先日のBF150Aの修理のときですが、
お客様のボートからパソコンを持って降りてきたら、
見ていたお客様の友人の方が
「なぜ、パソコン持っているの???」と質問をし、
「エンジンの診断/点検のためです」と言ったら、
「クルマ並やね(クルマと同じだね)」と・・・・
そうです。同じです。
無いと修理できません。
で、各メーカーコンピューター診断機がありますが、
ホンダ船外機の診断機はDr-Hと言います。
(前にも言いましたね)
で、そのプログラムに「スナップショット機能」という便利な機能があって、
エンジンの不調時の状態がモニター&記録できます。
まず、スナップで取った不調の直前の状態ですが・・
次に、だんだんと不調が出だした状態です・・・
赤のグラフはスロットル開度を示しています。
で、スロットルレバーは、ほとんど固定に近い状況です。
にもかかわらず、エンジン回転は激しく上下を始めています。
緑の線は・・・・詳しくは企業秘密にするしかないですが、
(私では無くメーカーさんに特許とか著作権?とか
もろもろの権利がある情報も含めれるので・・・)
お次は・・・・
非常に激しくエンジンの回転が上下している状況です。
これらの情報を分析し、どこが悪いか絞っていき、
修理を行っていきます。
過去のセンサーのエラーの履歴や回転数の履歴だけでなく、
現在の不具合の状態を記録、分析できるところに
このDr-Hの賢いところがあります。
また、私では役不足で解決できない場合は、このデーターを
本田技研工業の研究所にメールで送って、分析してもらい、
修理の指針をもらい、的確に指示しただき、
不具合箇所を何度も突き止めてきました。
今日までは、強力な協力をいただいたおかげで
100%原因を発見できております。
えっ、Dr-Hって、診断機のこのなのか?
私のことなのかって?
どちらも正解です。
どうしても知りたい方は、過去のブログで探してください。
7月ぐらいやったかなぁ・・・
わざわざ探すほどのことでもありませんが・・・