三ツ星温泉

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毒沢鉱泉 神乃湯(秘湯) ★★★

2019年01月23日 | 長野県の温泉
硫黄泉や塩化物泉と言った普通の泉質の源泉が多い諏訪地区において、とりわけ個性的なのがこの毒沢鉱泉だ。
名前にも相当インパクトがある。
泉質は、非常に珍しい含鉄(Ⅱ)-アルミニウム-硫酸塩冷鉱泉(酸性低張性冷鉱ph2.5)で、泉温はたったの2℃。



旅館の受付で料金800円を支払うと、奥へと通される。
離れになっており、良い雰囲気だ。

神乃湯では、冷たい源泉がそのまま注がれる浴槽と、加温循環の浴槽に分かれている。
加温した方は、酸化して赤褐色のお湯である。

冷たい源泉は飲泉も可能で、注ぎ口に柄杓が置かれている。
数々の温泉ブロガー諸先輩方もその味を表現しているのだが、とにかく個性的だ。
唯一無二の存在だろう。
レモン汁のような甘酸っぱさと、下に残る渋さがある。
この渋さは、珍しい泉質の要因でもあるアルミニウムの影響と思われる。




諏訪の温泉の一つとは言うものの、毒沢鉱泉は山の中腹にあるため、市街地から少しだけ距離がある。

諏訪大社下社春宮の横を通り、急な坂道や住宅街の狭い道を抜けて行く。
随所にある案内板を頼りに車を走らせると、たどり着くことが出来るが…
道の終点となる施設にたどり着く最後の200メートル程が、劇的に道幅の狭い急坂になっている。
1速でアクセルを踏みながら登っていく。帰りはスリルすら感じた。

下諏訪の中心地から10分程。
気づけば、御柱祭りの最大のハイライトである下社の木落坂の近くまで来てしまっていた。
秘湯感の漂う、忘れることの出来ないであろう三ツ星温泉である。


★★★ 含鉄(Ⅱ)-アルミニウム-硫酸塩冷鉱泉(酸性低張性冷鉱ph2.5)
長野県諏訪郡下諏訪町社7083

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