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東京ディズニーリゾートに癒しを求め、夫婦で、時には「ひとりディズニー」を楽しんでいます♪

薬と食物の相互作用

2006-01-23 18:55:56 | 食と健康
「基本的に薬は“水(または白湯)”で服用すること」...一般常識ではありますが、朝食の牛乳、果汁ジュース、食後のコーヒーなどなど、ついつい手元にあるもので飲んじゃうことってないですか?
また、薬と相性の悪い(薬効を減弱させる)食物があることをご存知でしょうか?

薬を飲む際、最も大敵とされるのは“アルコール”。
薬効が強く表れたり、薬の吸収が阻害されたり、また、薬によってはアルコールの代謝を阻害したりします。
まっ、常識として、こんな無茶なことをする方はいないと信じたいですが、酔ってしまうとわかりませんからねぇ~要注意です。

降圧剤を飲まれている方は、ご存知かと思いますが、降圧剤(カルシウム拮抗薬)をグレープフルーツジュースで飲んじゃダメです。
カルシウム拮抗剤は体内に入ると、肝臓などの酵素の作用を受けて血圧を下げる働きのない物質に徐々に変化します。
グレープフルーツジュースには、この酵素の作用などを抑える成分が含まれているので、同時に飲むと、カルシウム拮抗剤の血中濃度が高くなり、血圧が下がりすぎる可能性があります。
実は、私がコレを知ったのは、栄養学の教科書からではなく、(いや、忘れただけかもしれませんが/汗)『ナースのお仕事』(観月ありさ主演)のワンシーンからでした。
いつも元気な患者さん(?)が、突然倒れたのは、グレープフルーツジュースで薬を飲んだから...という話でした。
覚えていて損はないと思います!

いつも体にいい食品として代表される“納豆”も、薬によっては注意が必要です。
ワーファリン(抗凝固剤)は、ビタミンKに拮抗し、肝臓においてビタミンKが関与する血液の凝固因子がつくられるのを抑えて血を固まりにくくし、血栓ができるのを抑える薬です。
つまり、ワーファリンを服用中は、ビタミンKの活性が抑えられた状態にあるのですが、納豆を食べることにより、腸の中で、納豆菌がじゃんじゃんビタミンKをつくってしまうので、「意味ないじゃん!」ってことになります(汗)。
納豆の他に、ビタミンKを多く含む食品は、青汁・アボガド・クロレラ等です。

平成12年厚生省よりセントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)含有食品と、医薬品との相互作用についての注意が発表されました。
免疫抑制剤(シクロスポリン)、抗HIV薬では、薬効減弱されるそうです。
(セントジョーンズワートとは、アメリカで 『気分を向上、安定させるためのサプリメント』 として、ドイツでは 『うつ病の治療薬』 として利用されている天然ハーブ)

知らないよりは、知って得する豆知識です。
ご家族・お友達にも教えてあげて下さいね!




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2 コメント

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反省! (すみよ)
2006-01-27 23:34:01
いやはや勉強になりした!!

もちろん何か服用する際は、

水か白湯を使っていますが…



高校生の時、風邪薬をお弁当の時に飲んでいた「ファンタグレープ」と一緒に飲もうとして、あまりのまずさに吐いた覚えが(汗

バカですわ~~。

そりゃ吐くっつ~の。

炭酸に薬なんて非常識もいいところ~。



そんな思い出を思い出したもちちさんの日記でした
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Unknown (もちち)
2006-01-29 09:19:35


暴露するとね、私もコーラで薬を飲んだことアリなんです。

ただし、錠剤とかカプセルですが。

粉薬はさすがにねぇ~想像しただけでも、うっ、うっ、う~~

とくに漢方薬の入った風邪薬(粉)は、水でも辛い

まぁ~味覚の面はさておき、薬効の面を考えると怖いですね。

よい子のみなさんは、水&白湯にいたしましょう♪
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