Dr-Hの船外機のお話

船外機のメンテナンス

がんばれ!BF130A!(業務連絡を含む?)

2012-10-31 12:52:38 | ブログ

みなさま、ご機嫌はいかがでしょうか?

秋祭りや体育祭や釣り大会や休日出勤でバタバタだった怒涛の10月も

本日で最終となると思うと、少し、ホッとすると共に寂しくなってきます。

話は変わりますが、私の業務は販売店様、特約店様とのお取引なのですが、

前の会社ではユーザー様向けのお仕事をしていた関係でごひいきにしていただいている

ボートオーナー様も多く、そのアフターサービスの現場仕事も

そのころから継続して行っていたりします。

たまには、ボートを乗り換えていただいたり、船外機を載せ換えて

いただいたりもあって、有り難いお話です。

数年前から、このブログと営業所のHPを開設しましたが、思いも

寄らなかったことですが、船外機の修理にお持込いただく方々が

増えてきて、実はこちらが本業かと?本人が勘違いしそうな、

うれしい現象が発生しています。

有難うございます。

初めは、北大阪方面にはホンダ船外機サービス店がないので、

そういったアフターサービス難民を出さないように始めただけのつもりだったの

ですが、おかげさまで予想以上のご来店です。

汚い修理工場ですが、他店購入の船外機オーナー様でも、

ホンダ船外機以外の他社製の修理でも、気軽に覗いてやってください。

たぶん、第一印象は無愛想だとの思いをもたれるかも知れませんが、

生まれつきこのブサイク顔ですので、事前にご了承くださいませ。

さて、表題のBF130Aですが、事情があってご依頼から数ヶ月

お預かりすることになってしまいました。

130ax

オーナーのU様、お待たせいたしました。

数ヶ月の間、分解した部品をさび付かせないようにと

1週間おきぐらいで防錆スプレーを吹き付けていました。130

こっちも・・・・おかげではずしたときのままです。

130_3

さて・・・業務連絡です。

ご依頼には、無かったのですが・・・・

Uさま、少し追加が出そうです。

ロワケースをはずしたら・・・・・

130_2

シフターのオイルシールからにじみが・・・・・・

このハッチはウォーターポンプベースとオーバーラップしており・・・

ついででは無く必然で、バーチカルシャフトのオイルシールも交換になります。

Uさま、工賃はサービスしておきますので、部品代の追加をお願いします。

さて、部品は手配しましたし、入ってきたら・・・・

バルブとか、バルブスプリングとか、いろいろと・・・・

こういったやりがいというか、寝ていても夢に出そうな修理はたまにしか

無いので、ドキドキ、ワクワクしております。

がんばれ!BF130AX XN!

むずかし~修理、大好きです。

いえ、簡単なやつも大好きです。

でも、身もだえするぐらい難しいヤツ、もっと大好きです。

ああ、もっと難しいやつ、もっと、もっと光を~

いえ、もっと難儀な修理を~

お待ちしております。


本日ご来店のBF15AのI様、業務連絡です。

2012-10-29 19:29:34 | ブログ

業務連絡です。(2012/10/29)

本日ご来店のBF15A(正式名BF15AM-SJ)のオーナーのI さま、

持ち込み修理のご依頼、誠に有難うございます。

15a

お電話でお話したプロペラシャフトのオイルシール(ウォーターシール)

の破損の件ですが、写真のとおり、外部だけでなく内部にも

ラインを巻き込んでおりました。

(写真をクリックすると、拡大します)

15a_2

残念ですが、このとおりです。ご理解ください。

また、ご心配であったプロペラシャフトですが、ついでに計測を

して見ました。大丈夫と思います。

15a_3 15a2

「と、思います。」とは、頼りないようで申し訳ありませんが、

この年式のエンジンのマニュアルには、フレの許容範囲が

載っていないので、他のデーターなどと比較しての私の独自判断

であります故、ご理解くださいませ。

今しがた、パーツの手配を終了いたしました。

ご来店時に申し上げました納期となる予定であります。

出来上がりましたら、ご一報させていただきます。

宜しくお願い申し上げます。

H


BF90DK0とHE-81DiとBF135A4のセット高さは、ステップハルに悩まされているようですね?

2012-10-22 18:21:20 | ブログ

みなさまご機嫌いかがでしょうか?

昨日の日曜日は、珍しく休日出勤でした。

いつものように早朝から出発進行!!

