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かーちゃんはつらいよ

施設入所した19歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

まちきれないくらいさ!

2006年05月12日 10時27分46秒 | みゆみゆとの生活
「はやく牛乳飲んじゃいなさい。飲まないんだったら、片付けるよ!」
・・・よくある朝の光景です。
それに対し、みゆみゆ。
「かたづけるっていっちゃ、だーめ!
みーちゃんは、ぎゅうにゅうぜーんぶ のみたいくらいさー

んんー?「くらいさー」って何?
軽く気が抜けるんですけど。
・・・なんだか知らないけど、最近、これを語尾につけたいらしく。
使い方としてはあってる時もあるけど、大抵は無理やり。

「せんべいはいらない。チョコレート、たべたいくらいさー。」とか。
「みーちゃんは ビデオがみたいくらいさー。」(勝手にビデオをつけようとしている)とか。
こっちは面食らうんだけど、本人はすこぶる得意げ。
「言ったった」と言わんばかり。

それにしても不思議。誰もそんな言い方しないのに。
きっと、何か家にある本のセリフだな、と思って、本棚を探してみた。
そして見つけました。

『あした、ぼくは、たって あるいてみられるんだ。うれしくて、まちきれないくらいさ』

あったあった。
みゆみゆのお気に入りの本のひとつ、「ひとまねこざる びょういんへいく」です。3歳のお誕生日におばあちゃんにプレゼントしてもらい、毎夜のように読んでいます。
ジョージの絵がかわいくて、私もこの本大好きなんだけど、日本語訳が、ちょっとね・・・。

『きみは、とんだことをしてくれたね。だが、そのいっぽう、かなしがりやの べっちいを、また、ゆかいにしてくれた。』とか。
『もうすこしで、じょーじは、おだぶつになるところでした』とか。

みゆみゆが今度は「おだぶつ」を気に入って使いたくなってしまわないように、ここはサラリと読まねば。