緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

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黒部トロッコ列車・アルペンルート・上高地、山岳紀行③

2022年09月15日 | 旅行
最終日、3日目は上高地です。
私は初めての来訪です。

朝、荷物を片づけていて気付きました。
カメラの電池の予備をどこに入れたか忘れてしまっていました。

もう一度、全部荷物を出して探すのも面倒だし、なんとか入っている電池で持たそうと思いました。
ところが、散策中、カメラの電源が入ったままになっているのに気づかず、電池切れになってしまったのです。
というわけで写真は途中までしか撮れていません。💦

この日の行程は午前中は上高地自由散策で、上高地にあるホテルで洋食ランチをいただいて、後はバスと電車を乗り継いで帰りました。

安曇野からバスで上高地まで行きましたが、降車場所は大正池近くと上高地バスターミナルの2箇所自由選択。
河童橋の方に行きたい人はバスターミナルで降りるのですが、私は大正池近くで降り、森の中の自由散策を選びました。
ですから河童橋には行ってません。

大正池ホテルの脇の細い道を降りて大正池に行きます。


大正池です。


この日は曇っていましたが雨が降るほどではなかったです。
上高地の地図をもらっていたのですが、私は自慢じゃないが地図の読めない女。
大正池からどう行けばいいのか、ちょっとウロウロとしてしまいました。
大正池の横の雰囲気の良い森の中を歩きました。

最初は湿地帯のような。





木道の道。



さらに森の中。








途中にある田代池です。


自分がどこを歩いているか分からなくなって、行き会った人に地図を見せて聞いてみましたが、その人達も分からないという話。
皆さん、どこを歩いているか分からないまま歩いているようです。(笑)

田代池を過ぎたあたりで気が付くとカメラの電源がonのままでした。
電池切れでここから写真は撮れなくなりました。
そこから梓川沿いの道だったのです。

昔、「梓川を見ると心が痛い」という言葉を読んだことがありました。
どんな川なんだろうと思っていました。
あまりに澄んでいてという意味だったのかもしれません。
私は写真撮れずに悔しいけど心は痛くならずフツー。

田代橋を渡り、趣のあるホテルが立ち並ぶ道を歩き、集合場所の上高地ルミエスタホテルに着きました。
そのホテルでランチです。
メーンディシュはイベリコ豚のボリュームたっぷりステーキで、夕食が二日続きで和食でしたので大いに満足しました。

カメラの予備電池ですが、家に帰って片づけていると、リュックの一番外側の小さなポケットの中に入ってました。
失くさないように、取り出しやすいように、そこに入れたのだと思いますが、すっかり忘れていました。
認知、大丈夫か 💦

上高地の散策は、実質2時間余りで短すぎたように思います。
それは室堂もそうでした。
総花的に廻るツアーの限界かもしれません。
その場所のだいたいのイメージや地理を掴んで、別の機会に個人でじっくり廻ると良いかもしれません。

今回はお一人様限定のツアーで行きました。
旅慣れた人が多かったように思います。

お話してみると「高野山から来ました」とか「吉野から来ました」とか。
そこって人が観光で行くところではと思うような場所から朝早く起きて集合場所に来ていました。
ふだんお話できないような人達とお話するのもお一人様限定ツアーの楽しみの一つだと思います。

山岳紀行はこれで終わりです。


黒部トロッコ列車・アルペンルート・上高地、山岳紀行②

2022年09月12日 | 旅行
二日目は立山黒部アルペンルートです。
私が行ったコースは富山県側の立山から長野県側の扇沢に向かうコース。
宿が立山にあるホテルでしたから、ホテルのバスで立山駅(475m)まで行きました。

ここが富山側の出発点みたいです。

簡単な旅行の行程表は貰っていましたが、詳しい表は当日手渡されました。
それを見ると何とも複雑。

まず最初に立山ケーブルカー(7分乗車)で美女平(977m)まで、次は立山高原バス(50分乗車)で室堂(2450m)まで、次は立山トンネルトロリーバス(10分乗車)で大観峰(2315m)まで、次は立山ロープウェイ(7分乗車)で黒部平(1828m)まで、次は黒部ケーブルカー(5分乗車)で黒部湖(1455m)まで、次は徒歩(20分歩行)で黒部ダム(1470m)まで、次は関電トロリーバス(16分乗車)で終点の扇沢(1433m)です。

