Dr-Hの船外機のお話

船外機のメンテナンス

コメントのご返事です。

2014-01-31 18:45:26 | 写真

松原様、コメント有難うございます。

船体側メインタンクより、オイルリザーバー(エンジン側上部タンク)にオイルを

送るオイルラインホースが青色ストライプの方で、

エンジン(クランクケース)よりメインタンクにエアプレッシャーを送るほうが、

もう片方のホースように、サービスマニュアルに書いてあります。

正直、マーキュリーのV6クラスのキャブはサービス講習会に行く機会がなかったので、

この程度のご返事しか出来ません。

次回より、ホースの先を3~5mmほど切って、接続部に残しておくことを

お勧めします。

あと、マーキュリー船外機のご質問は、頼りない私より、

マーキュリー総輸入元の㈱キサカさんにおたずねされることをお勧めします。

皆さん親切な方々ですよ。

私もよく質問しています。

http://www.kisaka.co.jp/mercury/

なお、このオイルタンクのフタの締め方が不完全で、

なおかつアラームが運悪く壊れていて、

オイルが供給されず、エンジンを焼いたXRIのお客様がおられました・・・(泣)

オイルを給油したあとは、2つのキャプ(蓋)が完全に閉まっていることを

ご確認下さい。

頼りないお答えでスイマセンでした。


BF30D4の試運転と念には念のクラックが隠れておりました(泣)

2014-01-29 11:44:03 | ブログ

皆様、ごきげんはいかがでしょうか?

昨日の私は雑事で某マリーナへ・・・

このボートの所用でした。

30_2

そこで、関東に引っ越された元ボートオーナーS様と再会!

たまたま仕事で関西に来ていて、なつかしのマリーナに立ち寄られ、

10年ぶりの再会となりました。

ハーバーマスターとS様と、仕事が済んだ私と3人で、

ノンアルコールビールを飲みながら、

「昔、(諸事情が発生し)夜間航海したよね」とか、

「夏のマリーナの桟橋でイワシを釣って、すぐにてんぷらにして、ビールを飲んだね」

とか、思い出話に花が咲きました。

3人とも、10年前の夏の夕方に気持ちがタイムスリップして、

楽しいひと時でした。

Sさん、次回帰って来るときは連絡ください、今度は痛飲しましょう!

さて、定期点検で入っていたBF30D4ですが、船体の水漏れはホースの破れ

で修理したし、エンジンの整備も終わって、試運転です。

30_3

今回はキャブレターのメンテは無しです。

302_2

まあ、問題はないでしょう。

で、「終わりました」とTELして、週末に取りに来られることになったのですが、

念には念を入れて、船体内部に水を張って様子を見て3日後・・・

「あれ、トレーラーのバンクの1本が、いつまでも湿っている・・・」

で、クレーンで吊り上げ、湿り気をたどっていくと

「あ、あ、あ、あああああ~(悲しい心の叫び)」

30_4

船底に6~7cmぐらいのクラック発見です。

目視確認時には見逃していたようです。

すぐオーナー様にお電話して、見逃しと工期延長を謝ります。

「逆に原因が見つかったので、安心しましたよ」と言っていただき、

ああ、有難うございます。

302_3

積層直前の状態です。

303_2

トーナメントに出られる方なので、強度を考えて

炭素繊維のマットもガラスマットでサンドイッチして積層します。

でも、見つかってというか、見逃したままのお渡しにならず

ほっとしました。

油断せず、水を張っていて、間一髪助かりました。

さて、積層が終わり、乾きました。

仕上げに入るとします。


新型ディープウェルと、日産マリーン展示会のご案内です。

2014-01-21 12:49:46 | ニュース

皆様、ごきげんはいかがでしょうか?

本日、メール便が届いて、

「あれ、日産マリーンさんからだ」と、

たぶん美人事務員さんが送ってくれたのかな?とか考えながら

封を解くと、2月1日(土)・2日(日)実施の

「NISSAN MARINE DAY 展示艇即売フェア」

の案内が・・・・・・

1

試乗会も同時に開催され、なんと、サンキャント245に乗れるんです!

そして、展示艇の特価での販売も・・・

2

昔、超お得意様のNさまに、このパターンでジョイをご契約

いただいたことあります。

ムム・・・

少し気になるエンジンの写真が(泣)

いま一番売れているFB艇のEX-33II FBも展示しています。

1軸ですが、スラスターを付けたら着岸とか、ほとんど気になりませんし。

その他、ボート免許教室は、期間中2日間の間に申し込むと5,000円割引に

なるとか、LEDライトの展示即売をするとか、

内容盛りだくさんです。

特に乗換えを考えている方は、急がないと消費税が・・・

チラシの「脇」のきれいな女性が現地に居るのか、居ないのか?

私は「ノーコメント」です。

皆さん、ふるってご来場を・・・・!

チラシつながりでもう一点、

岡田商事㈱さんのバッテリー充電器、そう、ボイジャーバッテリー等を

充電する

「ディープウェル」に新型が登場します。

Photo

高性能に進化し、「追い充電」で限りなく満タンにするとか

新しい機能が満載で登場します。

内緒ですが、定価も安くなります。

気になる方は、

「フィッシングショー大阪・岡田商事ブース」で

じっくり見学、一杯質問しましょう。

珍しくニュースでした。


異業種交流会と水漏れとBF30D4のギヤオイルがヤバかったですわ!

2014-01-20 12:53:07 | ブログ

みなさま、ごきげんはいかがですか?

