いしかわ自治研(石川県内の経済、住民生活や福祉などを各分野から自主的に
分析、研究しようの研究会)の夏季セミナーが白山のふもとの御前荘で11日―12日
開催され、家族旅行で岐阜に行っていた私は11日の夜の懇親会から参加。翌日は
過疎化の現状にある旧白山ろく5ケ村の状況と再生へのとりくみを伺いました。
「この5年間で7.6%の減(H17年の7600人が現在15%相当の1200人の減少)で
合併後も状況は変わりません」「過疎化が進行し、63地区のうち、過半数の35
集落で、65才以上が過半数。限界集落こして、崩壊集落と言えるかも知れません」
「1村に1つ以上のスキー場など施設建設しましたが、観光客の減少、公共事業の
減少など、合併後のあり方を検討・検証が必要です」
「誰もが住みやすさを実感できる地域」を願って、住民アンケートを実施。15歳
以上の6300人弱のうち、3300人強から回答をもらいました。うち15歳から30歳台が
600人近くいます。抱えている課題は「少子・高齢化」「過疎化の進行」「地域
産業の衰退」「耕作放棄地や空き家の増加や山林の荒廃」です。報告された行政
担当からも自分は長男で、長男以外は皆、外へ出ます。女系で婿さんをもらった
人を含め、役場や消防、地域産業の電力、そして農林にかかわり生活している。
自分みたいのが典型で、どの集落でも共通しています。合併は特効薬にならず、
住民アンケートにもとづき、活性化の方向を探ります。
「買い物不便」「勤務地遠い」ので転出希望が多いと思いきや、「転居考えて
いない」圧倒的多くの高齢者。そして若ものとこどものために「就労場所の確保」
「生活支援」更に「住民主導で公共交通の充実を」など臨む声。「皆さんのと
ころ、100円バスが走っているでしょう?私のとこから金沢へ行くのに1000円
かかるんです。ここで生活するには思わぬ経費もいるんです」の講師の声。
偶然か、内閣府が9日発表した「農山漁村に関する世論調査」でも、生活で困っ
ていることは、「仕事がない」「交通手段が不便」「買い物・娯楽の施設少ない
」の声。同時に、都市住民の中で農山漁村地域に定住願望があると答えた人が
05年より11ポイント増加していたこと、しかしその条件として、医療機関の存在、
仕事がある、家屋・土地が安く購入できるです。全国共通の声です。
行政まかせでなく、協力しながら、自分の地域の強さ・弱さなど分析し、住民の
意識を変え、攻めの施策・プロジェクトを展開している実践もお聞きしました。
不利な山間地での米づくりで販売を農協依存でなく、山地ならではの米の品質に
自信もち、販売先も開拓し確保する、キチンと評価を受けるシステム。田圃以外
の対応もする土木専門家、中古機械を扱える専門家などたチームくんでの農家
経営、何よりも若者が農業やれる見通しをつくる、耕作放棄と山林の荒廃で土地
が荒廃しないように管理する、強い意志に感動しました。地元の食材を十分に
生かして、かつ狭い自分の地域だけでなく、近隣の自治体(隣県含む)との連携
もふくめ、「白山百膳」「白山モンブラン」などのネーミングで販売も上々とか。
米作りでは、都会から戻って定住する若者家族もでてきて、展望あると語る講師。
住民の智恵・エネルギーをどう発揮してもらうか?行政の役割は?考える機会と
なりました。
分析、研究しようの研究会)の夏季セミナーが白山のふもとの御前荘で11日―12日
開催され、家族旅行で岐阜に行っていた私は11日の夜の懇親会から参加。翌日は
過疎化の現状にある旧白山ろく5ケ村の状況と再生へのとりくみを伺いました。
「この5年間で7.6%の減(H17年の7600人が現在15%相当の1200人の減少)で
合併後も状況は変わりません」「過疎化が進行し、63地区のうち、過半数の35
集落で、65才以上が過半数。限界集落こして、崩壊集落と言えるかも知れません」
「1村に1つ以上のスキー場など施設建設しましたが、観光客の減少、公共事業の
減少など、合併後のあり方を検討・検証が必要です」
「誰もが住みやすさを実感できる地域」を願って、住民アンケートを実施。15歳
以上の6300人弱のうち、3300人強から回答をもらいました。うち15歳から30歳台が
600人近くいます。抱えている課題は「少子・高齢化」「過疎化の進行」「地域
産業の衰退」「耕作放棄地や空き家の増加や山林の荒廃」です。報告された行政
担当からも自分は長男で、長男以外は皆、外へ出ます。女系で婿さんをもらった
人を含め、役場や消防、地域産業の電力、そして農林にかかわり生活している。
自分みたいのが典型で、どの集落でも共通しています。合併は特効薬にならず、
住民アンケートにもとづき、活性化の方向を探ります。
「買い物不便」「勤務地遠い」ので転出希望が多いと思いきや、「転居考えて
いない」圧倒的多くの高齢者。そして若ものとこどものために「就労場所の確保」
「生活支援」更に「住民主導で公共交通の充実を」など臨む声。「皆さんのと
ころ、100円バスが走っているでしょう?私のとこから金沢へ行くのに1000円
かかるんです。ここで生活するには思わぬ経費もいるんです」の講師の声。
偶然か、内閣府が9日発表した「農山漁村に関する世論調査」でも、生活で困っ
ていることは、「仕事がない」「交通手段が不便」「買い物・娯楽の施設少ない
」の声。同時に、都市住民の中で農山漁村地域に定住願望があると答えた人が
05年より11ポイント増加していたこと、しかしその条件として、医療機関の存在、
仕事がある、家屋・土地が安く購入できるです。全国共通の声です。
行政まかせでなく、協力しながら、自分の地域の強さ・弱さなど分析し、住民の
意識を変え、攻めの施策・プロジェクトを展開している実践もお聞きしました。
不利な山間地での米づくりで販売を農協依存でなく、山地ならではの米の品質に
自信もち、販売先も開拓し確保する、キチンと評価を受けるシステム。田圃以外
の対応もする土木専門家、中古機械を扱える専門家などたチームくんでの農家
経営、何よりも若者が農業やれる見通しをつくる、耕作放棄と山林の荒廃で土地
が荒廃しないように管理する、強い意志に感動しました。地元の食材を十分に
生かして、かつ狭い自分の地域だけでなく、近隣の自治体(隣県含む)との連携
もふくめ、「白山百膳」「白山モンブラン」などのネーミングで販売も上々とか。
米作りでは、都会から戻って定住する若者家族もでてきて、展望あると語る講師。
住民の智恵・エネルギーをどう発揮してもらうか?行政の役割は?考える機会と
なりました。