皆様、師走の候、ご機嫌はいかがでしょうか?
私は先日、「UKIMARU」君を衝動買いしてしまいました。
前から欲しかったのですが・・・・・
今回、キャンペーンのご案内で、あまりにも安かったので、
「私のも注文してください!」
これで、試運転や釣りのとき、楽々チンです。
ああ、早く釣りに行きたい♪
で、昨日の出張修理の帰りは・・・
夕方なのに、真っ暗です。さすが12月。
業務でご使用のF60Cをお使いのお客様のボートの修理です。
「チルトを下げると、警告音が鳴ってエンジンが掛からない」
ギヤケースが空中にあるとき、エンジンが掛けられるのですが、
そんなことするとインペラーがチ~ン♪です。
日陰で風の良く通る場所だったので、寒かった~
原因は
メインハーネスの断線!ガン摘出!です。
(あくまで応急処置です。後日新品と交換します。業務で休めないので
緊急の修理です)
オーナーは載せ換え、載せ換えでエンジン3代目ですが、ずっとハーネスを
そのまま使っていたので、寿命でしょうか・・・
その他、「ハンドレールを触るとビリビリする」というので
漏電していたデッキライトや航海灯の配線を修理したり、
他のボートの操舵機のガタを調整したりして夕方まで。
これからの時期は、外の作業はむちゃくちゃ寒いですね。
でも、嫌いではありません、外の作業!
さて、先日定期点検でやってきたBF20D3LHSJ君です。
オーナー様は中古でどちらかで「整備済み」というのを買ったが、
すぐにエンジンオイルを抜くと「真っ黒」だったので、信用できないと、
今回の定期点検で持ち込みされました。
(注意:購入後、いくらかは実際にご使用されておられます。)
まずインペラーの点検です。
ポンプのボルトに、塩カミありました。
1本、恐る恐る・・・点検のタイミングよかった?
インペラーは、卍でした。(交換時期)
ギヤケースの圧力テストをしましたが、問題ありません。
スイベルケースにグリスアップします。
内部に侵入していた海水が、グリスに押されて上部から
大量にしたたり出てきます。
作業を進めていくうちに、気になるところが出てきたので、
ウォータージャケットの分解をして内部を確認します。
「おおっ」
少し、塩の塊が多そうです。
掃除します。
アノードを確認・・・問題はありません。
せっかくなので新品にしておきます。
これで電気腐食の心配がありませんし・・・
冷却水の通る穴が、見えますでしょうか。
この穴が塩害などで詰まると、えらいことになります。
このような小さな穴が、エンジンの温度を一定に保って
くれています。
フタを「エンバイロクリーンプラス」できれいに掃除し、
パッキンを新しくして、元に戻します。
オイルフィルターですが、大きいのが付いていました。
問題はありませんが、オイルを入れる量が少し変わるでしょうか?
BF2Dのオーナー様、「必見!」です。
このように船外機のエアクリーナーは、ブローバイガスで
汚れます。
当然、定期点検時にはきれいにふき取ります。
よく「BF2Dのキャブレターから、エンジンオイルが漏れている」と
お店に持ってこられて、問題ないですと説明するのですが、
BF20Dも、長く使えばこれくらい汚れています。
ブローバイガスを減らすコツは、
①オイルを入れすぎない(規定値を守る)
②早めにオイル交換をする。
等です。
数点、簡単な部品の追加注文をしましたBF20D3君、
いましばらくお待ちください。
もうすぐ完成です。
やはり点検時だったのですね!これで安心して海に出れます。
よろしくお願いします。
ちょうど、定期点検を受けるタイミングだったと思います。
そのままでもしばらくは普通に使えたかも知れませんが、
その後メンテナンスをしようと思ったら、ボルトが緩まない、 もっとバラバラにしないといけないなど、予算が膨らむ可能性は
高かったと推測します。
また連絡申し上げます。
有難うございました。