緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

日々の発見と思いのあれこれなど

住吉大社で謡曲の奉納

2022年04月30日 | 謡曲
四天王寺で能楽の「高砂」を地謡の一人として参加する大阪大連吟の本番が近づいてきてます。
今年の大連吟の詳しいことはココです。
今年はコロナも下火と判断されたのか有観客での開催となりました。

大連吟では遊連吟といって、先生も含め大連吟に参加する人達の有志で、ゆかりの神社へ謡の奉納に行くことがあったそうです。
コロナでそれもここ数年はなかったのですが、今年は行おうということになりました。
例年は謡曲「高砂」にちなんで兵庫県高砂市にある高砂神社に行くことが多いのだそうですが、今年は同じく「高砂」の舞台の一つ、大阪市住吉区にある住吉大社に行くことになりました。

あいにくその日は雨でした。
住吉大社の有名な反橋(そりはし)のたもとが待ち合わせ場所でした。

この写真、古いコンデジで歩きながら撮ったのでピンボケです。
子豚のようなワンコが写っていたことには気がつきませんでした。

住吉大社は若い頃に何度かお詣りしたことがあります。
この反橋に苦労した覚えがあります。


今は足元に階段状のものが付いていて渡りやすいですが、昔は途方もなく渡りにくかったような記憶が・・・。

神主さんの話によれば、さらに昔々はもっと渡りにくかったようで、渡る人は転げながら滑りながら、渡っていたとのことです。

心配しなくても近くに平橋がありますので自信のない人はそちらで渡ればよいです。
但し、反橋は渡るだけでお祓いの意味があるとのことで、ネガティブなモノが心身に纏わりついているなと思われる方は是非反橋を渡られることをお勧めします。

この橋を渡ることで俗界から聖域に入ることになります。
私はもちろん反橋を渡りました。

昔々はこの反橋から先に海が広がっていたとか。
四天王寺が、大鳥居の先から海が広がっていたのと同じです。
そしてこの反橋が大阪の八百八橋の第一番目なのだそうです。

神主さんの案内で、建物の内部に入り、祝詞(のりと)の奏上、神楽女(かぐらめ)さんの舞、謡の奉納と続きました。
その後、別室にて神主さんのお話を聞きました。
予定では神主さんの案内で歩きながら国宝である4つの社殿の説明を受ける筈だったのですが、とにかく雨がひどくて、建物の軒下から説明を聞くことになりました。

神主さんは雨のなかです。


実は私の短大時代の友人が、20代前半の頃、住吉大社で神楽女さんとして勤めていました。
神楽女というのは巫女さんのことですが、住吉大社では舞を舞うことが多く、神楽女というのだそうです。
住吉大社の御田植神事は特に有名で、カメラのフラッシュが凄かったと聞いていました。
それ以外にも友人からは色々と面白い話を聞かされています。

神主さんの話は真面目で、歴史的なお話でした。
住吉大社は航海の神、港の神で、遣唐使は住吉大社がある場所から唐へ出発したとのこと。
その時、代々、住吉大社の神官であった津守氏が同乗し、海が荒れて沈没しそうな時は津守氏が生贄として海に身を投じたというような話。


津守氏は古代から続く住吉大社の神官の家柄だったそうですが、明治以降、神官は官僚となり、津守氏が神官となることはなかったそうです。
明治期、神社が国家神道に取り込まれる話は、廃仏毀釈と並んで色々と考えさせられます。

その後は近くのイタリアンのお店に行き、皆でイタリアンのコースをいただいて帰りました。
なかなか有意義な一日でした。


気力減退

2022年04月27日 | 日記
あまり更新しないのも何なんで、身辺雑記を。

年度が替わって、公民館の茶道教室の前年度の会計を締めたところ、監査より間違いありとの指摘。
ほんと、何でそんなとこ間違うのかと思うところで間違い、その上、変な勘違いで合わないのに納得してました。
この一件では落ち込んでしまいました。

ボケというより眼が原因みたいです。
とにかく何を見るのも見辛いのです。
少し前に眼科医より精密検査を勧められ、大きな病院で検査しましたが、やはり緑内障以外の原因はないとのこと。
緑内障の眼圧を下げる点眼薬、4種類になってしまいました。それを朝晩です。

新聞も本も見辛いので見なくなりました。
スマホはメガネを外して近づけると見えます。
でも、それが目には悪いのかもしれません。

それやこれやで気力も減退。
なのに用事はそこそこあります。
適当に嘘ついたりして休んでいます。
「行く気がありません」なんて、言えないですから。
無理して行っても仕方ないし・・。

4月から家庭園芸の講座が始まりました。
思っていたより大変そう。

というのも、私は庭の手の入れ方というか、手の抜き方を期待していたのですが、家庭菜園の授業が多く、実際に圃場で作ったりするからです。
そういうのは作りたい人にお任せし、出来上がったものだけは頂きたい、なんて調子良すぎるか
トマトと胡瓜の詳しい作り方は習ったので、一本づつ苗を買って、家で作ろうかとも思っています。

庭は1年で一番花の多い時になりました。

アマドコロです。


シラー、ほったらかしでも毎年咲きます。




乾燥した土地を好むというので、我が家の庭の一番乾燥した場所に植えたキンギョソウ。
金魚に見えますか?


茶花のミヤマオダマキ。
株が大きくなってきました。


ビオラとシラーとアリッサムの混植😊


もう一つオマケは恋やつれした猫。

近所の猫のようですが、雌猫を追いかけています。
この時も雌猫が近くにいて、しきりとラブコールしてました。
私が呼ぶとチラッと振り返りましたが、どうも恋に溺れている様子。
何歳か分かりませんが気持ちは若いみたいです。

私も頑張らねば