Dr-Hの船外機のお話

船外機のメンテナンス

今年も1年間有難うございました。

2010-12-29 12:33:28 | ブログ

みなさま、ご機嫌いかがでしょうか?

さて今年も残りわずかですが、1年を振り返ってみなさまはいかがでした?

私は結構忙しい1年でした。

特に春先は、フィッシングボートを乗り換えていただくことが連続したり、

ここ数年そうですが、琵琶湖でHONDA搭載のご希望が増えて

ご相談やお手伝い、セットに走り回ったりと・・・

またCR-Vで九州へ出張したりと、仕事で行く地域もさらに

広くなりました。

Bf1509

またこのブログをはじめたのも今年からですね!

多くの人に助けられ、励まされ、おかげさまで今年も無事に1年の

仕事を終えることができました。有難うございます。

来年も、今年同様ワクワクする年にしたいですね。

新型も出るようですし。

この新型はすごいですよ、空気の流入を・・・・・・

おっと、大掃除の時間になってしまいました。

ではみなさま、良いお年をお迎えください。


BF150Aのスロットルボディー

2010-12-25 14:09:24 | 修理

みなさまご機嫌いかがでしょうか?

本日はとても寒く、雪もちらほらと・・・・・

年末のご挨拶周りに行けなくて・・・申し訳ございません。

ギリギリまで修理が入ってきているもので・・・・。

先日、BF150Aのオーナー様より、エンジンが不調であるとご連絡が・・

それはいけません、出動です。

しかし、現地で海上試運転をしてみると・・・症状が出ません。

高回転が回らないということだったのですが・・・5600rpmぐらい回ります。

不調のTELがあった時、「リモコンケーブルの調整をしてみてはと」アドバイスして

実施されたので、直ってしまったのでしょうか?

で、コンピュータースキャンツール「Dr-H」を接続してみます。

(最近はどこのエンジンも、これが無いと修理できなくなって・・・泣)

Drh2

(写真をクリックすると拡大します)

データーリスト画面で各センサーや履歴を確認します。

このBF150Aは、なんと2400時間使われています。そのうち低速が約半分。

温度や開度、その他数値に問題はなさそうです。

Drh1

故障履歴を見てみると・・・吸気温度センサーに問題が指摘されています。

一旦リセットして、センサーをはずして確認後、再度テストを・・・

実際の温度を示していますし、数値もはずれません。

一時的なエラーもしくは、過去に通電中にカプラーをはずされたのかも?

異常なしでした。

次は実際の点検です。高速での異常なので、燃料系を疑います。

ガソリンも、フィルターも、燃料ラインもはずして確認・・・

水も入っていませんし、漏れや亀裂もありません。

低圧側の燃料ポンプの音が少し大きい???2400時間ですから、

メカノイズも大きくなるでしょうが・・・ここは△とし、オーナー様と相談し、

もし再発したら交換するということになりました。

ついでに、せっかくなのでスロットルボディーを点検します。

(写真をクリックすると、拡大します)

1 2

前に一度清掃したことがあるのですが、さすがに今回も汚れています。

ブローバイガスや塩分を含んだ空気がスロットルボディーを汚し、通路を

詰まらせていきます。左が清掃前、右が清掃後です。

上にあいている大き目の穴はEACV(アイドルエアーコントロールバルブ)への通路で、

右側の小さい穴がベースアイドルスクリューの通路です。

ここの清掃は、サービスマニュアルを持ち、サービス講習を受けている

サービスマンに頼んでください。適当にやると・・・余計に調子が悪くなります。

HONDA以外の船外機も同様です。過去にS社、Y社さんのエンジンも見たこと

ありますが、無清掃の場合、かなり汚れております。

アイドル不調や、シフトチェンジ(F~N~R)時にエンストを起す場合、

まずここを清掃する価値は高いと思います。

あと、EACVも清掃します。

Eacv

EACV(アイドルエアーコントロールバルブ、メーカーにより略称が違う場合あり)

はバイパス通路の空気量を調整し、アイドリングを一定に保つ部品です。

ゴミなどが入らないように細かい網が付いていて、ここに汚れが付くと空気量が

少なくなり→EACVの作動が大きくなり→仕事が追いつかなくなり、アイドリングが

不安定かつ、高回転→低回転→高回転と波打つようになります。

エンストもしやすくなります。

さて、今回は大事に至らず、問題はなさそうです。

2400時間を経過した、しかも係留保管のエンジンですが、定期点検は適度に

させていただいていますが、ピストンリングもそのままですし、フツーに

走っています。たいした耐久性です。

日頃のメンテナンスが良いと、長く使えることを証明する例のようです。

がんばれ!BF150A。


情けない話

2010-12-21 15:56:41 | ブログ

みなさまご機嫌いかがでしょうか?