先週末、ワタクシは新年会?お酒が飲めたら理由はなんでも

いいんですが、異業種交流会?お好み焼きパーティーに出席。

会場?は、とある近鉄沿線の大きな駅から歩いて5分の、穴場のお店で、

ここのお好み焼きがめっちゃくちゃおいしくて、

「かえし」と「ジョッキ」を両手に、激論会です。

(翌日はひさしぶりに撃沈・・・死んでました)

一緒に飲んだ若い経営者のKさんは、すごく元気で

いっぱい刺激をもらった新年会でした。

(Mくん、1軒目も2軒目もアタリ!有難う)

さて、エンジンの定期点検とボートの水漏れの修理ですが、

ホイストでボートを釣り上げて船底をくまなくチェックしても、

原因に当たる部分は見当たりません?

「これは、スルーハル(貫通)部もしくはホースかな?」

ライブウェルの吸水部とオーバーフローのホースの点検をします。

まず、吸水のドレンコックを締め、排水の方にはウエスを詰めます。

2

次に、ライブウェルに水を貯めて、両方のホースの中に水を

満たします。

3

すると、「チョロチョロ~♪」と糸のような水がどこかから流れてくるでは

無いですか。

「発見発見」

水の流れてくるところをたどって、船内にライトと頭を突っ込んでいきます。

「漏水発見」

(画像をクリックすると、拡大します)

Photo

ライブウェルのオーバーフローホースの、ストレージに隠れた奥で、

上に向かってピンホールが開いているようです。

お客様は「釣りをしていると1時間おきにオートビルジが作動する」

とのことでしたが、たぶん、これが原因でしょう。

ホースの交換となりました。

一番心配だった症状の原因がわかって、意気揚々とBF30D4の

定期点検の続きを・・・・

「ありゃりゃ~」

1

ギヤオイルに水が混入し、白濁しています。

昨年の点検の時には、なんともなかったので、

それから1年の間に、何かあったのでは・・・・

ギヤケースの圧力のテストをします。

2_2

圧力を掛けても、すぐに数値が低下します。

明らかに漏れがあります・・・

テストを重ね、プロペラシャフトのオイルシールの破損を発見しました。

バラバラにします。

4

上手く抜けました。

ラッキー

とりあえずここだけだったので、安くて済みそうです。

オイルシールが¥588- Oリングが273-

(ギヤオイルは元々交換するつもりだったし、よかった~)

電話連絡したら、オーナー様が見に来られました。

トーナメント後に確認したとき、PEラインを巻いていたことが

あったらしいので、2人で納得。

やはり毎年点検をされる方は、何かあっても被害が

最小限で済むので、安く済みますが、

水の混入を数年放置すると、当然なかのギヤやクラッチが

錆びたりしますから・・・

南無阿弥陀佛~です。チ~ン♪

ギヤオイルは、1年おきに交換しましょう!

海の男の、鉄則です。

5_2


BF30D4と2014年最初の試乗と商談はFB艇です。

2014-01-14 18:27:18 | ブログ

皆様、ごきげんはいかがでしょうか?

今年最初の定期点検は、このエンジン・・・

Bf

バスのトーナメンターの、特定のルアーを多用するので有名な方の

エンジン、BF30D4です。

船内の水の浸入も点検します。

そして・・・・・・・・・・・

先週の日曜日は、珍しく日曜出勤でとあるマリーナさんへ・・・

マリーナさんの在庫のボートを商談させていただき、前の会社のときからの

超お得意様の乗り換えでFB艇に試乗です。

Fb2 

当然、船外機ではないので、運転はマリーナの所長が

「Hさん、僕が運転してあげようか?」

「ああ、お願いします、助かります。」と・・・

「私、ホンダの船外機しか運転できないんです」と

言うのはウソですが、やはり私より上手い人に運転してもらうのは、

心強いものです。

Fb_2

フライングブリッジには、お客様お二人が昇られ、

私の代わりに所長が一生懸命セールストークを炸裂させながら

運転もしていて・・・

「ワタクシ、居てもいなくても・・・」

お客様も運転をされて、十分試乗をされて、さあ、帰港する方向に

走っているとばかり思っていたら・・・

Atc

所長のサービスで、景色のいいところを走っていただきました。

するとお客様が、

「フネを持っている人だけの特権ですね」と、

それは、私の発するべきセールストークでは?

消費税が上がる前に間に合いましたね。

さて、帰路に付いたとき、

「Hさん、運転しとく?(しておく?)」と

進水式前に慣れておいたらと、お気遣いをしていただき、

ステアリングを代わってもらって、フラップをいじっていて

「あれ、あれ、どっちがどっちで・・」と数秒下を向いたとき、所長に

「流木!」と言われて目を前に戻すと

2艇身先に10cm×10cm×100cmぐらいの流木が!

「間に合わへん」とスロットルを戻す前に

私より先に横の所長がスロットルを戻してくれて・・・

「ゴロン、ゴンゴン・・・・♪」で

後ろから出てきたのでした。

2人で目を合わせて、2人が考えているのは

「ペラは無事か?」

言葉がなくても、通じ合う?

スロットルを開けても振動は出ず、

「助かった~」

やっと言葉が出ました。

ああ、本当に乗っていただいていて、文字どうり

「助かりました」

ペラが回っていたら、吸い込んでえらいことになっていたかも?

お客様、びっくりさせまして申し訳ございませんでした。

(帰って上架して点検して、全然大丈夫でした、良かった・・)

試乗の途中で見かけた有名なフェリーです。

Sun_2

とある夏の夕暮れ時、夕日でオレンジに染まりながら

走っているのに追いついて、ゆっくり併走しながら

「ああ、今年の夏も、終わりか・・・」

と、サンフラワーにはそんな思い出があります。

お客様は今年の夏、そんな景色を思い出にされるのでしょうか。

このFB艇で!!

ご契約、有難うございました。

しっかり納艇させていただきます。