緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

日々の発見と思いのあれこれなど

イベント難民

2020年03月28日 | 健康
最近、能楽師の方のお話を聞く機会がありました。
その方は能楽師としての活動だけでなく、関西の落語家や講談師、文楽関係者など芸能関係の人達とグループを作っても活動されているらしいのですが、そのような方々の仕事が全くなくなってしまったとのことでした。

能楽師の場合、個人の方に謡曲を教え、月謝を貰って収入を得ることもできるのですが、それ以外の芸能関係の方々はきわめて厳しい状況のようです。
その能楽師の方は「この騒動が終わったら、皆さん、落語を聞きに行ってくださいね」と言ってました。

その日、家に帰ってパソコンのメールを開くとバードウオッチングのリーダーの先生から探鳥会のお知らせが来ていました。
その先生はプロのバードウォッチャーなのですが、「自分はイベント難民の状態」と書かれていました。
バードウオッチング関係のイベントも、それ以外のイベントもほとんど全てが中止になっているのだそうです。
それでも4月に探鳥会をやりましょうというお知らせでした。
バードウオッチングはもちろん戸外で行うものですが、それでも探鳥会の場合、人が集まって、バスや電車に乗っていくものなので自粛の対象になってしまうのです。

私は年金生活者なので、イベントが中止になっても、外出を自粛しても、暇を持て余すだけで生活に響くことはありません。
だから今回の新コロナウィルスの件で何の補償も要りません。
本当に収入を失ったイベント難民の人達に対して、早く何らかの給付を行ってほしいものです。

経済的に困らなくても、外出できない日々が続くと次第に閉塞感が高まってきます。
そのせいか私に頭痛とめまいの症状が出てきました。
治らないので病院に今日行ってきましたが、心配するような状態ではないらしいです。
色々と可能性を考えて血液検査をすることになりました。
私は元から閃輝暗点の症状もあるので、続くようなら脳のMRI検査をした方がよいかもしれません。
(閃輝暗点というのはこれです。)

               

さんぽ道blogのてちこさんにならい、私もミシンを買い換えました。
古いミシンはたぶん40年以上使ったと思います。
騙し騙し使っていましたが、もう使えなくなっていましたので、それを下取りに出す形で新しいミシンを買いました。何か作る予定はありません。
でもミシンがあればいつでも使えます。

ハッピーです。利かん気な顔をしています。
ツンデレな性格で、神経質な子です。
家の柱に爪を立てて登っていくほど元気です。
ラッキーとは姉妹ですが、容貌も性格もまるで異なります。
たぶん父親が違うみたいです。
猫って、同時に生まれた兄弟でも父親が違うことがあるのだそうです。(=^・^=)


健康講座、年度末で総括

2020年03月24日 | 健康
実は昨日が本来ならば「シニアの為の健康と医療の講座」の終了日でした。
でも3月以降、講座は新型コロナウイルス対策ですべて中止になっていました。
もちろん修了式も中止。
気持ち的にも中途半端なんですが一応総括します。

1年間の講座で、目玉と言われていたのがプライマリーウォーキングの講座でした。
結果は「う~ん」
他の受講生の評価も分かれました。
歩き方を中心に学んだわけですが、果たしてどれ程の意味があるのか?

その講座で良かったところを書くと、以前よりも姿勢が良くなった。
カッコいい歩き方が分かった。
問題はそれを続けていけるかどうか。
常に意識していなければならないわけで。
結構しんどい。

プライマリーウォーキングの講座は6回に分かれて受けたのですが、回数が多すぎたようにも感じました。
3回くらいで教わる方が理解できたのではないかとも。
先生は自信満々で一生懸命なのですが、どう考えても意味が分からないやり方もあったりして。
でも姿勢が良くなっただけでも良しとします。

それ以外は食についての知識や考え方が深まったこと。
スーパーフードやサプリメントについて最新の知識を得ることができました。

偶然ですが、私自身が食生活を大きく変えた時期と重なって、運動抜きでも食だけで体形が大きく変化することを知りました。
サプリメントについては、それを敢えて否定する講師はいませんでしたが肯定する講師もまたいませんでした。
それなりに有名で大きなメーカーの物を摂取していれば毒にはならないだろうという程度。
日本ではサプリメントは「機能性食品」と表示されて売られているのですが、ある講師は知人の言葉を借りる形で「気のせい食品」と言っていました。

