訃報 坂口良子さん 「愛の装飾」の、あのシーンがずーっと頭に残っています。

女優の坂口良子さんがなくなられたとのこと。

多くのＴＶドラマや映画にも出演されているが、私が思い浮かぶのは
ただひとつ、「愛の装飾」という学生時代にみたテレビドラマ。
それも、その番組を選んでみたわけではなく、たまたまテレビの
チャンネルをまわしていて気になって、なぜか、ワンシーンの映像だけ
頭に残っている。

共演していたのが、池上希実子。「黒岩重吾」作。タイトルは
宝飾か装飾かはっきりしなかったので、

『坂口良子　池上希実子　黒岩重吾』

で検索すると、ズバリ一発で、一番最初にできてました。

『愛の装飾 - ドラマ詳細データ - テレビドラマデータベース』

ストーリーは、
『中年男性と純粋な青年との間を微妙に揺れ動きながら、
　いちずな愛を求めるヒロインの姿を、汚職がはびこる建設業界を背景に
　描くサスペンスタッチのラブロマン。』
とのこと。他の出演者からみると、中年男性は、パネルクイズの
児玉清だろうか？


思い出にのこっているのは、温泉？岩風呂？のシーン。

坂口良子と、池上希実子が、体育座りで、湯煙も立つ、広めの温泉？
岩風呂？のほぼ中央に、「ハ」の字型で浸かっていて、なにやら、
ゆったりと、お話しているところ。「どう思う？」「絶対ＸＸよ。」
みたいな、推理をしている感じのセリフだったような記憶。

このシリーズは６回で、1-4回が、須川栄三監督、5,6回が小沼勝監督。
ふたりとも映画監督だ。だからというわけではないが、あのシーン
かなり、できがよかったのでは？

あれから３０年、これほど記憶に残る入浴シーンは思いつかない。
そして、それ以来、名前のとおり、良い印象をもちつづけて
いたのだが、今回おなくなりになったと聞き、あまりに急で驚いた。

私にとっては、お姉さん世代。なんだか、私も、自殺とか事故で
死ぬ年代から病気で死ぬ年代にはいってきたのかなあという感じがした。
でも、早いよなあ。５７歳。

記憶に残る、名場面をありがとう。