Dr-Hの船外機のお話

船外機のメンテナンス

BF2D4とベラード225と「お・も・て・な・し」

2013-12-07 14:57:40 | ブログ

皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?

10日ほど前、日産マリーン様より「サンキャト245の業者向け試乗会」のご案内を

いただきました。

まだ実物に乗ったことが無かったので、参加希望としたのですが、

エンジンはマーキュリーの「ベラード225」をセットしているとのことで、

余計興味深々だったのですが、後日ご連絡をいただき、

マーキュリーの日本総代理店の㈱キサカさんで、なんと、

サービストレーニングもあるとのことで、行って来ました。

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関西を中心にそうそうたるお店の皆様が来られています。

マリンサービスO兄貴も、琵琶湖のスピードレーサーの部長も、

みんな真剣にサービストレーニングを受けておられました・・・・・

話は変わって本日、入院になりましたのBF2D4君の修理です。

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なぜここが・・・・・・

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「折れた」そうです・・・・・

キャブレターが・・・詰まっておりました。

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原因はガソリンを抜かなかったこと・・・・です。

さらに・・・何かたくさん入っております・・・

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お掃除させていただきました。

特に貴重で「よだれ」ものの「D4」なので、大事に使って欲しいです。

皆様、燃料には、十分に気を配ってください。

古い、ゴミの入った燃料を使うというのは、

自分で壊しているのと同じです。

さて、話をキサカさんのサービストレーニングに戻しますが、

前の会社に居たときも、MERCURY SeaPro10などの受講したことがあります。

そのとき講師をしていただいた先生は、今回、サンキャット245+ベラード225の

ドライバーをされていました。

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さて、実際に日産マリーン様のマリーナにて、試乗をさせていただきます。

サンキャット245とベラード225の両方とも初体験です。

「さあ、どうぞ」とステアリングをゆずられて、

スロットルレバーを前に一杯倒します。

排気量2,598ccでクラス最小のベラード225は、最大の特徴の

インタークーラー付スーパーチャージャーで加給されるため、

他メーカーに全く負けることのない爆発的な加速をします。

その加圧はずっと行われ、さらに加速が必要な場面では

吸気のリターンバルブが閉じられ、フルブーストされるので

アクセルのオンオフに全く滑らかにエンジン回転が付いてきます。

クラス唯一の直列6気筒は、間違いなくクラスでもっとも静かなエンジンです。

2スト→4ストロークの移行のときの最大の課題であった

225馬力船外機の「発進からの速やかな加速」を得るため

各メーカーの答えは・・・

YAMAHA V6及び4,169ccのクラス最大の排気量

SUZUKI  V6で3,614cc、ギヤ比がクラスで最も加速向き

HONDA  V6、3,471cc&加速装置「BLAST(空燃比連動点火時期制御)」搭載

MERCURY L6、2,598cc&インタークーラー付スーパーチャージャー

と、それぞれ、はっきりと作り方、考え方が分かれていて、

大変面白いことになっております。

排気量が少ないほど、凝った方法で補って加速を同等かそれ以上に持っていっていますね。

さて、今回の試乗会やトレーニングでは、それこそ滝クリで話題の

「お・も・て・な・し」をしていただきました。

すごくためになる実技や座学、勉強になりました。

参加賞をいただいたり、極めつけは・・・

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「講習会修了証」です。

そうそう、これです。

修理屋さんの心をわかってらっしゃる!

一番欲しいのは、「これ!」なんです、私達!

有難うございます。

さあ、ひさしぶりに飢えていた脳みそに、我がレベルを超える

知識の供給をいただいたので、ニコニコしながら帰ることが

できました。

「油圧だけではなく、油温センサーも付いているのか・・・・」

「ギヤ比が1.85だから、15Pのペラなら6000rpmで・・・」

「フューエルレールからのリターンホースは・・・」

「燃圧のpsiを聞いといたらよかった、ちくしょ~」

気が付いたら、工場を取り越して、自宅近くで高速を降りていて・・・

ああ、本当によかったです。サービストレーニング!!

もっともっと勉強、しま~す。

  


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