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かーちゃんはつらいよ

施設入所した19歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

ハッピーウエンズデー

2013年03月21日 22時55分14秒 | みゆみゆとの生活
昨日、ビデオ屋さんにて。
正座して真剣に選んでいるそうちゃん。
この日は、祝日の割に落ち着いていました。

3連休の3日目はいつもハイテンションで収拾がつかない。
ハッピーマンデーを、全て元の休日の日に戻してほしい、とか思ってしまいます。

曜日ごとにやることが決まっていると安心、なそうちゃん。
そんなそうちゃんにとって、3連休は混乱の元。
ましてや長期休暇は、大混乱の渦です。

この前の夏休みはほんとに悲惨で、そうちゃんは今までにないほど荒れてしまいました。
いろんなものが壊れ、親もボロボロになって、児相を通して預かってもらい、なんとか乗り切ったのでした。

冬休みは、家族で対応しましたが、そうちゃんは一日中大声を出しつづけ、それにみゆみゆがまいってしまって原因不明の頭痛が続き、
結局1月いっぱいかかって家族が修復したころ、気が抜けた私はうつっぽい数日を送ったりしました。

そんなプチうつの時、いつもそうちゃんの薬を調合している薬剤師さんに「最近しんどいです」と言ったら、「お母さん、先は長いから。ずっと続くから。だから無理しないで。」と言われ、その時は余計落ち込んだのですが。
よく考えれば、確かに、そうちゃんは7年かけて知能はやっと3歳弱。
のんびり構えて、人に助けを借りながら、じっくり育てていこう。
家族で抱え込んでそうちゃんを重荷に感じつづけるよりは、かわいいと思える瞬間を大事にできる自分の心の健康を保とう。

来週から、春休み。
私は職場が異動の時期で残業必至。
みゆみゆは合唱団の本番がある。
夫も出張の予定が。
あー大変。

そんなわけで、そうちゃんを春休み期間中2週間、ショートステイに預けることにしました。
夏休みに行った、山奥の施設で、そうちゃんはとても気に入っていたところです。
たくさんお散歩させてくれ、日々はスケジュール通り。
理解ある職員さんがずっと遊んだりお世話をしてくれます。
危ないものは何もなく、叱られたり制止されることも少なくて済む空間です。
夏休みは、ここで過ごしたあと、すっかり落ち着いて帰ってきたのでした。

来週から、いってらっしゃい、そうちゃん。
しばらくいないと思うと寂しくてたまらないけど。
きっとこの選択が家族の誰もにとってもよいことだと、自信を持って言えるから、
迷いはないです、今回は。

少しでも、家族みんなが心穏やかに新年度のスタートをきれますように。

スイミング進級

2013年03月21日 21時26分33秒 | みゆみゆとの生活
1年生の時からみゆみゆが通っている、スイミングスクール。
あとから入ってきた子に追い越されたりしつつも、頑張って練習していました。

平泳ぎがマスターしたらスイミングは卒業、と勝手に決め、その日を心待ちにしていましたが…
何年クロールやってる?というくらい、息つぎクロールに苦戦しておりました。
それでもまあ、体力づくりと思えばいいか、と半分あきらめていたのですが。

今日、やっと、「息つぎクロール25メートル」に合格しました!
やったー。長い道のりだった。
やっとここから平泳ぎの練習が始まります。

いやぁ、嬉しいです。
頑張ってきてよかったね、とみゆみゆと抱き合いました。

夜、スイミングスクールのコーチから電話があって。
「うまくなりましたね。しっかり形ができて、しっかり、合格です。長かったですが、次からは平泳ぎに入りますから。」
コーチの声も、嬉しそう。
母として、「スタミナがないので、体力づくりの意味でも通わせてますので今後もお願いします。」と言ったら、
「いや、結構体力ありますよ。背泳ぎしながらずーっと私に話し掛け続けてきますから。泳ぎながらあれだけ話せるというのはかなりの体力です。」
…なんちゅう褒めかた;
しゃべりっぱなし、というところで共通認識を持ち、お互い苦笑いしながら電話を切りました。

なんだって楽しそうにやれるのが、みゆみゆのいいとこ!

平泳ぎを泳ぐ級は、帽子の色が緑。
よほど緑帽子になったのが嬉しかったらしく、食後もまた、言っていました。
「お母さん!私、スイミングが緑になったよ。」
はい、こういう日本語の間違いには容赦ない私。
「えー!そりゃ大変。スイミングのプール、緑色になっちゃったの?コケでも生えた!?」
笑い転げるみゆみゆ。
「ちーがうって。お母さん。先生が、今度から緑だよって…」
悪のりする私。
「え!?先生の顔色が緑に?先生全員?カッパのスイミングか。それで、みゆみゆも来週から緑になってカッパの修業すんの?」

…こうやって書くとつまらない大人の冗談みたいですが、みゆみゆは、立てないくらい大爆笑してくれます。

かくして、ふざけた大人により、ふざける子供が育っていくのでした。
ちゃんちゃん。