元々私はサプリメントについては無関心。
でも多くのシニアがサプリメントにハマっている様子です。
経済的に余裕があれば気の済むまで買って飲めば良いのでしょうが、病院でもらう薬との飲み合わせには注意が必要みたい。

運動についてはどうか。
講座で色々と習ったのですが私の場合、そもそも運動嫌い。
実践は難しいです。

ただ、有酸素運動の重要性を知ることはできました。
息は変に止めないで、いつも深くしておかなければいけないみたい。
私は息を止めていることがあるので、意識して息を深くするようにしています。
いわゆる深呼吸で重要なのは吐くこと。
しっかり息を吐くと自然と吸えます。

医療と健康の講座は、これから齢を重ねていく上で基礎になるかもと思い、受けたのですが、食事や運動で生活習慣病的な疾患は避けられても、思いもよらない病気は避けられないかもしれないと思っています。
働いていた頃、同僚にヘルパーの仕事を5年していて、ケアマネの資格を取ったばかりの人がいたのですが、彼女は「齢をとれば誰でも難病になったり障害者になったりする」と言っていました。
その後、私の兄はその通りに難病に罹り、障害者になりました。
病気は初期の内に、酷い状態にならないように、油断せず、注意するしかなさそうです。

                         

4月からは新しい年度ですが、聞くところによると、やはり新型コロナウイルスの影響で、講座は5月半ばから始まるとのことです。
私は1年間、その学校はお休みすることにしています。


庭のゼンマイです。
たくさん芽が出てきましたが、今出てきているのは胞子葉で、一般に男ゼンマイと言われるもの。食用にするものではないです。
食用にするのは胞子葉の後に出てくる栄養葉で、葉っぱになるものです。
我が家ではゼンマイは数が少ないので、あくまで観賞用です。

兵庫県は危ない

2020年03月20日 | 健康
兵庫県と大阪府の往来を自粛する要請がでました。
現実的には無理だとしても、妥当な要請だと思います。
今の兵庫県の太平洋側、危ないです。

前に友人がボランティアで通っている伊丹市内の高齢者の施設でクラスターが発生したと書きました。
そして今、我が家の近所の高齢者施設でもクラスターが発生しています。
少し前に私がバードウオッチングした公園に隣接する施設です。
他にも兵庫県内では幾つものクラスターが発生しています。

10日くらい前の羽鳥慎一モーニングショーだったでしょうか、PCR検査が適切に行われていない例として兵庫県内のクリニックの事例が紹介されていました。
クリニックの医師が診察した患者が後に陽性と分かり、医師が自分も感染していないか心配になりPCR検査を希望したところ、必要ないと言われたものです。
それでも医師は自分が感染している可能性を考えて自主的にクリニックを2週間の休診にしたところ、激しい風評被害にさらされたという話でした。

番組では相談センターへの電話取材も紹介されていましたが、センター側は「医師はサージカルマスクをしていたのだからPCR検査はする必要はありません」と自信満々な声で答えていました。
医師が診察のような濃厚接触をした場合、サージカルマスクだけで防げるならば、誰も新型コロナウイルスで苦労はしないでしょう。

この場合、医師だけでなく、看護師や、その日、クリニックに訪れた他の患者も検査すべきだったのではないでしょうか。
少なくとも直接患者と接触していない看護師や他の患者は2週間の経過観察が必要でしょう。
名古屋では、陽性患者がコロナウイルスをばら撒くと言って飲食店を訪れた事件がありましたが、同じソファに座っただけの女性が感染していますし、店は2週間の休業を強いられているのですから。

私は羽鳥慎一モーニングショーを見ていて、兵庫県はヤバイと思いました。
対応がゆるいというか、ぬるいというか、高を括り過ぎていました。
だから、クラスターになった施設に出入りしていた友人が、相談センターに電話して大丈夫だと言われたのを聞いても『本当に大丈夫か』と内心思ったのです。
案の定というか、兵庫県内ではクラスターがあちこちで頻発してきました。