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でも2日前も3時起きだったので、さすがに少し体が・・・・

重い体を引きずって、現地に向かいます。

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南に向かう高速は快適です。

CR-V君は順調に走ります。

昔、アクティーバンだったときは、よく早朝の高速で大型の車両にピッタッと

くっつかれました。

コワくて、コワくて、ライトがバンパーのすぐ後ろで光っています。

CR-V君になってから、ほとんどなくなりましたし、くっつかれても

ビュ~ンと先に行けます。

到着しました、が、まだ暗いので、少し寝ます。

1時間ほどして明るくなってきたので、作業の準備を始めます。

9090

1年ぶりですBF90DK0・・・でも今日はオイル交換だけです。

主役は・・・・

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HONDEX HE-81Diです。

トランジューサーの出力が600wあるので、接着ではもったいないと

オーナーを口説いて、インナーハル取り付けします。

どうせなら、一番感度がよさそうな、ボート中心部付近に取付して

性能を出来るだけ発揮したいので・・・・2重床に穴を開けます。

粉だらけになるので、オーナーAさまの荷物を全部出して、船底にもぐって

・・・・大型のドリルが入らないので、充電ドリルでホルソーを・・・

苦戦します。やっと、穴が開きました。ジグソーで穴を広げて

工事できる大きさにします。

床とデッキの間の隙間の作業なので、切削場所と顔が近くて・・・

顔が切粉でチクチクしてきます・・・・

オーナーも見積時は「工賃もっと安くならへんの?」と言っていましたが

私の作業を見ていて、納得したのか

「集中でけへんでしょうから、あっちの波止で釣りして遊んでます」

と気を利かせていただきました。有難うございます。

出来ました・・・・

90_2

おっと、顔を突っ込んでゲルコートを塗っていたときは、全部きれいに

塗れているように見えていたのですが、斜めから撮ったこの写真では

塗り残しがあるようです・・・・スイマセン。

ちなみにこのインナーハルの中の液体、夏になると浸み出てきますよね。

意外と、このトランジューサーのねじ山を伝って出来きたりします。

で、シリコンをブチューと塗っておきます。

でも、ほかからも出てきます、注入口とか空気穴とか・・・

性能には影響ありませんが・・・

「Hさん、漏れてる漏れてる」と電話がイヤなので、

やはり、ねじ山にはシリコンです。

ちょうど6:00から始めて、12:00に完成です。

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オーナーがお昼から帰ってくるのを待って、エンジンオイルの交換方法を

お見せして、そのあと魚群探知機の試運転です。

(画像をクリックすると、拡大します)

90812

上手く映っていて、この写真後も、少々スピードアップしても画像がなかなか

途切れいません。

思ったよりかなり良い位置だったようで、120%の出来です。

オーナーより私の方が「スピード〇〇でも映っている、もっとスピードを

上げてください・・・まだ映っている・・・もっと・・・まだイケる・・・

やった、やった、まだ映っている・・・・」と一人で喜んでいます。

私はインナーハルは、FRPで取り付けます。

Y社系サービスマンのM先輩に教えていただいてからですが、

大昔はシリコンでつけていました。

あと、シリコンで直接「ベチャッ」とか・・・・

でも、ビルジにガソリンや油が混じっていて、インナーハルが

浸かると、シリコンが溶けます。

あと、シリコンの乾く時間待っていると、24時間以上掛かるので、

すごく手間ですが、FRPで積層しています。

経験上なぜか、取付位置は船体中央ぐらいが、良いことが多いです。

新人のころは、モーターウェルの中とか、イケス付近の物いれの中とか

比較的後部で、付けやすい場所に付けていましたが、最近は魚群探知機が

発達し、きちんとつけると海底が手にとる様にわかったり、

スピードを上げても結構、映るので、そのボートのBESTの場所への

取り付けをお勧めしています。

(でも一番良いのは、スルーハル(船底貫通)です。が、振動子の交換が

簡単に出来なくなる場合もあるので、オーナーと相談してから決まります。)

たいがいのボートには、GPS魚群探知機が付いているはずですから

特に釣り好きの方は、研究&こだわってみると面白いと、面白いでしょう。

別件で、同じ置き場に15年のお付き合いのSさんがボートを置いていますが、

Sさんは今年春、エンジンは前からのBF135A4ですが、船体だけ乗り換えたの

ですが、走りが悪いと悩んでおられて・・・

船体は、とある場所にあったもので、BF135A4の載せ換えも、その場所で

実施してもらったとのことですが・・・・

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このボート、ステップハルなのです!

