前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

越前市議選、永平寺町議選で全員当選。宮田和子さんのお葬式。やはり「お受験」過熱か、中高一貫校

2014年07月14日 | Weblog
  昨日、投開票された選挙。越前市議選の前田修治、加藤吉則両候補、永平寺町議選の金元なおえ候補、3人そろっての当選をかちとることができました。暑い日々の選挙戦お疲れ様でした。おめでとうございます!
  滋賀県知事選では与党候補が敗北しました。
  公約実現、集団的自衛権や消費税増税、原発再稼動などの暴走政治を地方からSTOPの声をひろげていっそうがんばりましょう!
 私も来春の福井県議選、福井市議選勝利へがんばります。力をあわせて暴走政治をただしましょう!


 また、昨日は、長年にわたり日本共産党福井県員会勤務員として共産党の活動をささえてこられた宮田和子さんの葬儀でした。享年80歳。
1953年に入党され、党活動、個人の生活でも幾多の風雪のなかを歩んでこられました。福井県で最初の日本共産党県議会議員、吉田一夫さんのおつれあい。通夜、葬儀では吉田一夫さんが二人の歩みをふりかえりご挨拶をされました。

 南県委員長はじめ、嵐山元委員長、西村元委員長、敦賀の山本、上原両市議、あわらの山川市議、西村高治党福井市委員長、奥山元県議、渡辺元県議夫人ら多くの同志が見送りました。

 ご親族、山田和雄さん、西村高治さんらとともに、お棺を運ばせていただきました。
 自然の不意打ちに悲しみは募ります。安らかにおやすみください。



        ★

 私は、中高一貫教育について、小学校からお受験競争過熱の懸念、として反対しています。

 やはり・・・・・
「二〇一五年度から高志高校の校舎を利用して開校する併設型中高一貫教育校の説明会が十二日、福井市下六条町の県生活学習館(ユー・アイふくい)であった。同校が教育内容を発表して初の説明会で、児童や保護者五百八十人が参加した。県教委によると、初年度の入学者選抜の定員は九十人だが、二十三日まで県内五会場で開く説明会はどこも満杯の状態。関心の高さをうかがわせている。」(県民福井)という状況がうまれてきています。

 この問題でご意見、ご要望などお気軽にお寄せください。  mmasao.sato@gmail.com



 昨年に開催された第一回県外派遣教員報告会に私も参加しました。
茨城県立日立第一高等学校附属中学校、静岡の浜松西高等学校・同中等部、長野県屋代高等学校への派遣教員からは中高一貫教育について、愛知県の時習館高校への派遣教員からは学力向上の取り組みについての報告でした。

 各地の中高一貫教育報告では、
●科学講演会では先端分野の講師をよんでいる。
●中3でシンガポールへの語学研修を計画している。
●校長が昼休みに生徒をよんで、英語テストをしている。
●グランドなどの施設が不十分で中学生にしわよせがいっている。廃部となったクラブもある。
●生徒は県内一円から集まってくる。全県1区だと「友達がいない」問題がおこり、この克服が重要。全生徒との面接週間などもうけている。
●中1の指導は高校教員には難しい。中1ギャップといわれる問題への対応。
●遅れている生徒には、「指名課外」もおこなう。
●「勉強、勉強」といわれるので、部活動が衰退する傾向もある。
   ・・・・などなど現地ならではの実情も知ることができました。


 議会員会でも質疑しました。

◯佐藤委員  中高一貫の問題であるが、教育長が言われたように、先行県を視察してそれなりにうまくいっているという話であるが、うまくいってない学校もあるわけである。
 うまくいっている学校でも、全体の検証がされているかというとそうではなくて、まだスタートして数年であるから、6年間教育して、7年後、8年後と、その後その教育成果がどのようにあらわれているかなどの検証がされているわけでもないのである。だから、非常に未知数なところが多い教育システムだと考えていかないと、先行県でうまくいっているからいいシステムだと断定するのは問題があるのではないかと思うが、どうか。

◯学校教育政策課長  我々が委員会の中で議論している中では、各都道府県とも、小学校6年、中学校3年、高校3年と進まれる方、あるいは中高一貫教育で小学校6年、中学校と高校の6年と進まれる方、いろいろな多様性を導入している。通常であると、3年間いる学校に、12歳から18歳までの子が6年間一緒にいるということで、お互いに助け合い、お兄ちゃんからすると弟に対するように接することで、人間性が出てくることを各県とも利点として挙げている。
 ただ、心配があるとすれば、委員指摘のように、必ずしもなじめる子ばかりではないということで、なじめない子についてはしっかりとしたケアが必要だという意見を伺っているし、我々もそうしたいと考えている。

◯佐藤委員  県立高校の全県5学区制を撤廃して全県1学区になって、高志高校にも多分各地から入学されているのだろうと思うが、例えば、越前市や敦賀市、あわら市、坂井市から、中学校を卒業した子供が高志高校に通学するのと、小学校を卒業した子供が通学するのとでは同レベルには論じられないような、防災も含めたリスクも出てくるのではないかと思う。県内各地で説明会を開催するとの説明があったので、多分、同じような発想で、エリアを限定せずに全県から広く募集されるのであろうが、小学校を卒業した生徒が遠距離通学するリスクへの対応は、どのように考えているのか。

◯学校教育政策課長  高校改革のとき、平成16年度から全県1学区制にしたわけであるが、委員指摘のように、高校生と違って、去年まで小学6年生が学校に入るわけであるから、各県の状況を聞くと、やはり我々としても通学時間に何時間もかけることが適正かどうかは考えるべきかと思う。各県とも1時間程度の通学範囲ということで、これについては先ほど教育長が申し上げたように、石川県、滋賀県等も同じようなことを考えているということである。

 
  以下、報道です・・・・・・

■県民福井・・・・高志中高一貫 関心高く 福井の説明会に580人

  二〇一五年度から高志高校の校舎を利用して開校する併設型中高一貫教育校の説明会が十二日、福井市下六条町の県生活学習館(ユー・アイふくい)であった。同校が教育内容を発表して初の説明会で、児童や保護者五百八十人が参加した。県教委によると、初年度の入学者選抜の定員は九十人だが、二十三日まで県内五会場で開く説明会はどこも満杯の状態。関心の高さをうかがわせている。

 高志高の古谷清和校長は「高校入試がなく、中高生が同じ校舎で学校生活を送ることで、中学入学時から六年先を見据えた指導ができる」と説明。高校三年時には、受験勉強のほか、関心ある科目を選択できるカリキュラムを説明した。

 会場の保護者からは入学者選抜や、別の高校も受験できるかなど質問が相次いだ。

 学校関係者らは「内申書は参考にするが大きく加味することはない。原則は高志高進学だが、農業志望など進路が変わった場合は個別に相談に乗る」などと説明した。

 母親と出席した福井市の小六の男児(11)は「説明会も定員いっぱいで倍率が高くなりそう。自宅からも近いのでぜひ合格したい」と意欲を見せた。

 一方、同市の主婦(42)は「クラス替えや部活動の方針など具体的に決まっていないことが多く、子どもに試験を受けさせるかは検討段階」と話した。 (山内悠記子)