前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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巨額の財政負担と北陸本線・小浜線の切り捨て・3セク化につながる新幹線計画に異論。マスコミ報道は?

2014年03月06日 | Weblog
 自民党がきゅうきょ提案してきた北陸新幹線工期短縮をもとめる県議会意見書。
昨日の県議会本会議で私だけの反対で可決されたが、共産党が反対したことをきちんと報じたのは福井新聞とNHKだと思う。

 読売は「賛成多数で可決」と報道し、反対意見があったことはわかる。

サンケイ、県民福井は「意見書を可決」とのみ報道し、これでは全会一致で可決した、と県民は思うのではないか。

 マスコミは西川県政のすすめる方向に異論があることをきちんと伝えるべきだと思いますね。 

 落選中に県議会を傍聴した時に、たまたまでしょうが西川知事が「県内に新幹線反対の声はない」と話すのを聞いて、怒りが湧いたことを思い出します。

 巨額の財政負担と、北陸本線、小浜線の第三セクター化につながる問題です。
福井市内を歩いても、「新幹線はやく。3セクで税金掛けてもいいよ」などという意見はまず市民からは聞きません。また、第三セクターとなることを知らない県民も多い。

 消費税大増税で県民や中小企業のやりくりはますます厳しくなります。日本列島改造計画時代の何十年も前の計画を、社会構成と国民のニーズが大きく変わりつつあるにもかかわらずそのまま推進する、新幹線も原発も・・・・。
  県民のニーズを把握しない、こたえない県庁と県議会でいいのか、が問われます。

 以下、報道です。

■福井新聞・・・北陸新幹線工期短縮を官邸要望へ 福井県議会が意見書可決
(2014年3月6日午前7時15分)


  北陸新幹線金沢―敦賀など新規着工区間の整備スキームの見直し時期について、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)が今年末に先送りしたことに対し、福井県議会は5日の本会議で「県民の政治に対する信頼を大きく損なう」として敦賀までの工期短縮を求める意見書を賛成多数で可決した。7日に笹岡一彦県会議長らが官邸で菅義偉官房長官に提出する。西川知事も同行し、県会の後押しを受けて工期短縮を政権に“直談判”する格好。

 PTは昨年12月に整備スキームを夏までに見直すよう求める決議文を政府に提出していたが、先の会合では12月に政府・与党での合意を目指すスケジュールを確認した。

 意見書は「北陸新幹線の整備の遅れは地方重視を掲げる安倍政権の政策に相反する」とした上で、PTの先送りは「政治に対する不信感を増幅させることになりかねない」と批判。▽今夏までに整備スキームを見直し、敦賀開業を金沢開業から少なくとも8年後、さらに短縮して実現すること▽工期短縮に必要な財源確保▽若狭ルートの早期決定と大阪までのフル規格による早期全線整備―を求めた。

 意見書は最大会派の自民党県政会が笹岡議長に提出し、本会議では佐藤正雄議員(共産党)を除く全員が賛成した。

 西川知事は福井新聞の取材に対して「意見書は県民の意見だ」とし、工期短縮を政権に強く訴えていく姿勢を示した。県会北陸新幹線整備促進議連の山本文雄会長は「意見書は県会が危機感をもって最大の課題に取り組む証し」と強調した。

 自民党県政会幹部は「PTに任せていては秋まで何も動かない。官邸に工期短縮を働き掛けるしかもう方法はない」と焦りをのぞかせた。


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