今回も『県立大西はりま天文台からの便り』から引用させていただきました。
『 月のない夜に見ることができる天の川は、太陽のように自分で光を出している恒星が1000億個ほど集まっていると考えられています。このような恒星の大集団は銀河と呼ばれています。恒星の大きさに対する恒星同士の距離と比べると、銀河の大きさに対する銀河同士の距離の方が、はるかに近くにあります。このため、恒星同士が接近・衝突することはほとんどありませんが、銀河同士が接近している場所は、あちこちに見ることができます。
( 中略 )
さて、私たちの天の川にも、少し小さいですが近くにある銀河として、大小マゼラン銀河があります。また、秋に肉眼でも見ることができるアンドロメダ銀河は、現在天の川に近づいてきており、やがては衝突し、合体して、何十億年か先には、現在とは全く別の姿になるのではないかと考えられています。 』
( 以上は、西はりま天文台・副センター長 石田俊人氏の記事を使わせていただきました。 )
つい先日、ロシアに落下した隕石で大騒ぎしましたが、こちらは何とも壮大なお話です。
太陽のお陰で、何とか宇宙空間をさまようことなく一定の位置に留まっている私たちの地球ですが、小惑星とはいえ岩石の塊程度のものが飛び込んできただけでこの大騒ぎなのですが、いつものことながら、この天文台が毎日新聞に掲載している記事は、何とも壮大なお話ばかりです。今回のものも、1000億個もの恒星が集まっている銀河と銀河が衝突するというのですから、そりゃあ、少々の巨大隕石より激しいものなのでしょうね。
しかも、私たちの銀河系銀河にもアンドロメダ銀河が近づいてきているというのですよ。
アンドロメダ銀河などという言葉は、マンガかSFの世界のことだとばかり思っていたのですが、現に観測できる程度の距離にあるというのです。
隕石が原発に落ちることを心配されている方々にとっては、この銀河の接近も又心配の種になるのではないでしょうかねぇ。まさか、何とか進行方向を変える方法を研究せよ、などとは言わないと思うのですがねぇ。
アンドロメダ銀河が私たちの銀河に突入してくるのは、数十億年先だそうです。
大分先だと言えばその通りですが、地球誕生や宇宙の起源などの時間軸を考えれば、数十億年といってもそれほど長い時間ではなく、しかも、時間は、確実に止まることなく刻み続けるのですから、いつかは実現するわけです。
その壮大な衝突現場を見てみたいような気もしますし、隕石の落下よりはもう少しひどい状態も予想されるので見たくない気もします。
まあ、どちらにしても、多分私は死んでいるでしょうから、そう心配することもないのですが。
( 2013.02.24 )
『 月のない夜に見ることができる天の川は、太陽のように自分で光を出している恒星が1000億個ほど集まっていると考えられています。このような恒星の大集団は銀河と呼ばれています。恒星の大きさに対する恒星同士の距離と比べると、銀河の大きさに対する銀河同士の距離の方が、はるかに近くにあります。このため、恒星同士が接近・衝突することはほとんどありませんが、銀河同士が接近している場所は、あちこちに見ることができます。
( 中略 )
さて、私たちの天の川にも、少し小さいですが近くにある銀河として、大小マゼラン銀河があります。また、秋に肉眼でも見ることができるアンドロメダ銀河は、現在天の川に近づいてきており、やがては衝突し、合体して、何十億年か先には、現在とは全く別の姿になるのではないかと考えられています。 』
( 以上は、西はりま天文台・副センター長 石田俊人氏の記事を使わせていただきました。 )
つい先日、ロシアに落下した隕石で大騒ぎしましたが、こちらは何とも壮大なお話です。
太陽のお陰で、何とか宇宙空間をさまようことなく一定の位置に留まっている私たちの地球ですが、小惑星とはいえ岩石の塊程度のものが飛び込んできただけでこの大騒ぎなのですが、いつものことながら、この天文台が毎日新聞に掲載している記事は、何とも壮大なお話ばかりです。今回のものも、1000億個もの恒星が集まっている銀河と銀河が衝突するというのですから、そりゃあ、少々の巨大隕石より激しいものなのでしょうね。
しかも、私たちの銀河系銀河にもアンドロメダ銀河が近づいてきているというのですよ。
アンドロメダ銀河などという言葉は、マンガかSFの世界のことだとばかり思っていたのですが、現に観測できる程度の距離にあるというのです。
隕石が原発に落ちることを心配されている方々にとっては、この銀河の接近も又心配の種になるのではないでしょうかねぇ。まさか、何とか進行方向を変える方法を研究せよ、などとは言わないと思うのですがねぇ。
アンドロメダ銀河が私たちの銀河に突入してくるのは、数十億年先だそうです。
大分先だと言えばその通りですが、地球誕生や宇宙の起源などの時間軸を考えれば、数十億年といってもそれほど長い時間ではなく、しかも、時間は、確実に止まることなく刻み続けるのですから、いつかは実現するわけです。
その壮大な衝突現場を見てみたいような気もしますし、隕石の落下よりはもう少しひどい状態も予想されるので見たくない気もします。
まあ、どちらにしても、多分私は死んでいるでしょうから、そう心配することもないのですが。
( 2013.02.24 )
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