Dying Message

僕が最期に伝えたかったこと……

砂上の楼閣

2007-08-24 23:42:36 | Weblog
 昨日、甲子園決勝で佐賀北は審判に恵まれて勝ったことは書いたけど、その判定に不満を漏らした広陵の監督が高野連から注意を受けたらしいね。高野連曰く「審判は絶対」とのことだけど、だったらもっとまともなアンパイアを用意しろって。あれほど明らかなミスジャッジにケチを付けちゃいかんというのは、どう考えても納得がいかない。

 オレが思うに、勝負に必要なのは潔さなんかではなく、這いつくばってでも勝とうという泥臭い根性だ。だとしたら、あんな出鱈目なジャッジを無批判に受け入れるような人間は勝負師の資格がないはずだよ。「精一杯やったんだから、負けたのは仕方ない」って、そんなのスポーツじゃないだろう。せめて監督が抗議してやらなきゃ、2年半も汗を流した成果を一瞬にしてフイにされた選手が救われないって。

 結局、高野連は甲子園の純粋なイメージを守りたくて必死ということなんだろうな。実際は暴力事件もあれば越境入学も日常茶飯事なのだけれど、感動というフレーズのもとにカモフラージュしてきた。昨日書いた「感動をありがとう」とのたまうような層に支えられてここまでやってきた。
 でも特待生問題があれだけ話題になった以上、それももう限界。ハリボテの城を守るために犠牲になっているのが選手だということが分からない限り、高校野球に未来はないだろう。そのとき冷や汗をハンカチで拭ったところで、誰も王子とは呼んではくれないよ。