久しぶりの投稿です。8日は「福島被災者支援・川内原発再稼働反対、
原発ゼロ・志賀原発廃炉を求める県民集会」が開かれ、参加しました。

大飯原発福井訴訟弁護団副団長の島田弁護士は「司法は生きている」
と題して報告。「反対ばかりしていないで落ち着いて考える必要が
ある」「原発をやめるわけにいかないだろうから、研究を重ね安全性
を高めて原発を推進するしかない」(昭和59年7月、福島第2原発
訴訟への仙台高裁判決)原発に対して「瀕死の状態」だった司法が、
福島事故後、裁判所のありかたが国民の批判の的になったと指摘。
国会の事故調査委員会の報告など通じて、「具体的危険性が万が一
でもあれば、差し止めが認められるのは当然」の立場からの判決に
つながったとしました。島田先生の福島事故の教訓として
①重大事故につながる津波・地震などの対策に「想定外」は許され
ない②「事故とミスの連鎖」の可能性を十分考慮しなければならない
③原発の安全性について、事業者や行政を無批判に信頼できないを
あげられ、「現実と向き合い自然の前に謙虚であれ」の国会事故調
の黒川委員長のメッセージを紹介されました。

原発センターの児玉さんの報告は、2日3日に県内で実施された国
が主催した原子力総合防災訓練の検証だけに、とても具体的で問題
点がうきぼりになりました。児玉さんは、150の機関、3700
人余が参加した訓練だが、30キロ圏内の16-17万人のうち参加
は740人だけ、この参加の少なさが実際の事故の対応にそぐわな
い最大の問題としました。①事故がおきたとき、緊急の対策をとる
オフサイトセンターの訓練、テレビ会議を通じての訓練で音声不通
の束重なるトラブル②寝たきりの要援護者を防護施設(2階)に入
れるには3人が必要、訓練の武道館はせいぜい20人しか入れない。
対象は町内で1478人、この人をどうやって、誰が運ぶのか?
ましてや100人が入居の特養で、もし夜間に事故が起きた時、
6人の勤務者でどうやって対応できるのか?(ここは以前、入居者
で訓練するとパニックとなるので、今は模擬患者で訓練するが、
本番はどうなるのか・③北部方面への道は狭く、道路破壊で海から
避難の想定だったが、天候不良で急きょ陸路に変更(道路が回復し
たのでと理由)したが、冬場に近づくと天候不良は当然、海路の
避難が適切なのかの検証が必要 ④まず5キロ圏内の人を優先する
が、5キロを超す人がじっと我慢して待てるのか?汚染した車の
除染では、数万台の車の移動で大渋滞が予想される などなど
指摘し、住民の目で問題点の改善あげていく必要と同時に、不可能
な訓練内容からも、廃炉こそ現実的の運動が必要と強く指摘しました。

住民自身が学び、行動をひろげて、原発ゼロへの道をもとめる いい集会でした。
原発ゼロ・志賀原発廃炉を求める県民集会」が開かれ、参加しました。

大飯原発福井訴訟弁護団副団長の島田弁護士は「司法は生きている」
と題して報告。「反対ばかりしていないで落ち着いて考える必要が
ある」「原発をやめるわけにいかないだろうから、研究を重ね安全性
を高めて原発を推進するしかない」(昭和59年7月、福島第2原発
訴訟への仙台高裁判決)原発に対して「瀕死の状態」だった司法が、
福島事故後、裁判所のありかたが国民の批判の的になったと指摘。
国会の事故調査委員会の報告など通じて、「具体的危険性が万が一
でもあれば、差し止めが認められるのは当然」の立場からの判決に
つながったとしました。島田先生の福島事故の教訓として
①重大事故につながる津波・地震などの対策に「想定外」は許され
ない②「事故とミスの連鎖」の可能性を十分考慮しなければならない
③原発の安全性について、事業者や行政を無批判に信頼できないを
あげられ、「現実と向き合い自然の前に謙虚であれ」の国会事故調
の黒川委員長のメッセージを紹介されました。

原発センターの児玉さんの報告は、2日3日に県内で実施された国
が主催した原子力総合防災訓練の検証だけに、とても具体的で問題
点がうきぼりになりました。児玉さんは、150の機関、3700
人余が参加した訓練だが、30キロ圏内の16-17万人のうち参加
は740人だけ、この参加の少なさが実際の事故の対応にそぐわな
い最大の問題としました。①事故がおきたとき、緊急の対策をとる
オフサイトセンターの訓練、テレビ会議を通じての訓練で音声不通
の束重なるトラブル②寝たきりの要援護者を防護施設(2階)に入
れるには3人が必要、訓練の武道館はせいぜい20人しか入れない。
対象は町内で1478人、この人をどうやって、誰が運ぶのか?
ましてや100人が入居の特養で、もし夜間に事故が起きた時、
6人の勤務者でどうやって対応できるのか?(ここは以前、入居者
で訓練するとパニックとなるので、今は模擬患者で訓練するが、
本番はどうなるのか・③北部方面への道は狭く、道路破壊で海から
避難の想定だったが、天候不良で急きょ陸路に変更(道路が回復し
たのでと理由)したが、冬場に近づくと天候不良は当然、海路の
避難が適切なのかの検証が必要 ④まず5キロ圏内の人を優先する
が、5キロを超す人がじっと我慢して待てるのか?汚染した車の
除染では、数万台の車の移動で大渋滞が予想される などなど
指摘し、住民の目で問題点の改善あげていく必要と同時に、不可能
な訓練内容からも、廃炉こそ現実的の運動が必要と強く指摘しました。

住民自身が学び、行動をひろげて、原発ゼロへの道をもとめる いい集会でした。