バスボートのように高速艇の場合は、わかるのですが・・・・

現在、プロペラが15Pか?、はたまた13Pか?といったスピードなので、

ひじょ~に、ムズカシイ・・・

エンジン高さも、そんなにおかしいというのでもないですが、

う~ん、なんとかしてあげたい・・・

(BF135A4は3年ほど前、旧ボートのときに私が嫁がせた

娘ですし・・・・)

Sさんとあれこれ計っていると、今回のGPSオーナーのAさんや

そのほかの釣り仲間の皆さんが、続々と集まってきて、

「なんや、調子悪いんか?」「いや、セット高さを計っていて・・・・」

「高さおかしいんとちゃうか、誰やこれ付けたん、あんたか・・・」

「いやいや、これは私が売ったエンジンやけど、セットしたんは違う人

ですねん・・・」「なんやそれ、ややこしい、それは誰やね」「いやいや。そんなにおかしい

高さちゃいますし・・・」「ほんなら、どこがおかしいんねん」・・・

皆さんSさんが心配で、あれこれ意見を言われますが、

許してください、Sさんも皆さんの迫力にタジタジで、

「まってまって、この人は違うねん」とか言われますが、聞く耳持たないとは

このことです。

ヒヤーッ、船体の販売も、エンジンのセットも私ではありませんから、

助けてー

ちなみに映っている手は、その中の一番リーダー格の人の手です。

写真を撮るといったら、「よし、任せろ」と率先して・・・・

Aさんは映っていませんが、船底の真下で反対側を

抑えていただいています。

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みなさん、どう思います?この高さ?

むちゃくちゃ変ではないのですが、まだ調整できそうな・・・・

同じボートで昔、BF130AXをセットしたとき、走りは良いのですが、

スプレーが出るので、何度もハイト調整をしている間に取り付けボルトが

焼きついて、大泣きしたことがあります。

あの時はWナットではなく、ナイロンナットでした、ホンダ船外機取付ボルト。

ちなみにD〇150(2ストV6)からBF130AXたっだので、そのときのオーナー

大変心配されていましたが、SOLASのAMITA4をつけて調整したので、

「加速とか、プレーンまでの速度心配したけど、全然問題ないわ」と

OKをいただいた記憶があります。

そのときは・・・・高さ決めるのに、セット作業とあわせて2日掛かりました。

緊急で宿泊して・・・・マリーナさんと飲みに行って・・・翌日またハイト調整を繰り返し・・・

ステップハル、その後このメーカーでは採用していないところを見ると、

いいことばかりではないのでしょうか?

Sさん、がんばりましょう。

先方と話し合いが付かなかったら、また相談に来てください。

答えは・・・・あるはずですから・・・・


BF50Dの定期点検と不調は複合的な原因だったのでした。

2012-10-20 13:57:38 | ブログ

みなさま、ご機嫌いかがでしょうか?

ミニボートフェスティバルの前日、仕事が終わってから用意していたら、

いつもならもう終業している時間に来客がありまして、

「BF50Dを使っているのですが、〇〇(遠方)まで修理に来てもらえないで

しょうか?」とご相談です。

う~ん、その地域はいつも、大先輩のMさんを紹介しているのですが、

今回は調子が悪いとのことで、Dr-H(パソコン診断機)が必要になるかもで・・・

50d

私が自ら行くことにしました・・・・

3:30に出発して、下道&山道を延々と走ります。

まだ暗い山道はどこか寂しく、お化けが出たらどうしようとか考えていると

「ああっ・・・アアアアあああっ・・・あああ」

何かやけにほっそりした2本足の人物が道路の真ん中に立っています。

「やってもした~見たらアカンもんを見てしもた~」

小人で、頭がとんがっています。

「あああ~」

CR-V君が近づくと、ピョンと飛んで右側によけて・・・

正面から見たら、小鹿はケムラー星人みたいに見えるんですね。

私もとうとう「ムー」の世界にいってしまうかと、びっくりしました。

その後もビクビクしながら峠を越えて、日本海が見えてきました。

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海が荒れてるなぁ、試運転できるかな?

