みなさま、ご機嫌はいかがでしょうか?
最近、ある人に仕事のブログ書いていないと叱られました。
詳しくかけなかったんです・・・
守秘義務がありますから・・・
(捕まったのではありません。お仕事です、念のため・・・・)
昨日は会社を休んでまた今年も人間ドッグに行っておりました。
で、チビってしまいそうな、恐怖の体験を・・・・・
少し前のブログを読んでいただいた方は、私が飛行機が苦手なことを
ご存知と思いますが・・・・・
暗くて狭いところも、大変苦手です。いやダメダメです!
で、恐怖のMRIの検査が・・・・・。
頭や体を固定してもらって、トンネルに入れていただくのですが、
入った瞬間、「あわわっ・・・パニパニ」で、すぐに出していただきました。
で、看護士さんに嘆願します。
私「この体を固定しているやつ、はずしていただくこと出来ませんか?」
看?「この機械は動きに大変弱いので・・・」
私「絶対に動きません!」
さらに
私「このあごを固定している・・・・・」
看「コノ機械は動きに・・・・・・」
私「絶対に動きません!」
と、わがままを言って、体を固定するものを全部はずしてもらい、
トンネル内を明るくし、空気の流れを作ってもらい、
自分に「これでいつでも脱出できるから、がんばるぞ」
と一万回ぐらい言い聞かせて、耐え抜きました。恐怖の20分・・
看「終わりました、全然動かれなかったので、きれいに取れましたよ」
私「※〇■〇▲×※・・・・」
看「大丈夫ですか?係りの者を呼びましょか??」
私「・・・・・・・・大丈夫です・・・・・・・・・」
私の次に検査室に入る人が、フラフラしながら支えられている私を見て、
顔が引きつっていました・・・と思います。
(余裕が無かったので、チラッと見た記憶のみですが・・・)
さて今回は、船外機のネジの塩かみと折れです。
塩かみとは、ボルト穴とボルトの隙間に塩水がしみこむことによって、
仲で塩が結晶になったり、電食(電気腐食)を起すことによって
ボルトが締め付けられ、固定されてはずせなくなることです。
で、無理に回すと、ポキっと折れたりして・・・・地獄です。
(画像をクリックすると拡大します)
これは、ボルトの頭が折れてしまった画像です。
これも同様です。
一番下の穴の中には、奥の方で折れたボルトがまだ入っています(泣)
上の部品は・・・分解の為、泣く泣く部品を切断しました。
ここから少し自慢させてください。
実はわたくし、今の会社に入ってホンダ船外機中心の生活になったのですが、
以前の職場は、全メーカーの船外機を触っていました。
この写真は、各メーカーのエンジンを船体に取り付けるボルトです。
右の少し青みがかったボルトとワッシャが、ホンダ船外機のものです。
それ以外は、他社のものです。
ホンダ船外機を組み立てているこの「少し青いボルト」、
BF2D~BF250Aまで、M4~M12(もっと太いのもある?)まで
各部に使われています。
これ、勝手な推測ですが、ステンレス系の一種だとは思うのですが、
普通のより硬い感じがします。
私は大好きです。
これのおかげで、塩かみや、特にネジの折れに出会う確立が
ぐっと減りました。
細くてもなかなか折れません。こいつ!
で、塩かみしていても、ぐぐっと回って、折れずに外れてくれます。
(絶対とは言いませんが・・・たまに頭が錆びていることがあります。
錆を見つけたらすぐにタッチアップを・・・)
みんなが嫌がるPTTのモーターの取付は、ピカッと光る無垢の
ステンレスそのもののネジが使ってあります。
これ、外れずに、折れること多いです。
(少し前のブログでやっているやつです)
私の勝手な意見ですが、無垢のステンレスは錆びにくくていいのですが、
アルミとの相性が悪く、環境にもよりますが、電食を誘発しやすい?
のか、はずした後を見ると、ボルトは白い粉まみれです。
で、この少し青いボルトは、電食しにくいように感じますし、
折れにくいです。
Y社さんのエンジンのネジにも、性質が同様に感じるものが多々あります。
これは、つや消しのシルバーです。やはり無垢の(ピカピカした)ステンレス
ではありません。
私は嫌いです。
ピカピカしたステンレスのネジ・・・
「噛む」「ねじれる」「折れる」「伸びる」「緩まない」
5拍子そろっています。
逆に勝手に緩みやすいやつもあります。
ネジが緩まなかったら、叩いたり、加熱可能な場所なら
バーナーであぶったり、特殊な工具を使ったりしてはずすのですが、
年間数回、オーナー様がボルトが折れたのでと、修理に持ち込まれる
場合があるのですが、我々はボルトを折る場合も、
どこで折るのか、考えて折ってる場合があります。
また、折らずに頭だけ飛ばして(切断して)いる場合もあります。
外れない場合は、折る前にお持ちください。
また一旦はずしたネジは、必ず、「ロックタイト(ネジのゆるみ止め剤)」や
グリスや、シリコン系ボンドを塗布してから、締めこみましょう。
(場所や役割で何を塗るか変わります)
一旦はずしたネジを、なにも塗らずにそのまま締めこんで、
海で使うと・・・・・・チーン、アーメンでございます。
(すこし青いボルトなら、緩むかもしれませんが・・・)
さあ、今年も残り少なくなりました。
ラストスパートがんばります!