昨日も、兵庫県の担当者の会見をテレビで見ましたが、もうさすがに自信満々ではなく口ごもりながら「高齢者を優先的に・・・」などと言っていました。
優先的に何をするのか、具体的なことは何も言わないのです。
井戸知事の会見も酷いと思いました。
兵庫県がどうなっているのか、この知事にはまだ理解できていないらしく、ヘラヘラした態度で、大阪府に言われたくないみたいな言い方でした。

ここ数週間、私も暇だから、テレビを見ていることが多いのですが、そうすると各自治体がどのように対処しようとし、その成果もまた見えてきています。
一時はアウトブレイクが起きていると言われていた和歌山県が、国の基準を超えた徹底したPCR検査を実施してクラスター潰しを行った結果、ほぼ制圧に成功しています。
大阪府も先手先手で対応し、クラスター潰しを行って陽性患者の発生を抑え込んでいます。
逆行しているのが兵庫県なのです。

PCR検査については、よく誤解(曲解?)されるのですが、希望する人は全員検査しろとか、全国民を検査しろとか、全住民を検査しろとか言ってはいないのです。
(逆に希望者全員とか全国民とか全住民をPCR検査しろなんて言っている人はいるのかと思います。)
今の段階では濃厚接触者やクラスターに関係している人です。
その点でいい加減だったから、今の兵庫県の現状があるのです。

兵庫県は明らかにクラスター潰しに成功していないのです。
原因は極力PCR検査を避けて、陽性の人を見つけ出してこなかったことでしょう。
今頃になって最初のクラスターであるグリーンアルス伊丹の関係者の検査がやっと終わりかけているそうです。(調べてみると兵庫県では昨日の段階でPCR検査の数が急激に増えています。やろうと思えばできるんです。)
最初に患者が確認されてから一体何日たっていることか。
グリーンアルス伊丹だけではない無症状や軽症の陽性の患者が動き回って感染拡大を起しているとみるべきでしょう。

兵庫県は県民に行動の自粛を呼びかけるだけでなく、自らも積極的なクラスター潰しを行うべきでしょう。
また大阪府のやり方を真似してもよい、一刻も早い医療体制を整えるべきでしょう。
医療体制という面でも今の方策は不十分です。
よほど締めてかからないと兵庫県での感染爆発の可能性は高いと思います。


庭は春

2020年03月16日 | 庭の植物
暇です。
長期間掃除していない場所の掃除とか片づけとか、やろうと思えばやることはたくさんあるのですが、そういうことは全然やる気が起こらず、毎日少しづつ庭仕事しています。

庭に茶花を植える計画ですが、今年は暖冬で植え替えの時期を逸したかもしれません。
2月にやるべきだったかもです。
やたら芽が出たフジバカマ。

ホトトギス。今から地植えに植え替えるには遅すぎるような。

スイレンは、去年欲張って複数の株を植えて花が咲かなかった失敗に学んで、一つだけ株を植え付け池に沈めました。
他の株は処分です。

毎年咲くクリスマスローズ。



クリスマスローズも増えすぎましたので掘り起こして処分の予定です。

房咲水仙。

普通のラッパ水仙。
水仙も、色んな種類があるのですが、今年花が咲かなかった株は掘り返して球根ごと処分しました。
花が咲かなくても小さな球根を植え変えて2年後くらいに花を咲かすこともできるのですが、水仙ばかり多すぎたのでやむなしです。

ガーデニングって、結構思い切った処分を繰り返さないと庭が整わない気がします。

今後、茶花を中心にすると、今までのようにチューリップの球根を植えつけた上にパンジーを植えたりすることも無くなるかもしれません。
こういう光景も今年最後かも。

春になると咲き始める侘助ツバキ。
この鄙びた味わいが茶人に好まれるとか。
ちなみに茶道の先生の話によると侘助ツバキの見分け方は、葉が普通のツバキに比べて細長いことだそうです。

木犀の新芽も勢いよく出てきました。

アケビにはもう蕾が・・・。早過ぎます^^;

庭仕事をしていると、いつも私の庭仕事に付いてきた猫のミーちゃんのことが思い出されます。
今の猫達は完全室内飼いで外に出ることはありません。
ミーちゃん、お空で私の仕事ぶりを監督しててね。


