さくらんぼ

2016-04-07 05:04:36 | 日記

 

 暖かい穏やかな天気、手伝い人も揃い賑やかに摘雷をする。暖かくて上着を1枚脱いで摘雷作業話は弾むが仕事も捗る。朝に僅かに咲いていた杏梅の開花も気温の上昇で午後からはまるっきり違う。小枝にづらりと付いた赤く膨らんだ蕾は一斉に開花して白い花びらが美しい。

 サクランボの蕾も膨らんで来て今年は例年に無い早い開花が始めるようだ。早い開花で心配なのは晩霜被害で摘雷していると果樹栽培仲間で寄って来て「高い枝だけ摘雷しったっだべ~」と晩霜被害を心配して声を掛けて来る。夜明け前の早朝の低い気温で蕾の状態に膨らんだサクランボのメシベは凍霜害に合い安い。

 特に低い場所は冷たい空気が重いので凍霜害が酷いので高い枝の場所だけ摘雷をしている農家が多い。昔地域全域果樹の酷い凍霜害で市の助成気金で灯油を燃料のした防霜ファンが設置した。

 温度設定をして自動点火で暖房器が作動するのだがなかなか効果が発揮しない。防霜ファンの器械は使用しない時期は作業小屋に格納している。結構重い防霜フアンの器械で重く運搬には大変で今では小屋に眠っている。栽培面積が広いので上も下も関係なく全部の枝の摘雷をする。

 面積が小さく多くの人手を確保できる農家は鋏を使って摘果で適正着果が出来る。結実歩合がはっきり判断出来るのは5月中旬頃で摘果期間は10日間くらいの短期間はりんごやラ・フランスの摘果と重なって出来ない。

 ラジオからは霜注意予報が流れている。こんなに早い生育で果樹の降霜被害はどうなるのか一抹の不安を抱きながらの摘雷作業。


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