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もっきぃの映画館でみよう(もっきぃの映画館で見よう)

年間100本の劇場鑑賞、音声ガイドもやってました。そんな話題をきままに書きます。ネタバレもありますのでご注意を。

フーズ・ザット・ガール  80年代マドンナの魅力が爆発する、ラジー賞ノミネート作品

2007-11-10 14:12:53 | その他(洋画)
タイトル:フーズ・ザット・ガール、 原題:Who's That Girl 1987 アメリカ
ジャンル:アイドル、マドンナが演じるハチャメチャ・ラブコメ 
DVD鑑賞:期間限定の1500円版で買いましたが、今は3440円(Amazon)
満足度:70%
おすすめ度:65%:マドンナファン必見

◆序
ラジー賞のワースト作品賞にノミネートされ、マドンナはワースト主演女優賞に
輝いた作品。でも、DVDジャケットのマドンナは、いかにもらしいいでたちだし
好きな曲「コモーション」が聞けるし、期間限定廉価版だし・・
というわけで買いました。

◆冒頭3分40秒
※なんともキュートなアニメーション。マドンナの歌う「コモーション」が流れる。

製作会社ワーナー・ブロスのマークを開いてでてきた、マドンナ。
上下つなぎ、黒のタイトのミニスカート。真っ赤な鞄と唇。濃いつけまつげに
濃いまゆげ。白髪にブルーの大きな瞳。ポーズをとると、落下して地上に降り立つ。
再びポーズをとって、大通りを気取った感じであるきだしたところで、画面したに
赤字でマドンナ。大通りを向かってくる車が、急ブレーキを踏んで洪水のように
クラッシュする様が黒字に白の線画になって、メインタイトル WHO'S THAT GIRL

※ここからは、物語と密接に結びついています。「コモーション」流れつづける。

つるっぱげのチビが大柄な紳士へニヤリと笑って何かを渡す。その様子を若い男が
写真に収める。写真を、貸金庫にしまい、はしりだす若い男。
さきほどのチビとデブ(ギャング風)、拳銃をぶっ放しながら追いかける。
街角で時計をみて立っているマドンナ。いきなり若い男に手をひっぱられ一緒に
走り出し、キーを手渡される。若い男にバイバイと手を振ってして娼婦ルックの
仲間達と合流。軽く路上でダンス。再び街をあるきだす。

夜、チビが若い男にナイフで襲い掛かり、デブがかついで車のトランクに入れて
立ち去る。マドンナがやってきてその車に乗り込む。バックミラーにチビとデブ。
ハットしてスピードをあげるマドンナ。警官に止められて、トランクを開くと、
若い男の死体。目を大きく開き、口をおさえて驚くマドンナ(がとてもキュート。)
後ろ手に手錠を掛けられた指にひっかかているチェーンの先で、若い男から
あずかったキーがゆれる。

※ここで、実写にかわる。「コモーション」が徐々にフェードアウト。
字幕 その4年後
青い囚人服の上でゆれるキー。チェーンを握る手。つめには濃い赤のマニュキュア。
うつむいて座っているマドンナ。背景は鉄格子。

男『ニコール・フィン』(マドンナのこと、以下Nで示す。愛称はニッキ)
N『私です。』顔をあげる。
男『当委員会は報告書を検討した結果・・・・・』
Nの前には、長い木の机。お堅い感じのスーツ姿の男女4人。部屋の端には警官。
男『仮釈放にします。何か質問は?』
N『たばこすっていい?』
男『ああ、いいですよ。』Nたばこの煙をすーっと吹いて『サンキュー』
女『ミスフィン。仮釈放は条件付きです。すぐにバスに乗ってペンシルベニアの
  実家へに向かうこと。保護司のところへ行き、以後2週間ごとに連絡をとること。
  質問はありますか?』
N『ええ。マスカラある?』とにっこり笑う。

◆ストーリー・背景
冒頭のN(マドンナ演じるニッキ)を、刑務所からバス停までじきじきに送り届ける
ようにと命令を受けるのが、税務弁護士のロードン。ロードンは、明日が結婚式で、
その花嫁の父(仕事の上でも上司で大金持ち)から命令を受けて、刑務所へと向かう。

◆感想
荒唐無稽、三文小説。でもそのなかで、様々なキャラクターがみごとにちりばめ
られ、輝いてます。特にマドンナ。ほとんどはパッパラパーで、ワンシーンだけ
淑女を演じていますが、いずれもマドンナの魅力爆発です。やりたい放題の
キャラクターをみていると80年代はマドンナの時代だったんだなあと思えるほど。
一方、共演のクリフィン・ダンもこれまたまじめで若くて有能な弁護士(税理士)を
好演。対照が際立ってます。

この他、登場人物のほとんどが、どこか変。
花嫁さんは、運転手フェチで一体なにを考えているのかわからんキャラ。
追っかける刑事二人の微妙な関係。
絶滅する種を救うためにニューヨークに熱帯雨林をつくる不動産王。
肉体だけでとんまな宅配運転手。
絵に描いたようなギャングの二人。
さらに、ピューマ(ロードンが不動産王にとどける)が重要なところででてきます。
全編を通じてのりのよい音楽で、冒頭の「コモーション」(騒ぎ、混乱の意味)通り
ハチャメチャな騒動が繰り広げられていきます。

残念なのは、ほぼラストの結婚式のシーン。もっと盛り上がっていいはずが
ハチャメチャぶりが散漫な感じになってしまってます。でも、全般的には
十分楽しめました。

◆収録曲:以下の3曲はマドンナの歌が、ゆったりとはいっています。
冒頭:「コモーション」アニメとともに
23分あたり:「キャント・ストップ」:ロールスロイスに乗ったニッキが、ロードンとの約束を無視して暴走運転する場面。貨物列車と競争。
64分あたり:「ルック・オブ・ラブ」:預かったピューマを逃がしたロードンが不動産王にあやまりに街をあるく場面
エンディング:「フーズ・ザット・ガール」

◆追伸
最近、英語教材としてDVDを使ってます。映画にでてくる単語を覚えて
ボキャブラリーを増やそうという試み。以下の、ブログにも載せてます。
http://blog.goo.ne.jp/mokky999/e/372e04459cecbcfecfe7146febb242f4

ではまた。


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