ひきこもりの日々

2020年03月14日 | 日記
友人と大阪のホテル阪神でランチの約束をしていたのですが、電話で場所の変更を頼まれました。
友人の話によると、ボランティアで時折通っていた近くの高齢者施設で新型コロナウイルスの感染者が出たとのこと。
「濃厚接触したの?」と聞くと、2週間以上前からボランティア等で行くことは禁止されていたので、濃厚接触はしていないとのことでした。
その施設、テレビでクラスター感染が取りざたされていた施設でした。

で、それでどうしてホテル阪神を中止するのか意味不明。
よく聞くと、北区のライブハウスでのクラスター感染を気にしているのでした。
ホテル阪神に行くには電車で北区の梅田まで出て、福島区のホテル阪神に行くことになるので。
それは全然関係ないと思うけれど、ビビリまくっていたので、どこならOKなのか聞いてみました。
近所のレストランならというのですが、近所のレストランは概ね狭くて換気が悪そう。
あれこれ案を出し合って、阪神尼崎駅近くの都ホテル尼崎のレストランに行くことにしました。

都ホテル尼崎、以前にも食事を何度かしたことがあり、私の経験では味は満足できるものでした。
このホテルではディナーブッフェやランチブッフェのレストランが美味しくて、かつリーズナブルで評判なのです。
でも、今は新型コロナウイルス対策でブッフェスタイルの食事は都ホテルでなくても休業中が多く、都ホテルでも休業中でした。
それでランチは和食にしました。⇒ここ
どの料理も、とても美味しいものでした。
混んではいなかったですが、お客さんの入りもそこそこありました。
カメラは忘れたので写真は無しです。

話を聞くと、友人は相談センターに電話で自分は大丈夫か問い合わせたようですが、大丈夫だと言われたそうです。
相談センターは信用できるのかと内心思いましたが、そんなことを言ってビビらせても仕方ないので黙っていました。
相談センターはPCR検査を受けさせないことに一生懸命なわけですし。

テレビで、今回の感染症の拠点病院の医師が、退院基準をフレキシブルにしてほしいとしきりに訴えていたのが印象的でした。
というのも、今の国の方針では陽性が出た患者は、症状がなくても一律入院させることになっていて、二度の陰性結果が出て初めて退院できるのです。
当然のことながら、拠点病院では元気な陽性患者がベッドを占拠してしまっているのだそうです。
PCR検査を簡単に受けさせると元気な患者で病院があふれることになり医療崩壊が起こってしまうわけです。
そこで国は陽性患者を出さないようにPCR検査を簡単には受けさせないようにしているのだそうです。

厚生労働省のお役人的思考というか、なんか変な話ですね。
PCR検査を受けさせないで、比較的元気な陽性患者が街中を闊歩する方がもっと問題ではないですか。
元気な陽性患者は退院させて自宅待機にしてもらえば済む話ではないですか。
今は相当に重症にならないと検査自体が無理な状態です。
大阪府が陽性患者のトリアージを行う方向で動きだしたのは、こうした医療の現場を踏まえたからでしょうか。
「感染させてやる」と言って、わざと街中を闊歩する元気な陽性患者もいましたけれど稀な例でしょう。

私の友人の場合は、日数的にも大丈夫だと思いますが、最初に北区を通りたくないと言ったのは、やはり今回のコロナウイルスに関する無知からきていると思いました。
今回の対策については、首を傾げたくなるものが多いのが現状です。
例えば「新型コロナウイルスから子供達を守る」というような言い方。
子供の場合、罹っても無症状だったり軽症だったりすることは中国の例でも分かっているのに。
守らなくてはならないのは高齢者なのに、「子供達を守る」と言って学校を休校にすれば何かやってる感はありますが、今の時点で必要な対策だったかどうか・・・。

                    

さて、阪神尼崎駅近く、何か見る物はあるかというと、平成の築城と言われた尼崎城があります。
中に入れば色々と遊べるらしいのですが、この日は新型コロナウイルスの影響で休業中でした。
外から眺めるだけで我慢しました。
この近辺、色んな宗派のお寺さんが集まった江戸時代からの寺町もあります。
観光寺院ではないので中には入れませんが、町には独特の風情があります。

                    

最後に我が家の猫達。
仲が良いのか悪いのか。