松本駅からバスで20分程。
浅間温泉行のバスの終点、浅間温泉バス停から更に奥に歩いていく。
坂道で道幅が狭く、地図があっても本当に方角があっているのか不安になるほど分かり辛い。
バス停からは迷わなければ5分掛からない距離か。
江戸時代から続いている松本城主専用の湯御殿であった老舗旅館が、日帰り施設として整備され、入口からのアプローチや玄関は、旅館そのもの。
ロビーの雰囲気も落ち着きがあってよかった。
料金は800円と少し高め。
風呂場は2つ。
内風呂は、ロビーから館内を少し歩く程度で、途中に老舗ならではの資料を展示したスペースがある。
露天風呂と屋内風呂、サウナもある。
内風呂の湯船の端には飲泉処があり、源泉を飲むことが出来る。(ひしゃくがあるのが分かるだろうか)
泉質はアルカリ性単純泉で、入浴中は肌がすべすべする。
ほのかに硫黄が香るものだった。
そして、この施設で特筆されるのは外湯の野天風呂だ。
玄関から外に出て、山肌を少し登る。
松本城主専用の湯の現在の姿は、その歴史を感じられるものだった。
源泉から注がれており、内風呂よりも濃度が高いように感じた。
泉質は特徴的なものではないが、老舗旅館の雰囲気を気軽に味わえるのには感動した。
浅間温泉の一番奥にありかつ料金も若干高めの設定故に、ゆっくり浸かれる雰囲気を持っている。
堂々の三ッ星としたい。
★★★ アルカリ性単純泉(緩和低張性高温泉)
長野県松本市浅間温泉3-26-1
・・・?
そのままなの?
ここの野天風呂は、建物に入る手前の山肌にあり、「なぜここに?」という場所にあります。
今の建物が後から出来たものだとすると、野天風呂の場所は当時と変わっていないのかぁ?なんて想像してしまいました。
個人の感想で、確証はありません。
あしからずご了承ください。