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こんにちは亀さんです

住民の願いが政治に届くようにと日本共産党石川1区(金沢市内)で活動しています。

能登のロシア人墓地

2014-11-18 07:24:10 | 日記
石川県ロシア協会は、毎年8月第一土曜日は、金沢市野田山にあるロ

シア人墓地(戦没者慰霊碑のそば)での墓前祭を長年つづけています。

日露戦争で捕虜になったロシア兵で病気となり金沢で亡くなり、祖国に

帰ることができなかった人たちを、日ソ協会(現在のロシア協会)の

先輩たちが、手弁当で墓をつくったのです。ロシア旅行で行かれた人も

いますが、第二次世界大戦で、ソ連の捕虜となり、現地で亡くなった

日本人のためのお墓もロシア人の手によって守られています。

15日は寒い日でしたが、能登内浦にあるロシア人墓地を訪問。県ロシ

ア協会会員と七尾支部の会員、県国際交流課長はじめ地元能登町役

場職員や議員のかた、そして在新潟総領事も出席して頂きました。

小木港は長い間、イカ釣り漁業の基地として、北方特に間宮海峡近辺

で漁をしていました。国境近くであり、拿捕も続出する中、友好親善

関係で平和的な漁の解決をと、多くの漁民や町役場職員の方が日ソ

協会に入会されていました。

日露戦争での2名のロシア兵の遺体が小木港に漂着し、地元の方が

葬って頂いた。昭和41年(1966年)に日ソ協会(現在のロシア協会)

内浦支部の皆さんが、高瀬山と長尾地区にお墓を建立されました。

後に、はるか日本海をこえて故郷ロシアを見れるようにと高台の現地

に慰霊碑を移転されました。歴史も記載してあります。

当日は、現地の神主にお願いし、神式の慰霊祭。祭文のあと、玉ぐし

を交代でささげました。初めての、神式のやり方にとまどいながら、

総領事や県交流委員のアンナさんも参拝。祭壇には、お神酒、お米に

加えて、ウオッカも。

長尾地区は、現地の方々のお墓と同居して、平地にあります。ここで

も一同で参拝。

内浦湾傍の松波にも、民間の方が建てられた碑があります。手書きで

書かれた日本海も薄くなっています。手作りの碑の前でも参拝しまし

た。今年の夏には、ノボシビルスクとイルクーツクで日本人墓地の参

拝、そしてこの日は、内浦で、ロシア人墓地への参拝。戦争は絶対

反対、この気持ちを強くした一日でした。