7つの異なる方法で移動するわけです。
乗り物オタクの人にはたまらないルートですね。

ツアー客は添乗員さんの後をついていくだけですが、添乗員さんは大変だと思います。
今回の添乗員さんはアラフォーの小柄な女性で、色々と注意されました。
はぐれた時の行動の仕方、決して後戻りしないで先に先に進むこととか。
最終的には扇沢に着くからと。
ツアー客は団体の出入り口を利用するのですが、はぐれた場合は自己負担とか。

今回のツアー、キャンセルもあったらしくツアー客は10名という少人数でしたので、はぐれる人や集合時間に遅れる人もなくスムーズにいきました。
それにしても乗り降りが頻繁で、今思い返しても何がどうだったか記憶がおぼろ・・・。
覚えているのは以前にも行ったことのある室堂と黒部ダムです。

というわけで室堂です。




みくりが池


私が10年くらい前に室堂に行ったのは高山の鳥を見る為のバードウォッチング専門ツアーでした。
その時は、室堂では雷鳥とイワヒバリを見ました。
今回はどちらも見ることはできませんでした。

ランチは室堂のレストランで食べたのですが、そこで働いている人の話では、その日はその夏中で一番晴れていたとか。
雷鳥はその名の通り、雷が鳴るような荒れた日に出会いやすい鳥で、晴れだと出会うのは難しいようです。
自由時間も短かったので探すのも無理っぽかったです。

高山草のチングルマの花も綿毛を飛ばした後でした。


ちなみにランチは2450mの山の上にもかかわらず、美味しいものが出てきました。(^^)v
10年前に行った時も「あのレストランのコーヒーは美味い」と聞いていたので評判は良いみたい。
(前回の釧路旅行では海が近い平地でも酷い料理でした。この違いは一体どこからくるのでしょうか。)

次の大観峰から黒部平まで支柱が一本もないロープウェーに乗りました。
ここでは夏の鳥、イワツバメがたくさん飛び交ってました。

大観峰からの景色。


こういう看板もあって、見える山の名前が分かるようになってます。


黒部平は写真スポットという話ですが、行ったという証拠写真だけ撮りました。


黒部ダムです。
観光放水をやってます。





かなりしんどい思いをして展望台に登りました。
そこから撮ったダム湖。





黒部ダムの見学でこの日の観光は終わり、後は扇沢まで関電のトロリーバスで行き、その後、2泊目の安曇野温泉のホテルまでバスで行きました。

こんなふうに乗り換えが多いと、その度ごとに荷物を全部持って移動しなくてはならず、それがちょっと大変でした。
実際には、室堂や黒部ダムでは、荷物はコインロッカーに預けられたのですが、観光客が多いとそれもできないみたいです。
コインロッカー代、300円とか600円とか高かったけれど、ツアーの人達と一緒のボックスに入れて割り勘しました。

実は旅行の前々日に添乗員さんから電話があって、キャリーバック(いわゆるコロコロ)ではなく、リュックでお願いしますとか、雨具や防寒対策もするように言われていて荷物は増える一方。
実際には強力な晴れ男か晴れ女がいて(私じゃない)、雨具も防寒具もいりませんでした。

添乗員さん自身は小さめのリュックと書類の入っているらしい手提げだけで、あれで2泊3日の旅行が可能なのかという感じ。
同じツアー客と「着替えが入っていないのでは」とか「ずっと同じ下着なのかも」などと冗談交じりに言い合ってました。

安曇野で泊まったホテルは新しくて綺麗で、部屋のベッドは2つ。
小さなキッチンもついていて、何日も連泊する人向けみたいな部屋でした。
(食器なんかも揃えてあった。)
あんなホテルで何日も泊まるなんて、羨ましすぎます。
夕食の和懐石も美味しかったです。

というわけで二日目は終わりです。


黒部トロッコ列車・アルペンルート・上高地、山岳紀行①

2022年09月06日 | 旅行
8月末、表題通り、黒部トロッコ列車・アルペンルート・上高地に2泊3日で行ってきました。
一人旅のツアー旅行でしたので効率的に回れました。