昨今は気温も低くなり、仕事で使っているHONDA CR-Vのタイヤの

空気のチェックをと・・・あれ、またや・・・

左後輪が大きく減っています。

先週注入したところです。

先週は2.0K→1.5Kだったのですが、今回は2.0K→1.0Kです。

「以前にパンク修理したからかな?」

先週はチェックが夜だったのでそれで済ませたのですが、

今回はタイヤローテーションをするつもりだったので、こいつをスペアに

持ってきてと・・・

「アあっ・・!」

独り言のくせに変な声を発して・・・「釘が刺さっている」

これが、原因でした。

パンク修理キットを買いに行きます。

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思えば12/4には、車の調子を人に聞かれて

「後部のサスペンションがヘタってきているかも?」

「トレーラーをよく引っ張るので」

とか答えていました。

12/7にも「最近タイヤの空気を補充しました」と違う人にも答えて・・・

ひょっとしたら1ヶ月ほど、無意識かで空気の補充だけ

してすごしていたのか?気温も下がっていたので・・・(怖)

そしてここ1ヶ月ほど、「なんかサスペンションがフニャフニャや・・・

CR-Vもたいしたこと無いなぁ・・・」と嫌気がさしていました。

ローテーションをして、問題のタイヤをスペアにしたら・・・

「あれ、シャキッとしとる!」

直りました・・・・・・・・・・・・・・・・・・(汗)

さて修理です。

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こんなもんが刺さってましたわ!

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さて、どこで刺さったのでしょうか?

そして疑惑を押し付けた「CR-V」くん、ごめんなさい。

あなたはいい車です。

燃費は良いし、勝手に2WD→4WDに切り替えて、何度助けて

くれたでしょう。朝マックを食べる為のテーブルも付いているし、

トレーラーを引っ張ってのロング&ワインディングロードも平気で

走ってくれます。(少し横すべりしてますが・・・)

これからも、がんばってね。

情けない話でした。


大津港マリーナヨットレース

2010-12-15 19:08:14 | ブログ

みなさまご機嫌いかがでしょうか?

先日わたくしは、このブログでも書いていましたヨットレースに参加してきました。

琵琶湖の大津港マリーナのクラブレースです。

年間数戦されていて、アットホームな、非常に楽しいレースです。

Photo

上記のヨットが、今回乗せていただきましたOさんが管理しています

YAMAHAの名艇Y-26Sです。

Oさんがスキッパー、私は今回もバウマン、そして今回初参加のBeFreekの

K社長はセールトリマーとして乗船されました。

このY-26Sですが、クルージング艇として艤装されているのですが・・・

歴戦の勇士というか・・・セールが伸びてしまっていて・・・

いや贅沢は言ってられません。参加できるだけでもワクワクしてきます。

朝早くから3人で集合して、少し練習しました。そのときは南からの風が

吹いていました。

午後にレースに向けて出航です。今回は過去最大の14隻で戦います。

あれ、風向きが・・・北風に変わってきました。本部船も悩んでいるようです。

Photo_2

少し海面を帆走し、風の振れ具合を確認。海面も左が風がありそうで、

スタートラインも下有利気味なので、アウターマーク側から出ることに・・・

スタートラインに並んで、しめしめ、早いヨット達は本部船側からのスタートを

狙っているようです。

さて、スタートです。少しスピードをつけるのが遅くなってしまいましたが、

まあまあのスタート・・・あれあれ・・・我々の風上から並んでスタート

したBJY30のY艇がぐんぐんと前に出て・・・・カブされる!

スキッパーのOさん曰く「Y艇は初参加で・・・・」との事で、

全くのノーマークでしたが、上手く艇が滑っていて、早い!

