ひとり歩きのハイカラ味来人

北海道は日本海側の田舎マチ<増毛>
人生の折り返しポイントを大きく過ぎてしまった太っちょ男が綴る食べ歩き日記。

賽の河原へ

2022-11-25 20:57:00 | どこかへ

賽の河原へ向け…。

いよいよ歩き始めます。

順路を示す看板が掲げられているのですがね。

落ち着いてのんびりと…、そんな気分では歩けないのです。

何かに押されるように。

ここは無間地獄と呼ばれる硫黄臭立ち込める剥き出しの岩場。

あっちかな、こちらを行くのかな…。

どこを通っても進めそうなんだもの。

そして迷います。

まるでこの世を生き方そのもののよう。

向こうに見えていた延命地蔵尊は…、近付いてお参りするべきなのでしょうけどね。今回は眺めるだけにしておきます。

近くの大師堂には参拝者が多かったです。

無数の風車がカラカラと回り続けるの。

小高くなった場所でひと息つきながら、来た道を振り返ります。

どうやって来たんだろう。

ま、常に前進あるだな。

硫黄臭の中をさらに進みます。

進むほどに積まれた石が目立つようになりました。

どれほどの人がここを目指して来るのでしょう。

紅葉がいい感じ。

ゴツゴツした白い岩だから、なおさら木々の色付きが目立つのかも知れません。

緩やかな下り。

この先には湖が見えて来るのでしょ。

坂が終わる頃、文字が刻まれた丸い石がありました。

人はみな それぞれ悲しき過去持ちて 賽の河原に小石積みたり

青森出身の歌人、本山栄一さんのもの。

さて、ワタクシも…。

小石探します。


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