ニート生活も4年目に突入し、相変わらずの僕だけど、自分の人間としてのダメさを思うたび、対比として思い浮かぶ出来事がある。
これは大学生の頃の話で、ある日、僕の友達(A)が大学のPCにログインするパスワードを忘れてしまったことがあって。で、また別の友人(B)なんだけど、その彼はとても優しく、自分のパスをそいつに教えてあげたんだよね。Bがひとりで講義へ行ったその間だけ、ってことで。
するとさ、インターネットのお気に入りとか見れちゃうじゃん。見放題じゃん。人間というのは他人の秘密への興味を強く持つ習性があり、Aもまぁ色々見てたんだけど、その場に居合わせた僕はそりゃもう必死に止めようとするわけよ。「オレにも見せろよ。いいから早く。あいつ戻ってきちゃうだろ!」って(笑)。
最初は「エロサイトとか入ってないかな~」的なノリでのスタートだったものの、やがてB君が書いたものとおぼしきブログを発見した。タイトルは忘れたけれど、確かここと同じgooだったんじゃないか。
で、そのブログは彼がプライベートな心境を吐露したような内容なのだけど、その中の文章が今でも印象に残ってるんだよね。本人はここを見ていないと思うんでこっそり書かせてもらうと「なんでお金がないのだろう。アルバイトをしてないからかな? でもバイトを始めたらミスしてしまいそうで怖い」みたいな。そんな悩みが赤裸々に綴られていた。
B君の意外な一面に驚いていたAに対して、オレは何となく分かっていたところがあったのだけど、それはさておき。このエピソードが事あるごとに脳裏をよぎるのは、僕の身動きが取れない理由がまさしく当時の彼と一緒だからなのだろう。現状を打破したい気持ちはとても強く持っているはずなのに、最初の一歩を踏み出そうとしたその瞬間、足がすくんでしまう自分がいる。
かたや、多少の紆余曲折こそあれど、B君は今、立派に頑張っていてさ。勝手ながら一方的にシンパシーを覚えている者としては素直に尊敬せざるを得ないし、その感じの苦悩はよく分かるからこそ、そして現在も変われぬバカがここにいるからこそ、自分自身のこめかみを拳銃でぶち抜いてやりたくもなるわけで、貫通した穴に棒を通して5月5日の空を泳がせてほしくもなるわけですよ。
テレビに入社式の話題が溢れる季節、スタートラインの場所すら分からぬままに、僕は人生を迷っているのです。
これは大学生の頃の話で、ある日、僕の友達(A)が大学のPCにログインするパスワードを忘れてしまったことがあって。で、また別の友人(B)なんだけど、その彼はとても優しく、自分のパスをそいつに教えてあげたんだよね。Bがひとりで講義へ行ったその間だけ、ってことで。
するとさ、インターネットのお気に入りとか見れちゃうじゃん。見放題じゃん。人間というのは他人の秘密への興味を強く持つ習性があり、Aもまぁ色々見てたんだけど、その場に居合わせた僕はそりゃもう必死に止めようとするわけよ。「オレにも見せろよ。いいから早く。あいつ戻ってきちゃうだろ!」って(笑)。
最初は「エロサイトとか入ってないかな~」的なノリでのスタートだったものの、やがてB君が書いたものとおぼしきブログを発見した。タイトルは忘れたけれど、確かここと同じgooだったんじゃないか。
で、そのブログは彼がプライベートな心境を吐露したような内容なのだけど、その中の文章が今でも印象に残ってるんだよね。本人はここを見ていないと思うんでこっそり書かせてもらうと「なんでお金がないのだろう。アルバイトをしてないからかな? でもバイトを始めたらミスしてしまいそうで怖い」みたいな。そんな悩みが赤裸々に綴られていた。
B君の意外な一面に驚いていたAに対して、オレは何となく分かっていたところがあったのだけど、それはさておき。このエピソードが事あるごとに脳裏をよぎるのは、僕の身動きが取れない理由がまさしく当時の彼と一緒だからなのだろう。現状を打破したい気持ちはとても強く持っているはずなのに、最初の一歩を踏み出そうとしたその瞬間、足がすくんでしまう自分がいる。
かたや、多少の紆余曲折こそあれど、B君は今、立派に頑張っていてさ。勝手ながら一方的にシンパシーを覚えている者としては素直に尊敬せざるを得ないし、その感じの苦悩はよく分かるからこそ、そして現在も変われぬバカがここにいるからこそ、自分自身のこめかみを拳銃でぶち抜いてやりたくもなるわけで、貫通した穴に棒を通して5月5日の空を泳がせてほしくもなるわけですよ。
テレビに入社式の話題が溢れる季節、スタートラインの場所すら分からぬままに、僕は人生を迷っているのです。