かーちゃんはつらいよ

社会人(就B、生活介護)1年目のそうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)を育てるかーちゃんの雑記。

そうちゃんピアノの発表会に出る

2018年09月02日 21時25分44秒 | みゆみゆとの生活
今日はそうちゃん初のピアノ発表会。
その勇姿は、

ちびバーテンダーみたい。

とにかく初めてのことは混乱必死なので、事前に段取りを練りました。
ピアノの先生はみゆみゆが小1からお世話になっている方。
よくわかって下さっていて、いろいろ提案してくれ、ありがたかったです。

そうちゃんの今日のスケジュールは、こう。
1 ショートステイにお父さんが迎えに来る。(その間かーちゃんは仕事。)
2 一旦帰宅したあと、3人ですき家に行き、昼ご飯を食べる。
3 ピアノ発表会の「午後の部」開演前に、リハーサルする。
4 13時、発表会ピアノソロ本番。
5 お父さんとプールで泳ぐ。
6 15時半、発表会アンサンブル本番。

ドキドキしまくりました。私が。
時間的に綱渡りすぎて。
けど、「空き時間」が多いほど不安定になるそうちゃんには、ベストなスケジュールだったと思います。

ピアノソロは、先生との連弾で「かえるのうた」を弾きました。
最初はおじぎから。

あれ?こっち向いてる。(舞台袖から撮影)

客席のお客さんに驚いたのか、よそ見をしながらソワソワした本番で、手に汗握りました。
不穏な感じがありありとわかり、いつ離席するか、大声を出すかとハラハラ。
音のない時間がホントに長く思えて、瞬きも忘れて見つめてしまいました。


目も口もからから。
でもそれは私だけではなかったみたい。
そうちゃんの演奏が終わった途端、客席の緊張が解けて、お客さんたちが大きな拍手をくださいました。
緊張でリハーサル通りにはいかなかったけど、よく頑張った。そうちゃんえらいっ。

プールを挟んでのアンサンブルでは、会場の雰囲気に少し慣れたのか、ずいぶん落ち着いていて。

私の補助なしで、ちゃんと「ねこバス」の太鼓を叩くことができました。

舞台に一人で立っている。
音楽が始まれば、太鼓を叩く。
リズムに合わせて楽しそうに横揺れする。
静かなところは叩かない。
音楽が終われば、太鼓をやめる。

ブラボー。
感動。胸が熱くなる。
君はいつの間にこんなことができるようになったんだ。

そうちゃんを取り巻く音楽仲間と、
よき理解者であるピアノの先生たちと、
おそらく半分以上の人がそうちゃんを知ってる客席。
ここにこんな居場所があることが、奇跡だと思う。

そうちゃんの保育園時代を知るたくさんの方に、中学生になったそうちゃんの姿を舞台上で見てもらうことができ、感無量です。
うれしい。

今日会った全ての皆さんに、感謝感謝です。
そしてそうちゃんに、ありがとう。
みんなに幸せな気持ちを分けてくれて、ありがとう。