農地集積

2016-12-07 04:40:30 | 日記


予報通り朝から冷たい雨降りで午後からは気温が下がり風雪の予報。毎年師走の時期になると農地の貸し借りで忙しく動き回る。今回も知り合いの人から農地の賃貸借の話があり内容を聞きに行く。農村はどこも同じで高齢者が主力になって農業をやっていて後継ぎ者が見つからず放任地が増えて来ている。

3世代同居も珍しく高齢者だけの家族構成で親子と一家団欒で農業を語り合う事もない。後継者になるはずの若者は農業には無関心で親が高齢で仕事が出来なくなると廃業になる。水田の生産調整の減反政策も29年度までで後は国から離れてしまう。来年の水田作付け面積の確認の書類の提出期限も近づいた。水田の賃貸借の件の要件なので出来れば提出期限までは話をまとめようと契約書類を持参して地主宅を伺う。

昔は同じ集落に住んでいて子供頃は大変世話になった高齢者。公職を退職して夫婦とも年金暮らしの裕福な家庭。5年前頃の農地の賃貸借の件で伺い契約書を取り交わした街場の振興住宅地。まだ空き地があったがいまでは多くの住宅地が込み合い住宅の側に建っているめぼしい小屋を目印に探す。街場なので近所付き合いはなく、どこの誰だかわからない人には聞いても教えてくれない。

やっと見つけ当てて狭い公道にぎりぎりに駐車して玄関に行く。郵便受けには英語で苗字は書かれていて間違いはなかった。車庫には吊るし柿が下がっていて皮むきして日が浅い橙色。同じ集落の柿の平種無し柿の幼木がありまだ元気で天気の合間を見て農業をやっている様子。老夫婦だけの家庭で作業用の男性に長靴が並べてある。声をかけても返事なく玄関脇の呼び出しのチャイムを押しても応答はないが家の中に人がいるような感じ。

おはようの朝の挨拶を大きい声を出したり、住宅周辺を見回してしても駄目。いつまでも玄関近くでウロチョロしていると怪しい者に間違われる。郵便受けの箱に留守で後日再度伺うと要件を書いたメモ用紙を挟んで来た。昼食時に家にいたが何しろ高齢者同士で難聴でわざわざ来てくれたのが分からなかったと恐縮した電話。午後から冷たい雨降りの中、又地主宅に伺い賃貸借件の要件を足す。


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