三ツ星温泉

温泉を星なし~三ツ星まで勝手に評価していきます!
初めての方はカテゴリー「はじめにお読みください」をご覧ください。

温泉津温泉 薬師湯 ★★★+

2024年03月26日 | 島根県の温泉


「温泉津」と書いて「ゆのつ」と読む。

島根県松江市や出雲市からはだいぶ西にある。
出雲市から普通列車で1時間20分ほど、特急でも1時間程度の距離である。
特急は通過するものも多いので注意が必要だ。
車では山陰道の温泉津ICが近い。

温泉津温泉街は世界遺産登録されている石見銀山の構成要素の一つでもある。
つまり、世界遺産の温泉と言って良い。

薬師湯はその温泉街のシンボル的な存在で、大正8年築の建物を未だに利用している。
本物の大正浪漫建物である。
600円の入浴料は安く感じる。なお、石鹸の類はないので注意だ。

建物の見た目が特徴的なだけでなく、温泉津温泉は泉質が抜群に秀でている。
もちろん源泉かけ流しで、薬師湯の湯船の縁は堆積した温泉成分も厚く、独特な雰囲気を出している。
そして、入浴してすぐに直感的に“体に良い”と感じる湯である。
あっという間に体が温まるので、長湯をしないように説明を受けるほどである。

筆者は10年ほど前に一度訪れているのだが、その時の感動が忘れられず二度目の訪問となった。
文句なしの最上級評価である。

★★★+  ナトリウム一塩化物温泉(低張性中性高温泉) 自家源泉湧出量:不明
島根県大田市温泉津町温泉津
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沖縄逸の彩ホテルの足湯

2024年03月09日 | 沖縄県の温泉



おそらく那覇市内唯一の足湯である。
那覇の目抜き通りである国際通りに近い。

ゆいレールの牧志駅からすぐの「沖縄逸の彩(ひので)ホテル」の敷地内にある。
無料で利用できる。

筆者はだいぶ歩いた後に利用したため、足の疲れがだいぶ和らいだ。
塩化物系の温泉であり湯の暖かさが残るはずだが、残念ながら非常にぬるかった。

都会の真ん中にあるのに地味な存在なのが、少々もったいない。

なおホテルに宿泊すると、この温泉を利用した屋外のプールを利用できるとのこと。
また、プライベートバスのある部屋もあるようであり、じっくり浸かりたい場合には宿泊するしかないようだ。

泉質不明(塩化物系と思われる)、自家源泉湧出量不明
沖縄県那覇市牧志3丁目18−33
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純養褐層泉 桜館 ★

2024年01月20日 | 東京都の温泉

東急池上線の池上駅、蓮沼駅、東急多摩川線の矢口渡駅の丁度真ん中くらいにある銭湯である。
この辺りでは温泉が湧いており、総称して蒲田黒湯温泉と言われる。
桜館もその一つと言ってよいだろう。

ナトリウムー炭酸水素塩冷鉱泉(低張性・弱アルカリ性・冷鉱泉)の黒いお湯は、
太古の植物の地層から湧いたとろみのある湯である。
なお、もちろん源泉風呂である。

町の銭湯としては非常にレベルの高い湯であり、満足度は高い。
この雰囲気を大事に保っていただきたく思う。

銭湯のため520円とリーズナブルである。
なお、シャンプーやボディソープは持参すること。

★ ナトリウムー炭酸水素塩冷鉱泉(低張性・弱アルカリ性・冷鉱泉) 自家源泉利用量:2t/日
東京都大田区池上6-35-5
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東京染井温泉 Sakura ★

2024年01月07日 | 東京都の温泉

山手線の巣鴨駅が最寄りである。
無料のシャトルバスが出ているが、歩いても10分かからない距離だ。

染井霊園の手前にある和モダンの落ち着いた雰囲気の施設で、道路より少し奥まったところにあるためプライベート感もある。
このあたりはソメイヨシノの発祥の地であるため、温泉名にも染井と入れたのだとか。

泉質は東京でよく見る琥珀色の塩化物系である。そのため、湯が肌に馴染みやすく入浴後の保湿効果は高い。

山手線の駅からたった10分ほどの立地であるため料金は高めで、平日は1,540円、土日は1,760円かかる。

1,500円以上出すため、欲を言えばもう少し建物がゆったりしていると良い。
限られたスペースのため、浴室もロビーも少し狭く感じた。

しかしながら、おそらく山手線の駅から一番近い温泉施設であろう。
その立地、ポテンシャルだけでも価値観があると感じた。

★ 含むヨウ素-ナトリウム-塩化物強塩温泉(高張性・弱アルカリ性・高温泉)
東京都豊島区駒込5−4−24
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E.R.E宇品の湯 宇品天然温泉ほの湯 ★★

