三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

議長任期をめぐる摩訶不思議な議論???

2012年05月08日 07時39分01秒 | 社会、政治、三重県、議員
 最近、議会の一部から「議長任期を1年に!」との話が聞こえてくる。しかも現山本議長を出している「自民みらい」会派からである。
 この「議長任期見直し」論は先般、某地元クオリティーペーパーでも特集されているので、ご存じも方もあるかもしれませんが、その記事の趣旨は「2年議長に耐えれる人材がいない」ので1年に戻すべきとのこと。その記事が火を着けたのか?それとも火のないところに煙はたたぬのコトワザ通り、任期見直しが公然と語られているが故に特集と相成ったのかは定かではないが、さまざまなところで語られ始め、わが会派まで飛び火をしてきている。
 まず指摘しておきたいのは、なぜ議長任期を従来の1年から2年に変えたかということである。今更、あらためて申し上げるまでもなく、二元代表制の下、議会の議論を一つにまとめ上げ、知事執行部と真正面から対峙できる議会を作り上げていくには、従来の名誉職的色彩の濃い「1年議長」ではなかなかその責務を全うできない、やはり腰を落ち着けてしっかりと仕事ができる「4年」とまでは言わないが、せめて「2年」間は議長として働いてもらう「実務型議長」をつくる必要があるのでは・・・そんな思いで「2年議長」が実現したのである。
 そしてその最初に不肖私がならせていただいた。もちろんその責務を完璧に全うしたなどと思い上がってはいませんが、私なりに頑張ったとの自負は持っています。私の次が現山本議長である。
 私が最も奇怪に思うのは「議長任期見直し」論が山本議長を輩出している自民会派から出てきていることである。山本議長の任期はまだ半ば、厳密に言えば半ばどころか1年経っていない。2年の任期が終わって、任期の検証が必要と言うのならば百歩譲って理解もできるが、1年も経つかたたないうちから「検証が必要」とか「1年に戻せ」などという意見がでてくるのは山本議長に対して実に失礼なことであると同時に、1年前「この人こそ2年議長にふさわしい人材!」と議長候補に推薦したのは誰だ?と言うことになる。
 腹の出具合で伸びチヂミするパンツのゴムではあるまいし、その時々の派内の都合や人の都合により「議長任期」を伸ばしたり縮めたりする議論をなんら恥ずかしげもなく展開する定見のなさに驚きを通り越して呆れ果ててしまう。
 昨日の議長定例記者会見で議長から「2年か1年かはよく話し合って決めてもらえばよい」との発言があったと報じられているが、「議長はよく我慢をしているな!」・・・と言うのが私の率直な感想である。温厚なのもいいが、怒るときには怒った方がいいのではないか。私が彼の立場なら「激怒」している。「私が2年全うした後、議論してもらいたい!」そう言えばいいのである。
 「人材がいない」・・・こう仰る方がいる。「人材がいない」のではない。今までの期数・年齢・順送りで見るので「人材がいない」のであって、その枠を取り外せば、三重県議会51名・・・人材は綺羅星のごとく存在をする。
 いずれにしても、こんなくだらない議論はそろそろ終わりにするべき。もっと議論しなければならない事柄が山積していると思いますが、いかがですか?
 

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
舟橋議長は? (EXIT)
2018-02-11 10:19:23
昨年の所信で三谷代表の会派に所属する舟橋現議長は「議長は1年で」と発言されたと記憶しています。

5月は議員任期満了前最後の役員改選です。

新政みえも自民党会派同様に1年で議長交代でしょうか?

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