前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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津田寛治のエール

2009年04月09日 | Weblog
    俳優の津田寛治氏がコラムを書いている。読んだのは「国道に育って」。
   「子供のころ、国道沿いに住んでいた。・・・僕が育った辺りは、殺風景な田んぼの真ん中に横たわる味気ない一本道だった。おまけに拡張工事なんかもしていたから、風情は鉛色に近かった。大型トラックが通るたび、家が地震のように揺れたのを覚えている。」(毎日新聞)
  津田氏はいくつか。風景が重なる。
  子供の頃、新しい大きな道の工事を田んぼのそばでしていた。ところが、長く完成しない。大きなブルが現場に放置されていた。
  仲良しだった「こうちゃん」らと、学校が終わると、ブルにもぐって、「基地あそび」をしていた。
  ずいぶんと続いたが、ある日とつぜん、ブルがなくなった。
  大人には内緒の「基地遊び」は終わり、嶺北縦貫道路が完成していった。
  「こうちゃん」は、彼の「愛のかたち」が父親の逆鱗にふれ、村を去った。
   僕は驚いたが、親の反対で自分の択んだかたちを変えることはなかった。
  

  津田氏は書く。
   できるなら時間を飛び越え、あのころの自分に手を振ってやりたいと思う。
   「大丈夫!ガンバレ!」とエールを送ってやりたいと思う。


  少し前の地元紙に
  ・・・・先生が就学援助の申請用紙をクラスで渡すのに、みんなの前で「これ出さんと大変なことになるぞ」などと言って渡した。周りにいた友達は気をつかって離れた。もっと配慮ができないか」・・・・と親から新聞社への電話が紹介されていた。



    就学援助は「権利」。心ない「先生」の一言で高校生の心は深く傷つけられただろう。
    諸外国は高校生も大学生も学費は無償、が流れだ。
    子供は「○○さんちの子」というだけでなく、将来の社会の担い手だからこそ、国連人権規約でも高等教育の無償化を定めている。
 日本という国が世界から何歩も遅れているんだ。
 だから、県議会議員の時は、たった一人でも県立高校、県立大学の授業料値上げに反対した。
   「先生」とよばれる職業のみなさんは、「受益者負担で値上げは当然」という「日本の常識」が「世界の非常識」ということをよく勉強することが必要だ。

    いま、「派遣ぎり」「給与カット」など親も苦しく。大学進学を諦めたり、休学する学生も増えている。

   「大丈夫!ガンバレ!」とささえられない社会でどうする。



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