初日、8時に大阪駅集合、ちょっと早い時間で、その上、早く着き過ぎて時間が余りました。
で、大阪駅発の長距離バス乗り場のベンチに座り、朝の大阪駅を撮影。




8時集合なのに乗る列車は8時40分発の特急サンダーバード。
ゆっくり行っても良かったみたい。

金沢でサンダーバードを降り、金沢駅のコンビニでお昼のお弁当を購入。
コンビニだから大したものは無いだろうと思いつつ、チラシ弁当が置いてあったのでそれにしました。
値段は800円台でそれほど高くなかった。

それが大正解。
魚介類を初めとして具の種類が多く、とても美味しいものでした。
旅行客の為にコンビニ弁当ではない、本格的な弁当を置いてたみたい。

食べたのは金沢駅で乗り換えた新幹線はくたかの中です。
今回の旅行、最初から美味しい物尽くしでした。

北陸新幹線は初めての乗車です。
金沢から乗って黒部宇奈月温泉で降りました。

宇奈月温泉から黒部渓谷トロッコ列車に乗ります。


この日のメーンはトロッコ列車です。
こんな感じの列車。


黒部川に沿ってV字渓谷の中を走ります。


宇奈月ダム。



川の色はエメラルドグリーン。


新柳河原発電所、ヨーロッパの城塞みたいな建物。














ツアーでは欅平まで行って、そこから往復する形で宇奈月まで帰ったのですが、途中で幾つか駅があり、乗り降りする人もいました。
こんな山の中、どこに行くのかと思いましたが、パンフレットを読んでみると温泉があって宿もあるらしいのです。
周囲にトレッキングに相応しい場所もあって夏休みに泊まりに行くのも良さそうな場所でした。

欅平で降りて帰りの列車に乗るまで散策。
橋の上からの景色です。





頭上に迫る、人食い岩。




帰りは同じ景色だし眠くなって寝てました。
あんな不安定な列車の中でよく寝られたもんだと自分でも感心しました。

このトロッコ列車、発電所建設の為に作られたもの。
走っている間、ご当地出身の室井滋さんのゆったりとした口調のナレーションが流れ、電源開発の歴史や見どころが聞けます。
よくぞあんな険しい山奥に発電所を作ったものだと先人の労苦に頭が下がります。

宇奈月からはバスに乗り、宿泊地の立山まで行きました。
立山山麓にあったホテルは新しくて綺麗で、私の部屋は洋室でベッドが3つ並んでました。

夕食も豪華。
前菜です。

次はこんな感じ。

その他、天麩羅の盛合わせやらお吸い物やら。
最後はデザートにコーヒーでした。


大浴場には夕食後に行ったのですが、最初にシャンプーしようとして何か変。
マスクしたままシャンプーしようとしてました。💦
おかげでマスクがビショビショに・・・。

なんと私は翌日のお風呂でも同じことを繰り返しかけました。
我ながら、経験に学ばない人間みたいです。(笑)

以上が一日目でした。


即解約!!

2022年09月03日 | 日記
私の家は珍しい家で、今も牛乳を配達してもらっています。
瓶牛乳を週に3本で、足りない分はスーパーで買ってました。

元々は親が契約していて、親が亡くなってからも、瓶牛乳は美味しいのでそのままになってました。
ですから50年以上のお得意さんだったと思います。
牛乳代は銀行から引き落としです。

先日、領収書が牛乳を入れるボックス内に入っていたので、それをチェック。
領収書と一緒に牛乳以外に買って欲しいもののチラシもそこに入っています。
それを紙のゴミとして分類もしないといけないわけで。

その中に牛乳販売店の経営者のエッセー調の挨拶文も入ってました。
毎回、書いてあることが現実離れした明治時代か大正時代かと思うような古臭い内容の文章だったので読まなかったのですが、今回ちょっと読んでみました。

読んでビックリ!!
亡くなった直後のマスコミの論調そのまんまの安倍元首相の大絶賛です。
その後に発覚した旧統一教会との関わりなど、なんの問題にもならないらしい。
読んでいて気分が悪くなり、すぐに牛乳の解約の電話をしました。

何があっても揺らぐことのない安倍ファンの頭の中を垣間見た思いです。