毎年農作業が終了する今の時期から農地の賃貸借や売買の件で話題になる。今年は例年に無く米価に安値や果物の降雹害で農家の懐が寂しく売買の相談が多い。農家間での農地の売買は売り手が多く買い手を探すのが難しい。
数年前までは農地を貸したいから作り手を探すのに奔走していたがこの頃は売買の話題が多くなる。これまで農業をやって来た高齢者は体に限界が来て出来なくなり農業の後継者がいなくなった。
昔は農業は親や地元の年配者の農作業を見よう見真似でも出来た。いろんな集まりでも同じ農業仲間が多く、通勤者は休日には農作業を手伝いそれぞれ共有する農作業の話題が多かった。話題の中に入って話を聞いていると農業にも自然を関心が湧いていた。挨拶も空模様から始まり自然と農作物の生育状況や作柄だった。農作物は品質より量を多く収穫出来ればよかったが飽食の時代になり安心、、品質、美味しさ、安価の競争で片手間農業では経営胃は難しい。
大半は通勤者で後は年金暮らしの住民で様々な集まりでも余り農業の話題は上がらなくなった。生計を立てるのが農外収入が主で無理も無い事で休日はユックリ趣味や外出で農作業は高齢者だけ。数少ない担い手にお願いするのも耕作面積のは限界で借り手が無く売買の要件が多い。
底知れぬ農地の値下がり価格で買い手値段で交渉が進むので財産価値なんてなくなってしまう。これでは借金の担保物件には農地はならないのが当たり前。先祖伝来の農地でも農地の維持管理が出来ない状況では適正な価格なんてはいられない。売買斡旋も任せ切りにして置くと話は全然進行しない。年末休日に入り前に手続きの完了して置かないと1月総会には無理。
朝早くから法務局から登記簿謄本、役所、売り手、買い手と急ぎ廻り売買の段取りつける。売り手は1人暮らしで平日の日中は留守の多忙な身、急ぎの要件で帰宅後夜に吹雪空に訪問し委任状を貰い、年末最終日買い手農家とやっと滑り込みセーフの契約手続きをする。