Start_2

真ん中でほぼ全部見えているのが我々のY-26Sです。

仕方なくタッキングして、カブされるのを回避、右海面に向かいます。

左海面に向かっているヨット郡のスピードが落ちていきます。

右に向かったのが、正解だったようです。

風はちょくちょく振れるので、スキッパーのOさんは大変です。

風が振れまくるのと、ブローが途切れる弱い風のレースなので、

左右どちらのエンドに突っ込むのも躊躇します。

我々より大きく早い艇3隻が、右海面、ややエンドまで突っ込み気味で

レース展開を始めたので、それらより中央寄りで作戦を考え、風の

神様に期待したのですが・・・見放されました(泣)

上マークまで1/3のあたりは、中央も左も無風地帯になり、右海面も

そうだったのですが・・・風の神様の吐息が・・・右から現れました。

我々にさらに差をつけて、BJN30、Y-31EX,ベネトウFが上マークを回航していきます。

我々は4位で回りますが、スピネーカーを上げるときにお祭り騒ぎをして

5位のヨットに並ばれて・・・5位のヨットはクルージングタイプ艇だったので

なんとかスピネーカーで逃げ切ります。

「あれ、スピネーカーのトップがネジレてる」

仕方ないので、そのままサイドマークへ。

サイドマークを回った時点で、風が弱いのでコース短縮になったようです。

次の下マークでフィニッシュです。

前の3艇には追いつきそうにも無くすごい差で・・・

しかし、伏兵が現れて・・・後ろからY-26CのZ艇が追い上げてきます。

スキッパーのOさん曰く「あのZ艇もみんなバリバリ上手い人達やで」

やばい、やばい、でもぜんぜん艇速が違います。向こうが速い!

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写真の前が我々、後ろのピンクのスピンがZ艇です。

距離があっという間に縮まります。

スピンランなので、スピネーカーを操っているK社長が

「僕のせい?僕のせい?」とあせっておられます。

「いや、船底が汚れているからでしょう!」

私が心の中でつぶやきます。

Oさん曰く、いつ上架したか不明との事・・・・・・・・・・・・・・

あと少しでフィニッシュ、横に並ばれます。

「あああっ、」鼻の差で抜かれてしまい、一番悔しい負け方を

してしまいました。

終わった後で聞いたのですが我々とZ艇は同じY-26でもハンデキャップが

違い、抜かれていなくても少しの差なら、負けていたようですが・・・

楽しいレースは終わりました。順位は5位。

Oさん「またちょくちょくレースに出たいね!」

私もそう思います。

久しぶりのレースで、すごくストレスが解消され、癒されました。

また出たいと思います・・・ね・・・・・K社長もそう思いますよね(笑)


インターセプター11RSマイナーチェンジ

2010-12-09 19:20:26 | ニュース

みなさま、ご機嫌はいかがでしょうか。

私は先週、今週ともにCR-Vでトレーラーを引っ張って西へ東へと

納品で走り回っていました。

納品した商品の一つは・・・・

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免許不要2馬力ボートのインターセプター11RSです。

(写真の5馬力は耐久テスト時のものです。免許不要は2馬力セット時のみ)

このボートはもともと、西日本のあるレンタルボート店の管理人S様が

「免許不要ボートをいろいろ使っているが、カートップ前提で作られていて

肉厚が薄いのが多く、耐久性が?なので、耐久性があるものはないのか?」

というお話をきっかけに、バスプロの方や各地のレンタルボート店様に意見を聞き、

開発したものです。

レンタルボートで使用しても長期間耐えられるように設計、製作しましたので

丈夫で、当然一般ユーザー様にも安心して使用いただけます。

このインターセプター11RSですが、マイナーチェンジしております。

Photo

ボトム形状を若干見直し、安定性にさらなる走破性をプラスさせました。

あとバウデッキにタックルを収納できるストレージを追加しました。

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ライブウェルは今までと同じ位置に・・・

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さらに、外見で大きく変更になったのはバウデッキ!

レンタルボートでの桟橋から船首への乗り込みやすい形状に

変更しました。

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海で使用される方にはエレキベースにかわり、オプションにてバウデッキが

用意できます。

クラス最大の横幅ですから、当然海でも安定しております。

リーズナブルなシングルボトムのインターセプター11SSもあります。

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詳しくは、以下のホームページをご覧ください。

http://www.intercepter.jp/

インターセプター11を使っておられるレンタルボート店や取扱を

していただいているショップも紹介しております。

宜しくお願いしま~す。