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ペットボトル

2005年04月18日 | 福祉住環境・インテリアコーディネーター
ふとっ部屋にあったペットボトルを見て、「手の不自由な人がペットボトルを持って飲むことが出来るのか?」と思い、「じゃあどうすれば飲むことが出来るのか?」を考えてみました
「手の不自由な人」と一言で定義しても、掴む力が弱い人、指が曲がらない人、指を切断した人などさまざまなケースが考えられます。

さらに一般的に市販されているペットボトルも右利きの人用に作られているって知っていましたか?
左利きの人にとっては、キャップが回しにくいらしいです(残念ながら管理人は右利きなのでわかりませんが…)。
でもこんな身近なペットボトルでさえ、使いやすい人・使いにくい人が生まれてしまうことは、これからの目指す社会において大きな問題だと思います。

ということで、管理人の考えた新しいペットボトルのデザインはこちら。
『ホールドボトル』と命名します

特徴としては、「つかむ」ことが出来ない人でも、手(指)を通して「持つ」ことが出来るようにした「空洞部分」です(業務用の醤油のペットボトルのようですが…)。
掴む力が弱くても、この空洞に手(指)を通して持ち上げることが出来ると思いますし、右下の絵のように、手(指)を通して掴んでもいいですし、取っ手を持って注ぐことも出来ます。
また青い部分(ラベルを貼るところ)は、もっとも握りやすい「径」に設定する(半径20mmぐらい?)。

さらにキャップ部分は、先日学校で受けた健康診断のとき驚いた、○検査の真空容器にヒントを得て(振りまくったけど、一滴もこぼれませんでした…)、「プッシュ式真空キャップ」を採用したいと思います。
従来の回転式では利き手による使い勝手の差が発生するので、「押す」という単純動作によってそれを解消したいと考えました。

最後に問題点がいくつか。
1、従来のペットボトルより一回り大きくなる算定。
2、リサイクルに関する問題などの環境面への対応。
3、500mlではなく400~450mlを想定(500mlは容器がでかすぎる故)。
まだまだ検討の余地がありますね。
市販投入予定は、2013年を予定しています

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
わたしは左利き。 (メリー)
2005-04-18 10:18:25
左利きのおかげでこだわりのない人間に成長しました。ねじはどっちかに回せば開きます。右利き用はさみも気になりません。

そんなわたしですが、自動改札機だけはとおしにくいです。左手で通そうとすると、ちょうねんてんをおこしそうです。右手を鍛えるしかありません。 

ダウンタウンの松ちゃんも、左利き。

彼は、缶詰が開けられなくて苦労したみたいです。食べたいのに、食べられない!というわけ。

わたしもユニバーサルデザインに関心があります。

からだの不自由なの方のためにも、いろいろ考えたいですね。
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左利きだったんですか! (miz)
2005-04-18 14:05:20
松ちゃんの缶詰開けられず、キレてるところが想像つきますw



いろんなところで右利き・左利きの違いで支障をきたしているんですね。

管理人も右手で荷物を持っているときに、自動改札を使ってみて不便だと思いました。

次回のデザインは「自動改札」をピックアップしてみます



まだ「ユニバーサルデザイン」という枠組みの中のものづくりですが、いつか社会に当たり前のように存在し、枠組みから脱却できる社会にしたいと思います。



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おもしろいですね! (メリー)
2005-04-19 08:14:58
オムロンは、自動改札機で大きくなった京都のベンチャー企業です。日本の、京都の会社が、何十年かまえに発明したものだから、完全右利き仕様になってしまったのかなと思います。アメリカなら左利き多いし、ヨーロッパも左利きグッズ店があるぐらいですから。

だけどいろいろ考えるの、おもしろいですね!

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