十八史略を読む-68 戦国の七雄-6 燕 その5 秦王暗殺未遂の背景
「十八史略:徳間書店発行、丸山松幸、西野広祥編訳、1987年7月九刷」から
恵王の後、武成王、孝王を経て、王喜(き)の代となった。
喜の太子丹(たん)は秦の人質であったが、秦王政(せい:後の秦の始皇帝)に冷遇されたため、怒って燕に逃げ帰ってきた。
丹は復讐の念に燃えていた。
折しも秦の将軍、樊於期(はんおき)が罪に問われて燕に逃げてきた。
衛の人、刑軻(けいか)が頼りになると聞いた丹は刑軻を招き、刺客として秦に送り込もうとした。
この時、刑軻は「樊将軍の首を手みやげにし、さらにこれに肥沃の地督亢(とくこう)の地図を添えて秦王に献じたいと存じます」と条件を出した。
丹は樊将軍を殺すのに忍びない。首を縦に振らなかった。
そこで、刑軻は密かに樊将軍を訪ね「将軍の首を頂戴し秦王に献ずれば、秦王は喜んで引見します。その機に左手で袖をつかみ右手で胸を刺す。こうすれば、将軍の仇も報いられる。燕も恥をすすぐことが出来ます」と遠回しに言った。
これを聞くと将軍の樊於期は大きくうなずき、自ら首をはねた。
太子は報を聞いて駆けつけ、死体に取りすがって男泣きに泣いた。それから首を桶に詰めた。
「十八史略:徳間書店発行、丸山松幸、西野広祥編訳、1987年7月九刷」から
恵王の後、武成王、孝王を経て、王喜(き)の代となった。
喜の太子丹(たん)は秦の人質であったが、秦王政(せい:後の秦の始皇帝)に冷遇されたため、怒って燕に逃げ帰ってきた。
丹は復讐の念に燃えていた。
折しも秦の将軍、樊於期(はんおき)が罪に問われて燕に逃げてきた。
衛の人、刑軻(けいか)が頼りになると聞いた丹は刑軻を招き、刺客として秦に送り込もうとした。
この時、刑軻は「樊将軍の首を手みやげにし、さらにこれに肥沃の地督亢(とくこう)の地図を添えて秦王に献じたいと存じます」と条件を出した。
丹は樊将軍を殺すのに忍びない。首を縦に振らなかった。
そこで、刑軻は密かに樊将軍を訪ね「将軍の首を頂戴し秦王に献ずれば、秦王は喜んで引見します。その機に左手で袖をつかみ右手で胸を刺す。こうすれば、将軍の仇も報いられる。燕も恥をすすぐことが出来ます」と遠回しに言った。
これを聞くと将軍の樊於期は大きくうなずき、自ら首をはねた。
太子は報を聞いて駆けつけ、死体に取りすがって男泣きに泣いた。それから首を桶に詰めた。
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