玉回し

2017-10-19 05:31:09 | 日記

 

葉っぱを摘んで日当たりの良いりんご、遠うくか見ると真っ赤に色付いて見えるが陽の当たらない裏側や枝に付いている所は青かったり黄色だったりでまだ色着きが悪い。りんご全面に赤く着色をする為1個毎葉っぱに隠れて日当たりの悪い所はりんごの実を回して前面に着色をする。

枝に付いているりんごも陽が当たらないので筋状に青くなっている。葉っぱに隠れている所は摘んでやれば簡単だが枝に付いてりんごは実を回して青い所に陽を当てて色着きを良くする作業は加減が必要。特に軸の短い大玉のりんごは無理すると実から軸抜けして落果してしまう。未だ青実や小玉、擦り傷等の障害果そのつど捥いでジュース用にコンテナに入れて置く。葉摘みで見つけた際にも障害果は捥いでいるが見つけ残しが結構ある。

大分着色」も進んだりんご園地に捨てて置くと野鼠の餌になって繁殖を助長する。出来るだけ越冬する前の餌」になるりんごの実は園地に廃棄しないように心がけしている。雪降る前栄養付けに盛んに餌を食べあさる野鼠で繁殖期にもなっている。これから降雪前に野鼠対策もしっかりしなければならないりんご畑。

赤く着色するりんごの管理は大変で日の短いしかも寒い時期葉っぱ摘みして直ぐに玉回しして紅葉が始まると収穫期に入る。美味しい蜜入りりんごは早捥ぎは出来ないが思いもよらぬ早い雪降りの年は雪害で大変な事になってしまう。美しい外見も美味しい中身のりんご生産に精を出して丁寧に玉回しをする。


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