2024年01月03日 | 広島県の温泉

広島市内にある温浴施設がほの湯だ。
中心地の八丁堀から12番バスに乗り、20分ほどの「中国自動車学校前」で下車するとすぐ近くにある。
広島の乗り物といえば路面電車であるが、広島駅から宇品港行きに乗って「宇品ニ丁目」で下車し徒歩10分程度の位置である。

料金は平日は880円、土日は50円プラスで、露天風呂などに行けない料金設定もあり、こちらは480円となっている。

※施設パンフレットから拝借

よくあるスーパー銭湯であるが、露天風呂の一部が源泉かけ流しになっている。
少し油臭があり強い塩分を感じる湯が、ドバドバと注がれている。
肌にまとわりつき保湿効果は高い。

広島で数少ない温浴施設であるが、源泉があるしっかりした"温泉"であった。

★★ 含弱放射能(ナトリウム・カルシウム)ー塩化物強塩冷鉱泉(高張性・中性・冷鉱泉) 自家源泉湧出量350L/分
広島県広島市南区宇品東3−4−34
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御谷温泉 御谷湯 ★★★

2023年11月11日 | 東京都の温泉

錦糸町駅、両国駅、本所吾妻橋駅の中間くらい、住宅街にある銭湯である。
それぞれ歩いて15分程度であろう。
都バスの石原3丁目が最寄りであり、そこからは1・2分の距離である。

東京特有の黒湯に浸かる事のできる立派な温泉施設である。
5階建てのビルのようになっているが、あくまで銭湯であり、銭湯料金(520円)で入浴可能である。
4階と5階が週替わりで男女入れ替えになるようだ。
筆者が訪れた日は5階が男湯であった。

5階は、高温温泉(約43~46度)、中温温泉 (約39.5~42度)、低温温泉 (約25度)と3つの温度の風呂があり、好みの応じて温度帯を選ぶことが可能だ。
また、大人3人くらいが足を伸ばして入れる半露天風呂もある。
特筆されるのは、その小窓からスカイツリーが目の前に見られることである。
夜間であればライトアップもきれいであろう。

※御谷湯のすぐ近くからみたスカイツリー。半露天風呂からもこの距離感である。

和の雰囲気を存分に感じられ、露天風呂に浸かることができるとは思ってもいなかった。
湯上がりのしっとりサラサラ感は、都内とはいえ温泉をしっかりと感じられることができた。

立地、施設に加えて、スカイツリーを眺められるという特徴を考えると、コスパが相当良く、満足度はかなり高い。
三ツ星が適当と考える。

★★★ 黒湯(温泉法第2条別表中に示されたメタケイ酸の項で温泉法の温泉にあたる) 自家源泉湧出量:304L/分
東京都墨田区石原3−30−10
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月岡温泉(5号井,6号井) 清風苑 ★★★

2023年11月04日 | 新潟県の温泉

新潟県で新潟市内から一番近い温泉街だろうか。
新潟駅から白新線に乗り豊栄駅で降りると、各温泉旅館のシャトルバスが迎えに来てくれる。
自家用車であっても、新潟市内から40分程度だろうか。

越後平野が広がる景色を進むと、山の手前に突如温泉街が現れる。
硫黄の香りが漂うお洒落な温泉街である。
筆者はその中でも清風苑に宿泊した。

清風苑の温泉は5号井と6号井の2つの源泉を引き込んでおり、また源泉風呂と沸かし湯の2種類がある。
写真は源泉風呂の入り口である。

源泉風呂は、大人が20人程度入っても足を伸ばせるような大きな浴槽に加え、露天風呂もある。
露天は3,4名程度が浸かれるくらいだ。
泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)で、エメラルドグリーン色の硫黄の香りが強い湯である。
硫黄の含有量は日本トップクラスだそうで、湯上り後の肌のしっとり感、保温感は相当のものであった。
なお、硫黄の香りも肌に染み込み、1日経っても穂のかに香るくらいであった。