現地に到着です。

早速陸上試運転しながら、Dr-Hでスキャンします。

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お客様は900時間以上お使いですが、トラブルの履歴はありません。

ついでにインジェクターチェック(Dr-Hで指令して、1気筒ずつ順番に

インジェクターを止めて、その瞬間わざと回転を不調にする。

不調にならない時は、元々そのインジェクターは死んでいる)と

点火のチェック(わざと順番に失火させて・・・・上記と同じです、なので

最近は診断機が無いと、修理が出来ません)を

しますが、問題はありません。

いろいろと目視でチェックして、不調の原因らしきものを

1つ見つけました。

「ああ、ここは部品を持ってきていない・・・・再度来ることになるな」

事前にオーナーとは、2回になることを覚悟してくださいと

伝えています。

修理とあわせてご依頼いただいた定期点検を同時進行で

はじめます。

そうそう、本社のM嬢が、今まで個別に対応していたホンダ船外機の

消耗品の通販コーナーを作ってくれました。

今までは修理中に油だらけの手で受話器を持って

「はい、入りますよ、値段は・・・えっと」とやっていたので

これからは助かります。

まだまだ発展途上ですが、興味のある方は、覗いてみてください。

http://www.hondamarine-hanbai.com/html/

お問い合わせや来店でのご注文の多い、ヤマハ、トーハツの

修理パーツも順次アップしていきます。(と、思いますが・・・・)

さて本題にもどって、つづきです・・・。

(画像をクリックすると、拡大します)

50dpuragu

右から1番2番3番です。

2番が黒いのがわかるでしょうか?

いくつか原因が考えられるのですが、このエンジンのスパークプラグ、

3本とも締め付けトルクがユルユルで、2番はすでに緩んでおり、

3番は手で緩む程度で・・・・OHコワい状況です。

スパークプラグの締め付けが弱いと、熱を持ってしまって、

最悪、溶けてシリンダー内に「ポロッ」とかあるそうです。

50d1 50d2

インテーク側のアノード(防食亜鉛)は、このBF50D/40Dはこのように

簡単に交換できます。

陸置艇でも、これだけボロボロです。

キャップはOリング又はキャップ&OリングのASSYを交換して、

耐水グリスを塗って、戻してください。

燃料フィルターも点検します。

50dfo1

携行タイプの燃料タンクの方は、このような汚れが多いですね。

特にEFIエンジンは汚れに敏感です。ご注意を!

サーモスタットも点検します。

50d_3

これなら交換しても、バチが当たらないでしょう?

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今度はウォータージャケット側の内部アノードの交換です。

陸置なのですが・・・思ったより・・・・汚れていて、朽ちています。

清水洗浄の水圧が低いのか?

このアノード比較的簡単に交換できます。パッキンも同時交換です。

度々交換したほうが、すぐにネジも緩んで、楽です。

50dfo2

高圧側のベーパーにくっついている燃料フィルターです。

こいつはいつも、どのエンジンも真っ黒です。

ろ過する目が細かいのでしょう?

最後の砦ですので、がんばっています。皆さんフィルター君に

拍手を・・パチパチパチ♪

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さすがに陸上艇なので、あまり減っていませんが、オーナーの希望

ですので、交換します。(良いことです)

50d_6

プロペラ/シャフトの点検と、グリスアップです。

久しぶりに釣り糸を巻いていません。このエンジン。

お次はインペラー/キーなどの点検です。

50d_7 50d_8

インペラーのキー(キーウッドラフ)も、このタイプは、当たり面が

片減りすると遊びが多くなるので、点検して減っていたら、安いものなので

交換してください。

さあ、とりあえず消耗品交換を終え、不具合箇所のチェックをしたので、

試運転します。

50d_10

う~ん、予想より調子が悪いですね。

見つけていた部分以外にも、不具合があるようです。

再度帰港して、スロットル側のリモコンケーブルをシビアに調整します。

調整の余裕があまり残っていません。

リギング時にリモコンBOX側の詰めが少なかったのかも・・・・・

ギリギリ調整できました。

次回は・・・・・ありません(BOX分解orケーブル交換)

あと、燃料系も、おかしいと思うのだが・・・・・・・

電気系の不調もあって、たまに症状が出るので、見分け難しく、

頭の中で、理論と理論がぶつかって、どちらか迷います。が、

夕方までに犯人を見つけないと、真っ暗になって、

ケムラー星人よりコワいのを見るのも御免ですから、

立ったまま昼食のジャムパンをかじりながら、サービスマニュアルと相談を

します。(エラーが無いのでパソコンは横で静かに見守っています。)

