3月8日は国際女性デー。私にとっては「国際婦人デー」が懐かしいです。
28年間携わった対ソ連、ロシアとの貿易。年度当初の商談に出かけ、その年の契約交渉に臨むのが常でした。1月、2月もありました
が、3月8日前後にロシアに滞在する機会も結構ありました。8日の朝は、誰かれとなく「パズダラブラーユ」(おめでとうございます)
と街ゆく女性に声かけます。すると「スパスイバー」(ありがとう)の返事が返ってきます。街角には臨時の花屋さんが開店し、商売根
熱心に売り込みます。ロシアの3月は寒く、花がたくさんあるとは限らず、以外と高いのです。でも男性陣はこの日ばかりは、恋人、
妻、母などへの感謝こめて花を贈るのです。
たびたび訪れるイルクーツクとかブラーツクでは知人も多く、亀田さん来ないと招待もされ、一緒にごちそうにあずかることも、勿論花
束と同時に若干のお土産もって参加しました。ブラーツク市では前日の7日夕方、劇場のコンサートに招待され、そのあと、「今日は日
本から友人が来ています、紹介します」と突然降られ、急きょ「原始、女性は太陽だった」の平塚らいちょうの話など出しながら、職場
でも家庭でも、頑張っている女性の皆さんにお祝いの言葉をつたないロシア語で挨拶したことあります。8日は、女性は本当にくつろぎ
たい、亀田さんゆっくりしていってなど、楽しい時間を過ごしたのを思い出します。そしてこれをきっかけに、誕生日に妻に花束を贈る
ことを続けているんです。
県内まわっても年金ぐらしの女性は大変。「年金5万ちょっと、子どもや孫には当てにしないでねと言っているの、ご近所づきあいもで
きない」「スーパー行けばつい手を出すから、控えるし、メモとって行くの」「夫亡くなり、このままでは鬱になってしまう、ここへ来
ればみんなと会えるから」つましい生活されている皆さんの声です。ダブルワーク、トリプルワークして子どもを学校に出すため必死の
母子家庭、それなのに安倍政権の容赦ない仕打ち。だから、昨年から全国各地で若いお母さんも立ち上がっているのです。「誰のこども
も殺させない」と若いお母さん、赤いスカーフ巻いて「女の平和」行動にとりくむ女性の輪が広がっています。