諏訪市のお隣下諏訪町も、上諏訪と同様に源泉が豊富だ。
御柱祭で有名な諏訪大社の下社春宮、下社秋宮のある町の中心部には、いくつも公衆浴場がある。
矢木温泉はその一つだ。
江戸時代からあるとされている他の公衆浴場に比べ、有名ではないが、国道20号沿いにあるので、比較的簡単に見つけられるだろう。
(国道とは言っても、この区間は町の中を細々と走っており、道幅も狭いのだが)
駐車場は広く、10台弱程度のスペースがあったように思う。
暖簾をくぐると番台の跡があるので、そこで230円をポストに入れて支払う。
直ぐに脱衣所で、浴室もすぐだ。脱衣所は10畳も無いだろう。
浴室は湯船が一つあるだけのシンプルなもので、その周りに洗い場がある。
椅子や桶は入り口付近に置いてあり、使いたい人が持っていくのだが、常連さんは、そのまま床に座り体を洗うのが常識なようだった。
もちろん、シャンプーの類は一切置いていないので、持参する必要がある。
泉質は塩化物泉(ナトリウム―塩化物・硫酸塩温泉(弱アルカリ性低張性高温泉))で、源泉掛け流しのお湯は無色透明無臭ヌメリなし。サラリとしたお湯だ。
湯量が絞られており、湯温は適温だと感じた。
230円で、源泉かけ流しのお湯に入れる贅沢。
地元民は当たり前のように使っていたが、うらやましいと感じずにはいられなかった。
★ 塩化物泉(ナトリウム―塩化物・硫酸塩温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)) 源泉供給量は不明
長野県諏訪郡下諏訪町矢木東219-25
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