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いくつか推理し、分解/実証します。

つまり、燃料入り口~インジェクターまで順番にバラバラにして、

可能性の高そうな順番ではずして、詰まりを確認します。

・・・・・・・・ベーパーセパレーターも分解しましたが、きれいなものです・・・・・・・・

ケムラー星人が頭をよぎります。

「ブルッ」と寒気がします。

ひょっとして・・・・来たとき一度点検済みの、フューエルコネクターを

再度点検します・・・・外れません・・・・・外れません・・・

洗濯ばさみを指で押さえられず・・・・・ということは・・・・もう、外れている・・・・

引っ張ると「ポン」と、簡単に・・・

やられました。ここからエアを吸っていたのでしょう。

再度試運転します・・・答え合わせです。

電気系の不定期な発作&スパークプラグの締付けトルク不足&フューエル

コネクターの接続不良(これは、私だけ?オーナーも以前から)&スロットルケーブルの

調整不良が複合的に重なって、回転不良になっていました。

よく「エンジンが吹けないのですが、どこが悪いでしょうか」と聞く方がおられますが、

原因は一つとは限りません。

私の尊敬する先輩達も、ベテランほど「診て見ないとわからない」と言いますが、

それが「真理」なのです。

50d_11

初めは3500~4500rpmまでしか回らなかったBF50Dですが、

電気系の症状が治まっているときは5000rpm~6000rpmまで回ります。

これで、完全に絞り込めました。

頭の理論と、体で感じているものが一致しました。

四国のプロフェッサーYに電話して最後の答えあわせをします。

遣り残しがあると、恥ずかしくて聞けませんから。

「(電気系の)部品交換するしかないね~」

残念ですが¥2,800-の部品が追加になります。

帰って、上架してエンジンを洗って、タッチアップペイントと

グリスアップをして、収納します。

今度は部品が入り次第、また交換に来ることになります。

出来れば、オーナーに確認していただきたいので、日を合わせられればと

考えています。

さて、明日は休日出勤で、GPSの取り付けです。

先週土曜日、ミニボートに出るため休みましたので・・・・

FRPの加工があるので、1日掛かると思うのですが、

オーナーは「オイル交換の仕方を教えてほしい」と

言われていますが・・・・余裕あるかな?

最悪、超残業になったらオーナーにも一緒に「ケムラー星人」が出る時間まで、

居残りをしてもらうことにしましょう。

一人では、怖いですしね・・・・・・・。


言い訳と愚痴とSOREXトレーラーにしましょう!!

2012-10-17 18:32:45 | インポート

みなさま、ご機嫌いかがでしょうか。

まずはこのかっこいいLEDライト・・・「はら」さんに

ミニボートフェスティバルでいただきました。

Photo

O兄貴も、やっさんも、とっくにもらっていることでしょう。

ブログに書く約束をしたので・・・

「はら」さん、有難うございます。ちゃんと書きました。

次は・・・・言い訳です。

田原社長のブログを見ていたら、なんと、私が出ているではないですか!

しかも、お叱りを受けていて・・・・

確かに原則として、ボートトレーラーは海に付けない方がいいと思います。

が、私の相棒は、実は一流メーカーのSOREX製ですので、OKなのです。

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あと、ずるいとまたお叱りを受けそうですが・・・

「ボートトレーラー」ではなく、「PWC(水上オートバイ)トレーラー」

なのです。

PWC(パーソナル・ウォーター・クラフト)は、3人乗りとか300kgを

超えるため、海に「ドボン」せざるを得ません。

で、ガルバ(亜鉛メッキ)で、フレーム鋼管の内側まで、亜鉛メッキ

されています。

そして、またまたズルイですが、各種対策をしています。

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防水LEDウインカーに交換したり、当時はついていなかったベアリング

プロテクターを付けて、コマメにグリスアップしたり・・・

(現在のSOREXトレーラーには、ベアリングプロテクターは

標準装備です。)

