昨夜、Eテレで「ハートネット 熊本地震 障害者・高齢者の現状は?①」という番組をやっていました。
録画して、そうちゃんが寝てから、食い入るように見ました。
番組の中に出てきた、知的障害・自閉症(知的には2歳程度)の方とそのお母さん。
避難所となっている体育館で過ごされているようでした。
おにぎりの配給があっても、一つもらうのに2時間から3時間並ばなければいけない。
この子を連れて並ぶことも、一人で待たせておくこともできない。
みんな我慢して過ごしていることを思えば、うちだけ特別になんてとても言えない。
おにぎりは、あきらめました。何も食べていません。
夜になっても体育館の明かりは煌々とついていて、うちの子は明るい場所では眠ることがなかなかできません。
夜中に不安になって声を何度も出してしまいました。
周りの方は心配してか、皆さんこちらを見ます。でもどうしようもできなくて。
外の運動場をグルグルと散歩して、ようやく少し落ち着いて、体育館に戻ることができました。
テレビを見ていて、とても他人事とは思えず、泣けてきました。
自閉症の子の手を引いて、運動場を歩き回る時、どんな気持ちだっただろう。
月は出ていたのでしょうか。
先のことが全く見えない。
今晩眠れるか、明日の朝食べるものがあるかもわからない、暗闇・・・。
状況は違っても、絶望的な気持ちで子どもの手を引いて夜のお散歩をした経験が何度もあるだけに、胸が苦しく、いたたまれない気持ちになりました。
番組の最後に、同志社大学の先生が出てきて、こう話されていました。
「要援護者」にあたる障害者や高齢者は、普段様々な公的支援を受けながら、何とか地域で生活をされている方々です。非常時も同じです。
4月から、障害者差別解消法が施行され、行政は障害者に必要な「合理的配慮」を提供する義務があることが、法的に明記されています。
明るさが苦手な自閉症の方が眠るために、暗い場所を提供することも、合理的配慮です。
困っていらっしゃる方は、どうぞ声をあげてください。
限界まで我慢して、体調を崩す方も多いようです。
遠慮してしまう気持ちも十分にわかります。
支援が行き届かないことも。
ですが、障害者や高齢者に「周りと全て同じ」を求めれば、弱者から順に次々と倒れていってしまいます。
弱い立場の人の命を守ることは、福祉の根幹です。非常時はなおさら。
同志社大学の立木繁雄先生、初めてお名前拝見しましたが、テレビではっきりと合理的配慮のことを伝えて下さって、ありがとうございました。
(できればNHK総合でも言ってほしい~)
実際の現場は大混乱の中で、皆さんが耐えに耐えている避難生活だと思います。
理想通りにはいかないことばかりでしょう。
でも、どうにかみんなが支え合って、この苦境を乗り越えられますように。
いつか来るだろう南海トラフ大地震。
我が家はその被害を受けるであろう地域です。
さっそく家族で「避難所」と「福祉避難所」の確認をし合いました。
あと、「包まれている」方が安心するそうちゃんのために、寝袋を買うことを検討しています。
物を揃えることも大事ですが、普段から近隣との関係を持っておくこと、周りにどんな要援護者や支援者がいるかを知っておくことがとても大切だと思います。
今晩も、ハートネットは「熊本地震 障害者・高齢者の現状は?」の2回目を放映するようです。
皆さんもよろしければご覧くださいね。
録画して、そうちゃんが寝てから、食い入るように見ました。
番組の中に出てきた、知的障害・自閉症(知的には2歳程度)の方とそのお母さん。
避難所となっている体育館で過ごされているようでした。
おにぎりの配給があっても、一つもらうのに2時間から3時間並ばなければいけない。
この子を連れて並ぶことも、一人で待たせておくこともできない。
みんな我慢して過ごしていることを思えば、うちだけ特別になんてとても言えない。
おにぎりは、あきらめました。何も食べていません。
夜になっても体育館の明かりは煌々とついていて、うちの子は明るい場所では眠ることがなかなかできません。
夜中に不安になって声を何度も出してしまいました。
周りの方は心配してか、皆さんこちらを見ます。でもどうしようもできなくて。
外の運動場をグルグルと散歩して、ようやく少し落ち着いて、体育館に戻ることができました。
テレビを見ていて、とても他人事とは思えず、泣けてきました。
自閉症の子の手を引いて、運動場を歩き回る時、どんな気持ちだっただろう。
月は出ていたのでしょうか。
先のことが全く見えない。
今晩眠れるか、明日の朝食べるものがあるかもわからない、暗闇・・・。
状況は違っても、絶望的な気持ちで子どもの手を引いて夜のお散歩をした経験が何度もあるだけに、胸が苦しく、いたたまれない気持ちになりました。
番組の最後に、同志社大学の先生が出てきて、こう話されていました。
「要援護者」にあたる障害者や高齢者は、普段様々な公的支援を受けながら、何とか地域で生活をされている方々です。非常時も同じです。
4月から、障害者差別解消法が施行され、行政は障害者に必要な「合理的配慮」を提供する義務があることが、法的に明記されています。
明るさが苦手な自閉症の方が眠るために、暗い場所を提供することも、合理的配慮です。
困っていらっしゃる方は、どうぞ声をあげてください。
限界まで我慢して、体調を崩す方も多いようです。
遠慮してしまう気持ちも十分にわかります。
支援が行き届かないことも。
ですが、障害者や高齢者に「周りと全て同じ」を求めれば、弱者から順に次々と倒れていってしまいます。
弱い立場の人の命を守ることは、福祉の根幹です。非常時はなおさら。
同志社大学の立木繁雄先生、初めてお名前拝見しましたが、テレビではっきりと合理的配慮のことを伝えて下さって、ありがとうございました。
(できればNHK総合でも言ってほしい~)
実際の現場は大混乱の中で、皆さんが耐えに耐えている避難生活だと思います。
理想通りにはいかないことばかりでしょう。
でも、どうにかみんなが支え合って、この苦境を乗り越えられますように。
いつか来るだろう南海トラフ大地震。
我が家はその被害を受けるであろう地域です。
さっそく家族で「避難所」と「福祉避難所」の確認をし合いました。
あと、「包まれている」方が安心するそうちゃんのために、寝袋を買うことを検討しています。
物を揃えることも大事ですが、普段から近隣との関係を持っておくこと、周りにどんな要援護者や支援者がいるかを知っておくことがとても大切だと思います。
今晩も、ハートネットは「熊本地震 障害者・高齢者の現状は?」の2回目を放映するようです。
皆さんもよろしければご覧くださいね。