一方、沸かし湯はお湯が足されており、比較的硫黄を感じることもなく軽く温泉を堪能できる。
源泉風呂よりも広く、開放感はこちらの方が上であった。

あくまで温泉の評価であって旅館の評価はしないが、和風な館内で、ホスピタリティに満ち溢れた旅館であった。

筆者の経験の中でも、これほど硫黄を感じ、肌の仕上がりを感じた温泉はそう多くはない。
温泉好きであれば、間違いなく好きになる三ツ星温泉であろう。

★★★ 新潟県新発田市月岡温泉278-2
含硫黄―ナトリウム―塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉) 源泉湧出量:581L/分(5号井,6号井合算)
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都幾の湯 都幾川四季彩館 ★

2023年08月15日 | 埼玉県の温泉
埼玉県西部のときがわ町は、程よい田舎の町である。
東京からは、関越自動車道や圏央道を利用して1時間ほどの嵐山小川ICが近く、ICからも30分もかからない距離であろう。
山々が近くに迫り、きれいな川も流れている。

夏場には三波渓谷(さんばけいこく)へキャンプやバーベキューに訪れる人も多く、駐車場は非常に混雑する。

その三波渓谷のすぐ近くにある温浴施設が都幾川四季彩館である。
古民家風の建物で、所々に和モダンを感じる。
入浴料は800円(土休日880円)。

内湯と露天風呂があり、約20度の源泉がトポトポと注がれ、浴槽の中で加温循環されている。
とろみのある湯だが、塩分を含んでおり、湯上がりはしっとりポカポカだ。

筆者が利用をしなかったが、カフェ利用の足湯もあるようである。

自然を感じる雰囲気で、清潔感もあった。また、脱衣所に風呂上がりの麦茶サービスがあり嬉しかった。
最近になって、民間が指定管理者となり運営しているようである。

施設と駐車場の間の距離が少しだけ気になるが、満足度は決して低くはない。
バーベキューと同時に訪れたり、ドライブがてらに寄ってみたり、合わせ技で是非利用をしてもらいたい。

★ ナトリウムー塩化物冷鉱泉(等張性・アルカリ性・冷鉱泉) 自家源泉湧出量9.3L/分
埼玉県比企郡ときがわ町別所556-1
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草津温泉(西の河原源泉) 西の河原公園の足湯 ★★

2023年08月15日 | 群馬県の温泉
言わずと知れた温泉の東の横綱、草津温泉である。
草津温泉街の西の端には、西の河原と呼ばれる公園がある。
湯畑からは徒歩10分弱程度で、道中には土産屋や飲食店などが並ぶ。

河原のそこかしこで温泉が湧いており、硫黄の香りが絶えず漂っている。
もちろん、足湯や手湯もあり、誰でも無料で利用することができる。
足湯は手前と奥の2箇所にある。(この記事の写真は奥の方のものである)
泉質は折紙付きで、観光地の雰囲気も存分に感じられる。
湯畑横の足湯とは全く雰囲気が違うので、両方行ってみると良いだろう。

奥には西の河原露天風呂という日帰り施設もあるので、是非訪れていただきたい。

★★ 酸化塩化物硫酸塩泉 pH1.50
群馬県吾妻郡草津町大字草津521−3
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草津温泉(万代源泉) 西の河原露天風呂 ★★★+

2023年08月11日 | 群馬県の温泉
言わずと知れた温泉の東の横綱、草津温泉である。
いくつかある源泉の内、万代源泉に日帰りで浸かることができるのが、西の河原露天風呂である。
草津温泉街の西の端にある。
湯畑からは徒歩10分弱程度で、道中には土産屋や飲食店などが並ぶ。

ところが、西の河原のエリアに入ると景色は一変する。
そこかしこで、湧き水のように湧き出す温泉と、ほのかに香る硫黄臭。
どこか異世界のような不思議な河原であるが、足湯や手湯もあり観光客も多い。
不思議な空間である。

西の河原を奥まで歩いていくと、西の河原露天風呂がある。
利用料は700円。

※公式パンフレットから拝借

源泉がドボドボと流れる非常に大きな露天風呂が脱衣所の前にすぐに広がる。
洗い場はなく、かけ湯をして入る。
圧倒的なスケールで、泉質も抜群だ。

草津を訪れた際には行ってもらいたい名湯である。
最高ランクの三ツ星プラスを惜しみなく付けたい。

★★★+ 酸化塩化物硫酸塩泉 pH1.50
群馬県吾妻郡草津町大字草津521−3
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