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当然、持ち帰ったら、すぐ真水で全体を洗います。

この愛車トレーラー君、平成13年モデルです。

なんども、大阪湾、太平洋、琵琶湖も池原も七色も「ドボン」し続けて

早11年。何度も九州まで走っています。

さすがSOREX製トレーラー、元が取れます。

みなさま、ガルバ(亜鉛メッキ)でない、黒とか、白とかの

淡水専用ボートトレーラーで、塩水へ「ドボン」は、鋼管の内側から錆びて・・・・・

恐ろしいことになります。

(ただ~し、最近のSOREX製のブラックに限定しては、ガルバ(亜鉛メッキ)の

上からブラック塗装している贅沢仕様のがあります。詳しくはソレックスHP

http://www.sorex.co.jp/

または、取扱店まで)

あと、塩水につけると、ベアリング部のグリスの管理は、大変シビアに

なります。

このトレーラーも、そろそろベアリングの打ち換え時期かと思うので、

一応、いつでもできるようにベアリングは在庫しています。

でも、こんなに長く使えるんですね、だから中古市場でも高値安定?

さすがSOREXトレーラー、▲OYO▲Aのオフロードテストコースなどを

借りて24時間?50時間?もっと?耐久テストをしてから市場に出している

だけあります。

なお、現在のSOREXの軽ボートトレーラーもガルバですので

安心してください。

これくらい言い訳したら、田原社長に許してもらえるでしょうか?

最後の話題は・・・・愚痴です。

先日、「ホンダさんから聞いたのですが」と、お電話が・・・

BF2Dの修理はしていますかと・・・ハイ、していますが、どうしました

と聞くと、オイルが漏れるとか・・・・

数日して持ち込むとか、持ち込まないとか・・・

翌日、「〇〇〇(会社名)から聞いているとは思いますが~」と

別の人から???

そんな会社知らないというと、話がお互いに噛み合わず・・・

(あとで本田技研さんに聞いたところ、取引無いし、知らないとのこと)

どうも、前の日の電話は業者さんだったよう(社名名乗らず)で、中古のBF2Dを

販売したが、クレームになって、私のところに持ち込めば何とかなるような

話をしたらしくて・・・・

なにやら、エンジンオイルとガソリンを入れたまま送ってきたようで

箱を空けたら、液体がもれて地獄絵図だったようで、苦情を言ったら

「ラジエターを確認しなさい」???といわれたとか。

しかも、お客さんには、クレームでお金が掛からないように説明されて

いる様子で、「修理ですか?何をするにもお金掛かりますよ」

というと、少し怒っています。

2010年式で、保証は切れていますし、中古です。

基本、有償ですよね・・・・・・・

少しして、お客さんは相手と交渉し、金額は相手が負担するとのことで・・・

(ああっ~あ、自分は苦労せず手を汚さず、お金で解決か・・・・・・)

で、お客様は本日来店・・・・・

オイルが大量に入っていました。際限なく・・・

1分で診断終了。

オイルは自分で抜くと言われたので、お金はいただかず・・・

ただし、

「えっと、このガソリンタンクの上のエアヌキは、走るとき緩めるの?」

「エンジンオイルは、一旦全部抜いて、規定まで入れなおしてもいい?」

と、質問攻めです。

間違った知識は、漂流とか海では命の危険に結びつく為、

教えないわけにはいけませんが・・・

修理をしたわけではありません。

船外機や部品を買っていただいたのでもありません。

しかも、故障の診断をして、異常なしだったので費用は

サービスにしたところです。

それでもまだ、他社で購入されたエンジンの取扱説明を延々としないと

いけないのでしょうか?

今回の場合は、まず売ったお店がきちんと説明をすべきと思いますが、

箱を開けた時の状況を聞いたら、それ以前の話のようですね。

通販で買うことは、今の時代当たり前です。

私は、本田技研工業㈱のディーラーですから、ホンダ船外機なら

なんでも修理します。

どの機種でも販売します。

近畿一円なら、どこでも納品しますし、修理に行きます。

明後日も原発が稼動している近くへ修理に行く予定です。

ほとんどのご来店いただくお客様は、みなさま気持ちがよく、

良い人ばかりで、楽しく対応させていただいています。

みなさま、船外機を買うときは、ちゃんとしたお店で買いましょう。

近くにお店が無い人は、通販で買いましょう。

近くにお店がある場合は、そこで買いましょう。

あっと、先日のミニボートフェスティバルの釣果、載せるの忘れてました。

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このあと天ぷらになりました。

海の恵み、万歳!!