた小学生たちに、きれいな音を出していってもらいたい・・と思いました。
                                                                      長谷川 典
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