モデル倶楽部の機械加工日記

一年およそ355日工場で活動中。鉄道模型や仕事、バイク、クルマ、安旨グルメなどをつづってまいります。

プラ幌試作

2022-01-31 20:16:11 | 16番 電車
電車の中間連結面にもある程度こだわるために
シンプルな幌と渡り板は必要で早速 t3ABS で試作し
タミヤサフェーサーを吹きました。
結論は・・・・・採用決定! です。

貫通路下辺は上に移動しますのでご安心ください。↑









量産プラ幌を参考にスジ彫りピッチは0.4ミリとしました。






幌内側もスジ彫りです。












四箇所の突起を妻板スリットに差し込みゆがみ防止。
実車の幌のブカブカ状態とは異なり
カタチが整いすぎてもこれは模型的に ”あり” でしょう。
幌はt2.5、突起0.5 でt0.5妻板内におさまり車内に出っ張りません。




試作幌を検討の結果、幌上辺の角度を若干増し
長円突起x4箇所 →→ Φ0.5突起x6箇所 に変更しました。




右が上辺角度変更 および 幌幅0.75→0.8 の量産幌です。
 

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電車足掛け完了

2022-01-31 15:46:46 | 16番 電車
電車足掛けの第三ロットをもって量産完了とします。
工場内が10℃前後で午前から晩まで一定のため
日にちを跨いでも室温変化によるズレが発生せず安堵します。(いい機械です)






貴重な快削真鍮t0.3をギリギリに詰めました。
面取りが効いています。






こちらは早く作りたかったABS樹脂の自作幌(水色)で上辺を弧ではなく鈍角にして
キットでは省略された幅広渡り板を差し込みます。
プラ成型幌の内側は金型抜きの都合でツルンとのっぺらぼうなので
幌の内外に”しわ”のスジ彫りをトライします。
幌上にスリットを彫り帯板を落とし込み、水切りの凸を強調します。
”各自工夫せよ”キットをマニアさんが喜びそうな仕様で進めます。






先日カツミさんの旧ロット8500をお持ちのマニアさんに
段付き妻板を送りフィット具合のチェックをお願いしたところ
肩R部分の輪郭を少し拡大するとOKとの回答を頂きました。
という訳で 軽量車・丸い肩のお面も発売予定に入れましたので
プラ窓入信予定のマニアさんはお待ちください。
軽量塗り屋根車は車端までt0.5のため
段付き妻板ツバのはみ出し仕上げがとても楽です。


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電車のランボード検討

2022-01-30 21:35:24 | 16番 電車
非軽量車はほぼ全長にわたりランボードがあり
キットの段付き帯板を当てても水平にならずさてどうしましょう。






凹0.1として断面を作図します。






先日アップしたEF81用ランボード下板と同様に三角断面ランボードを検討します。
軽量車・丸肩のパンタ横ランボードも別断面で製作予定です。
103系同様、気が済むまでイジリます。







土曜日はエコーモデルさんへお届け前に池袋のタレカツを頂きました。880円税込み
七味+からしで2枚、 山椒で2枚、いつも美味くて満足して店を出ます。




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電車に103系アングルを当ててみる

2022-01-28 20:10:45 | 16番 電車
エコーモデルさんに 電車お面 を預けてきましたのでご覧ください。





103系下向きアングルを当ててみるとこんな感じです。
103系の裾から3→2.5ミリで作図中です。






台形輪郭も分厚くします。
エッチングで台形以外の裾がt0.36~37と薄いので
ひっくり返した見栄えを向上させたい。(気にするかどうかですが)






片側4ドアのハンダ付けで少しは熱変形しそうな側板を
下向きアングルでビシっと背筋を伸ばすと
平面性が向上するでしょう。






コテ熱で波打った裾は残念ですから
見えなくなる補強材にこだわりたいものです。
全長にわたり連続L字断面の美しいアングルが完成したらぜひ採用してください。
商品名は 台枠アングル にするか。


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電車足掛け量産

2022-01-28 11:40:05 | 16番 電車
超長時間かけてお面足掛け第一ロットが完成しました。
Φ0.2、0.3、0.5 エンドミル加工でコスト掛け過ぎです。
両面研磨により極薄バリの除去は簡単です。






自作カッターによる面取りの効果(上)はご覧の通りで
足掛け間隔を拡大してヤスリの通り道を確保しましたので
裏面外周(下)面取りは各自お願いします。
快削真鍮は華奢な割には丈夫で
ピンセットを穴に差し込みつまんでスリットに差し込みます。
サービスでひとつ余分に入れました。






差し込み脚を面取りしてスリットに差込みます。
0.3スリットに対しt0.3足掛けはそのままで水平になります。
ここまで出来るなら103系の三角足掛けも板加工にするかな。






このあと第二ロットとやや形状違いの連結面足掛けを製作します。





ちょっと気になる軽量デハの折り曲げを修正しました。
わずかに裾が末広がりなのでt2サンドイッチ治具にはさみ
赤い部分を適当な加減で曲げ増し側板を平行にしました。
この治具は103系や旧客の修正で大活躍し
加工を請けたマニアさんに治具を無償で貸し出し
工場で103系側面を平行にセルフ修正されました。(親切な加工屋だ)



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