超多動のそうちゃんは、一日中誰かが見ていて最大限の注意を払っていても、時々大脱走をやってしまいます。
その記憶って、強烈なのね。
時々急に思い出すみたい。
今朝、いつも通りスクールバスのバス停で待っていたら、急にダッシュを試みたそうちゃん。
もちろんすぐに捕まえる。
逃がしゃしないわよ
そうするといつもなら、ニターッと笑ってその場にしゃがんだりおんぶをせがんだりします。
つまり、こういう時のダッシュは大抵「空き時間をどう過ごしたらいいかわからない」ために出ている行動なのです。
ところが今日は違いました。
捕まえて体ごとホールドしても、行こうとする力が強く、何か目的がある様子。
「よそのうち いくー
」
一生懸命、近くのアパートを指さしている。
あれー。なんで急に思い出したんだろ?と私は思った。
4年も前、そうちゃんが年長さんの時のこと。
みゆちちがそうちゃんを車に乗せてチャイルドシートで固定し、ちょっと忘れ物を取りに帰ったすきに脱走されたことがありました。車の鍵も閉めてたんだけどね。当然。
その時私はみゆみゆの合唱団のコンサートに出かけて不在で、みゆちちの泡を食った電話をコンサートホールのロビーで取ったのでした。
慌てて電話した警察で、通報があって保護されていることがわかり、無事にそうちゃんは帰って来ました。
あれが、そうちゃんが初めてパトカーに乗った日でした。
それから何度もパトカーのお世話になるとは・・・あの時は思いもしませんでしたが。
その時に、そうちゃんが勝手にお邪魔したおうちが、このアパートの一室でした。
ちなみにうちからは700メートルくらい離れた、道路も渡ったところで、全然知らない方のお宅です。
律儀にインターホンを押して、なのに靴のまま(!)人の家に入り、その家の子たちと一緒にテレビを見ていて、驚いたお母さんが110番されたのでした。
あとからみゆちちが菓子折り持って謝りに行き、自閉症の特性を持っていることを説明して、「申し訳ありませんがまた来てしまうかもしれないのでその際はご連絡下さい。」と話して来たのでした。
で、なんで急に4年も前のこと思い出した?
バス停は今年からずっとここだし、アパートの前もしょっちゅう通ってるのに、気にしたことなかったよね。
少し考えて分かった。
雨が降ってるからだ
あの日はひんやり寒い、雨がしとしと降っている日でした。
きっと、状況が似てるのね。
それで、いろんな映像がよみがえったのね。
そうちゃんの頭の中、どうなってるんだろ。すげーな。
と思いながらも、これはそうちゃんにとって不便なことなのかも、とも考える。
「よそのうち いくー
」をBGMに抱え込んで動きを押さえながら、しんみりと思いました。
記憶の引き出しの調整が、うまくいかないんだろな。
忘れたくても忘れられないこと、あるんだろうな。
そのことで苦しくても、うまく人に伝える手段のないそうちゃん・・・。
やっと来たバスに、「救いのバスが来たー
いってらっしゃーい。」と乗せ、笑顔で手を振りながら。
でもちょっと、胸がチクッとした、朝でした。
その記憶って、強烈なのね。
時々急に思い出すみたい。
今朝、いつも通りスクールバスのバス停で待っていたら、急にダッシュを試みたそうちゃん。
もちろんすぐに捕まえる。
逃がしゃしないわよ

そうするといつもなら、ニターッと笑ってその場にしゃがんだりおんぶをせがんだりします。
つまり、こういう時のダッシュは大抵「空き時間をどう過ごしたらいいかわからない」ために出ている行動なのです。
ところが今日は違いました。
捕まえて体ごとホールドしても、行こうとする力が強く、何か目的がある様子。
「よそのうち いくー

一生懸命、近くのアパートを指さしている。
あれー。なんで急に思い出したんだろ?と私は思った。
4年も前、そうちゃんが年長さんの時のこと。
みゆちちがそうちゃんを車に乗せてチャイルドシートで固定し、ちょっと忘れ物を取りに帰ったすきに脱走されたことがありました。車の鍵も閉めてたんだけどね。当然。
その時私はみゆみゆの合唱団のコンサートに出かけて不在で、みゆちちの泡を食った電話をコンサートホールのロビーで取ったのでした。
慌てて電話した警察で、通報があって保護されていることがわかり、無事にそうちゃんは帰って来ました。
あれが、そうちゃんが初めてパトカーに乗った日でした。
それから何度もパトカーのお世話になるとは・・・あの時は思いもしませんでしたが。
その時に、そうちゃんが勝手にお邪魔したおうちが、このアパートの一室でした。
ちなみにうちからは700メートルくらい離れた、道路も渡ったところで、全然知らない方のお宅です。
律儀にインターホンを押して、なのに靴のまま(!)人の家に入り、その家の子たちと一緒にテレビを見ていて、驚いたお母さんが110番されたのでした。
あとからみゆちちが菓子折り持って謝りに行き、自閉症の特性を持っていることを説明して、「申し訳ありませんがまた来てしまうかもしれないのでその際はご連絡下さい。」と話して来たのでした。
で、なんで急に4年も前のこと思い出した?
バス停は今年からずっとここだし、アパートの前もしょっちゅう通ってるのに、気にしたことなかったよね。
少し考えて分かった。
雨が降ってるからだ

あの日はひんやり寒い、雨がしとしと降っている日でした。
きっと、状況が似てるのね。
それで、いろんな映像がよみがえったのね。
そうちゃんの頭の中、どうなってるんだろ。すげーな。
と思いながらも、これはそうちゃんにとって不便なことなのかも、とも考える。
「よそのうち いくー

記憶の引き出しの調整が、うまくいかないんだろな。
忘れたくても忘れられないこと、あるんだろうな。
そのことで苦しくても、うまく人に伝える手段のないそうちゃん・・・。
やっと来たバスに、「救いのバスが来たー

でもちょっと、胸がチクッとした、朝でした。