皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?
先ほど、BF2DK2 SCHJのご注文をいただきました。
有難うございます。
ご使用者は・・・レンタルボート店様です。
8年前?製造のBF2D4 SCHJが使命を全うし、予備役(部品取り)に
するとのことで・・・
「よくがんばってくれた!」
8年ですから、誰も怒りません。
むしろ、当たり前?こんなにがんばってくれたと、お褒めをいただきます。
壊れていた部分は・・・
だったようです。(写真は別のエンジンの物を参考までに・・・)
エンドユーザーの場合、オイル切れやオイル交換を長期にしなかった場合
以外は、まず、ここは壊れていません。
8年間の磨耗?が原因なんだと思います。もしくはオイル?
ちなみに、¥9,300-と¥3,090-の部品です。
交換したら直ります、が、レンタルのような業務の場合は、買い替えになります。
ほかの部分もヘタっていますし、9.9なんかよりずっと安いし・・・・
8年間がんばっていましたBF2Dですが、時間に直すと一体どれぐらい走っていたので
しょうか?
1年365日ですが、毎月土日にレンタルしたとしたら、8日あるので
8日×12ヶ月で=96日です。
結構、免許不要艇は平日も出るし、GWやお盆や祭日もあるので、
1年の1/3ぐらいは出るかな(控えめ)で120日としましょうか。
120日×8年で960日です。
満タンで1時間走るとして、2回ぐらい給油されるでしょうから
1日3時間走っていたとして(釣りは8時間ぐらいされているでしょうけれども)
960日×3時間で=2,880時間でご臨終だったのでしょうか?
2,880時間といったら、実は、すごい時間です。
夏も冬も必ず月に2回釣りに行くエンドユーザーさんがいたとします。
12ヶ月×2回で=24回です。
欲張りな方で、4回給油(5時間運行)する方だったとしたら、
24回×5時間で年間120時間エンジンが走っている計算です。
2,880時間 ÷ 120時間 は = 24年 となります。
平均的なユーザーなら、磨耗の限界まで使うのに、毎月必ず
2回(しかも4回給油)して、24年間掛かる計算です。
こんな2馬力、ほかに無いでしょう。
これだけ壊れなければ、やっぱりどこのレンタル店でも使うはずですね。
あまり壊れないので・・・買い替えがたまにしか無いので・・・私は、売上が伸びません(笑)
たぶん、数ヶ月で買った費用は元が取れるので、7年数ヶ月、稼いでくれたようです。
ポイントはオイル交換です。
こまめに交換してください。
2馬力は走行中、ほとんど80%~100%(全開)で走行していますから、
(実際の回転数なら、4,800rpm~6,000rpmです。)
オイルがへたるのが、早いです。
4リッター¥4,000-の高級オイルを使っても、
250mlですから、1回の交換で¥250-です。
これだけで、我々修理屋さんに修理代を払う回数がぐっと減ります。
早め、早めに交換を!
(イリジウムプラグより先に、オイル添加剤をお願いしたい?)
話はかわって、現在入院中の旧型BF15AY君です。
琵琶湖のマリーナさんで、あれこれ手を尽くしてもらったようですが、
入院になりました。
メタルとか、バルブを交換します。
ここは、この機種の長寿のポイントです。
メカノイズが不快なほど大きくなってきたら、ここを早めに
交換しましょう。
「リテーナー・エキゾーストバルブ」14773-ZV4-000です。¥263-です。
2個必要です。
吸気側のバルブは
2つ割りのコッターを使っていますが、BF9.9AMとかBF15AYの排気側は
こういったものを使っているので、オイルの管理不足や、
高速、全開を多用される方、
長期間使用されてきた方
これらをミックスしてされている方が多いと思いますが、
エンジンの始動性が悪くなってきて、掛かったら
「カシャカシャカシャカシャ」と大きな音の鳴るような方、
(明らかに不快な、大きめで、プロでなくてもわかるはず)
排気バルブのリテーナーの磨耗で、圧縮漏れの
可能性が高いです。
(そのまま放置して、EXバルブがすっぽ抜けて、壊れたレンタルボートの
エンジン2台と、それが原因では?と思われるユーザーエンジン1台を知っています)
早めにプロショップでリテーナーを交換してもらって、
長寿の仲間入りをしましょう。
まだまだ走っています、旧型の角あたまBF15AやBF9.9A・・・
先日も、新品のようにお世話された角あたまBF9.9AMSJを定期点検しました。
エンジンの回転する音、気持ちよかったなあ~♪
皆様、上手く整備して、24年ぐらいは使いましょう!
ホンダ船外機は、耐久性バツグンですから、ずっと使えまぁぁ~す。
(新品も中古船外機も一応、売ってます・・・お忘れなく・・・・・・ )