
谷口善太郎さんは、辰口町の和気に生まれ、京都で清水焼の労働しながら、労働運動に参加、文学
作品「綿」などで、プロレタリア作家として名をはせました。戦後は、1949年の総選挙で日本
共産党議員として当選、以後6回、日本共産党の議員団の重鎮として活躍されました。谷善さんを
しのび、毎年碑前祭がおこなわれています。8日午後初めて参加し、挨拶をさせてもらいました。
県民・国民の苦難軽減に奮闘する決意こめ、献花しました 。
碑文の「道を守って己をあつくせず」どんな意味かわからず、写真をとりました。大学時代の友人が
調べてくれました。谷善さんは、杜甫の一文であるこの部分を「共産主義者たるもの利己心があっ
てはならない」として、大切し、かつ色紙にサインを頼まれると「不封己」と書いたそうです。
杜甫の原文の一文は「賢良雖得祿,守道不封己」
「善良で賢い人物は俸禄を得たとしても、世の中の道理を守って自分の領地の境界線を広げて
自分のものだという意識で欲張るようなことをせず、民衆とともに分かち合うのです」
という訳だそうです。改めて、杜甫そして谷口さんのスケールの大きい、深い意味に感激しました。
調べてくれた友人に感謝感謝です。

9日朝、医療生協の総代会に挨拶の機会が。友の会・医療生協など民医連と共に歩む住民運動団体
は、全国的に360万人を超え、健康づくりはじめ、医療福祉など社会保障の改善・充実、町づく
り運動、平和の運動など幅広くやっています。石川県でそして全国でお世話をさせてもらった一人
として、連帯の気持ちもこめ、挨拶しました。石川生協連の代表で来られた横山会長・理事に再会
でびっくり。「亀田さん、元気?」。挨拶にたった横山さん 急きょ原稿も入れ替え、「実は、
隣にいる亀田さん、私の大学時代の先輩で、勉強以外は何でも教えてもらいました。今度、私たちの
願い実現のためにも、ぜひ皆さんよろしくお願いします」とエールを送ってくれたのに、感激しました。
挨拶のあと、先輩宅を訪問し、一緒にしんぶん赤旗をお勧めしたあと、すこし懇談。どんなに忙しく
ても、きちんと学習の時間をとり、現在の局面を科学的にとらえること。地域をまわり、そこで苦労
されている一人ひとりの党員から学ぶこと、青年時代から何かとアドバイスを頂いた先輩です。
また元気が出た感じ・・・。