台風並みの勢力の2つの低気圧の影響で時折り外は猛吹雪。暖房の効いた茶の間のガラス窓を拭きながら時々様子を眺める。横殴りの雪で一面真っ白な雪景色とうとう根雪になってしまうのか?と思う程の積雪と寒さ。朝から半日家の中に閉じこもって茶の間でテレビを見ているが面白い番組は無い。
家内はりんごの追加注文で発送の準備で伝票整理をしている。1つ1つ農作業は終っていくがまだ寒風菜の本漬けが気になって焦っている。顧客の顔が見えて我慢が出来ないようでどうしたら良いか同じ言を繰り替えし喋っている。
僅かに残ったラ・フランスを作業小屋の戸を締め切り地元市場出荷の撰果、箱詰めをしている息子。腰痛は大分治まり1日中で家の中で過ごす事は退屈している。吹雪の中のそのそと防寒着を頭から被り来客。
先日農地の売買で口約束で値段を決めて農業委員会総会に諮る要件での顔見知りが相談に来る。1枚30アールにも満たない面積水田に3人の地主だったが数年前に1人の地主が買い求め2人だけになった。残った地主も高齢化になり健康を害して売りに出している。
今年の米価の前払い金の安価で水田の値段はあってないような価格で買い手の言いなり。売り手はそれから税金、保健等の納入で手元に残る金額を胸算用してみる。小さい面積農家も大規模稲作経営農家も大変な時代に入った。